[アルベル監督インタビュー]
Q、京都のインテンシティが高いサッカーにはどういう印象を持っていますか。
A、明日の試合は誰にとっても魅力的な展開になると予想しています。昨シーズンの印象だと、(京都が)ホームでは、よりアグレッシブにプレスに来た印象がありますし、(京都が)アウェイの試合では、より引き気味に戦ってきて、カウンターから失点し負けてしまいました。なので、明日の試合ではよりアグレッシブに来ることが予想できます。とてもインテンシティが高いことが京都の特長です。ただ、我々も同じ長所を持っていると思います。我々もかれらと同等、またはそれ以上のインテンシティを発揮して、試合を支配したいと思っています。
Q、ホームでの2試合を通しての収穫はどこにあったと感じていますか。
A、もちろん収穫はありました。選手たちにも伝えていますが、私は選手選考の部分では、自分の感覚を信じています。そういう意味でも先日のルヴァンカップでは、今までプレー時間に恵まれていなかった選手たちの活躍には良い印象があります。そう考えると、そのメンバーから明日の試合に向けてメンバー入りする選手がいても不思議ではありません。特にシーズン立ち上げ当初は、メンバーは流動的になるものですし、なるべきだと思っています。
Q、色々な材料を使って、美味しい料理ができることを期待しています。
A、まだシーズンは始まったばかりです。まだまだ道のりは長いです。選手たちにはチームが成長段階のなかで、毎試合ピッチのなかで全力を出し続けるということを求めていますし、インテンシティの高いプレーを求めています。もちろんミスは起こります。特に今は新しいチャレンジをし始めた最初の段階。そういう時期はミスが起こりますが、それにひるまずしっかりと成長し続けていきたいです。
Q、広島戦、磐田戦でボールが前に進まない時間帯もあったと思います。明日の試合に向けてビルドアップで修正を施した点があれば教えてください。
A、この2試合は明確に違いがあったので、そのなかで選手たちがみせたプレーにも違いがあったと思います。特に広島戦では、マンマーク気味にプレスに来るチームに対して、ビルドアップに苦しんだ部分がありました。一方で磐田戦では、我々自身の課題として、前に行く意識というものが、特に前半は希薄だったと感じており、そこは改善すべき課題だと思います。いつも伝えている通り、これもチームが成長するプロセスの一部だと思っています。相手チームのゲームプランによって我々が試合のなかで抱える課題というものは違ってくるので、それを一つひとつ打開して、成長していきたいと思っています。それに加えて、リードしている状況なのか、同点の状況なのかという部分も試合の流れに影響をするので、それも踏まえたうえで良い形で試合をコントロールしたいと思います。今週選手たちは良いトレーニングを積み重ねることができています。なので、良い感覚で明日の試合に備えることができていると思っています。
Q、京都も前からプレスに来るチームだと思います。それを考えた時に広島戦の反省を活かせる点はどのようなところでしょうか。
A、試合を重ねるごとにチームは成長するので、広島戦の課題を打開して明日の試合に備えたいと思います。成長するためには、乗り越えることが難しい課題に出会わなければいけません。なので、広島戦で出た課題を明日の試合で乗り越えることがチームの成長に繋がると思っています。私はチームのことを信頼しています。ここ最近の試合で出てきた課題をしっかり消化して、成長した姿を明日ピッチの上で、ファン・サポーターのみなさんに向けて、お見せできれば嬉しいです。
[選手インタビュー]
<紺野和也選手>
Q、今シーズンから背番号が17に変わりましたが、何か思い入れがあるのでしょうか。
A、特にはないですが、プロ3年目になりましたし背番号を変えようかなと考える中で、空いている番号の中から親や友人に聞いて17番に決めました。
Q、東京の17番は紺野選手というイメージをつけていきたいですか。
A、イメージがつくような活躍をしたいと思います。
Q、昨シーズンの大怪我を乗り越えて今シーズンは上手くシーズンに入れていると思いますがいかがでしょうか。プロ3年目に懸ける意気込みも聞かせてください。
A、今シーズンの第一の目標は怪我なくプレーすることです。そのためにも、ケアを欠かさず、これまで以上に気を使っています。コンディションは100パーセントではありませんが、良い状態を保てている秘訣がケアだと思うので、継続すると同時に、3年目ということで試合で活躍できるかがカギになるので1日1日を大事に過ごしたいです。
Q、左足のキックの精度が上がっていると思いますが感覚はいかがでしょうか。
A、感覚は悪くないですが、もう1、2段階上げられると思うので、突き詰めていきたいです。コンディションはある程度良いので、身体のキレやボールタッチの感覚を自主練習で取り組み続けていけば100パーセントになると思います。
Q、昨シーズンのゴールを境に吹っ切れた印象がありますが、気持ちの面でも影響が大きかったのでしょうか。
A、プロとしてゴールを取れていなかったのでひとつのターニングポイントになりました。昨シーズンや一昨シーズンは試合に出場出来なかったので、起用してもらえれば結果を残す自信はありました。今シーズンは試合に出場する機会が増え、まだ1点しか取れていないですがもっと取れる感覚はあります。得点だけでなくチームに貢献できると思っていますし、試合に出続けることを大事にしたいです。
Q、シュートの感覚が良さそうですね。
A、良い位置でボールを持てたときはゴールを見てシュートを打つイメージを持てています。迷いがないことが良い感覚で打てている要因だと思います。
Q、自身の持ち味をしっかり出せている感触はありますか。
A、ドリブルは武器なので、そこで負けたら起用してもらう意味がなくなると思います。ドリブルには自信がありますし絶対に負けたくないプライドもあります。そこは毎試合意識してプレーしています。
Q、広島戦では前線にボールが入らない時間帯もあったと思いますが、サイドの選手として何を意識してプレーしていましたか。
A、広島戦は今シーズン初めてスリーバックのチームと対戦することもあり、フォーバックを想定してスペースへの動きをチームとしてイメージしていました。しかし、中々スペースを見つけるのが難しく試合中に話しながら改善していこうとしましたが、上手くいかなかったです。試合後の練習を通して、スリーバックの相手にどうプレーするべきかということをチーム内で話せたので、次に同じシステムの相手と試合をする際は対応できると思います。
Q、京都は前線から厳しくプレスをかけてくると思いますが、これまでの試合の反省で活かせる点はどこでしょうか。
A、チームとして前節は前線からの守備に焦ってしまい、ロングボールが多くなっていました。相手の守備を恐れずに自分たちの技術を信じてプレーすることと、選手間の距離を考えながらプレー出来れば相手の守備を剝がせると思います。
Q、3連勝がかかっています。
A、監督も言っていましたが、連戦が続くので、勢いに乗るためにも大事な試合になります。他チームで連勝しているチームが少なく、3連勝できれば上位に浮上するチャンスなので、明日の試合は大事だと思っています。
Q、アダイウトン選手との連携も良いように見えますがいかがでしょうか。
A、逆サイドを常に見てくれていますし、監督からも意識するように言われています。アダイウトン選手がボールを持った時は逆サイドでいつでもボールが来て良いように準備しています。
Q、京都に対するイメージはいかがでしょうか。
A、前線からアグレッシブにくるイメージです。ピーター ウタカ選手が前線にいて一番危険な選手なので前線から守備をして相手に良いパスを出させないように意識してプレーしたいです。
Q、サイドでプレーするやりがいや面白さは何でしょうか。
A、サイドラインに張ってボールをもらい、ドリブルや背後へのランニングからチャンスメイクすることを求められています。自分の特徴を出せるようなサッカーなので楽しくプレーできています。
Q、監督から求められているプレーは何でしょうか。
A、監督から攻撃は自由にアイデアをもってプレーしてほしいと言われています。ボールを持ったら、ひらめきを大事にしています。