8/7 清水戦 MATCH PREVIEW & INTERVIEW

INTERVIEW2022.8.06

8/7 清水戦 MATCH PREVIEW & INTERVIEW

<マッチプレビュー>
前節は広島に2-1で勝利し、リーグ2連勝を飾った。アウェイで先制を許す苦しい展開となったものの、守備陣が1失点で耐え、攻撃陣がそれに応える形で試合終了間際に逆転。森重は「理想はずっとボールを持っていること。ただ、それができない時に失点しないで耐えれば、また自分たちの時間がくる。苦しい時間帯で我慢強く戦ったことが、結果につながった」と振り返った。

今節の対戦相手となる清水は今シーズン、苦戦を強いられているとはいえ、ゼ リカルド新監督が就任した6月以降は2勝1分3敗と息を吹き返しつつある。中断期間中には乾貴士、北川航也、ヤゴ ピカチュウといった実績のある選手を獲得。5月の前回対戦で3-0と勝利したときとは別のチームと考えたほうがいいだろう。

東京もチーム状態は整いつつある。広島戦ではEAFF E-1サッカー選手権開催に伴う中断期間中に加入したルイス フェリッピ、塚川孝輝、木村誠二の3選手が途中出場でそろってデビュー。エースのディエゴ オリヴェイラが6試合ぶりに得点を決めたことも大きなプラス材料だ。

残り3分の1となったシーズン終盤戦に向け、ホームで弾みをつける勝利を期待したい。

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[アルベル監督インタビュー]

Q、エウ ガヴィランフィジカルコーチが退団しましたが、代わりのフィジカルコーチはいますでしょうか。
A、今、適任者を探す形で動いています。当然今の時期簡単ではありません。ただ、今回の彼の退任は私的な理由だったので仕方がないものだと受け止めています。

Q、次のフィジカルコーチが決まるまで練習メニューはどうやって決めていますか。
A、特に今問題はありません。松原アスレチックトレーナーが臨時的にエウ ガヴィランフィジカルコーチの不在をカバーする形をとっています。今シーズン終盤に向けてトレーニングの流れというのはもう構築されているので、そういう意味では全く問題なくトレーニングは進んでいます。

Q、前節の広島戦で三田選手のパフォーマンスが良かったと思いますが評価はいかがですか。
A、彼のクオリティに議論の余地はないと思います。ただ、サッカーのクオリティだけでは活躍できません。それに加えて集中力も重要ですし、守備での貢献も重要になってきます。三田選手もここ最近上手く改善し、広島戦ではしっかりチームに色々な要素において貢献してくれました。彼のような特徴を持った選手は、ウィングやインサイドハーフとしてもプレーできるので、我々にとっては重要な選手の一人だと思います。

Q、安部選手がゴール前でシュートを外してしまったシーンで、三田選手が佳史扶選手と連携して上手く持ち込めた場面がありました。あのようなシーンを作り出せるのが三田選手の良さと考えていますか。
A、いつも言っている通り、最後のフィニッシュゾーンに関しては選手に自由度を与えています。フィニッシュゾーンでのスペースはとても狭いです。狭いスペースでのプレーが求められるがゆえに、当然選手一人ひとりのクオリティが必要になってきます。あのプレーは、長くボールを保持した形で、最終的にゴール前まで崩すことができた、とても魅力的なプレーでした。最後のコンビネーションのところは、やはり注目に値するものでした。

Q、ホームでの試合が2試合続きますが、意気込みと重要性を教えてください。
A、シーズン当初から言っていますが、日々試合を重ねるごとに成長していきたいと思います。このホーム2連戦でも同じことです。不在の選手もいます。その選手たちの穴を埋めるためにも、他の選手たちに活躍して欲しいです。そして、自信を持ってプレーするところは、いま改善してきています。それを引き続き強調して明日の試合に臨みたいです。ただ、試合は1試合ごとに別物です。色々な細部によって試合の流れ、展開が変わってくるので1試合1試合としっかりと集中して臨むことが重要になります。当然ホームゲームというのは、我々にとってより心地よくプレーできると思います。ただ、日々成長すること以上のことを私は求めたいとは思いません。

Q、清水は、夏に乾選手や北川選手が加入し、前回の鳥栖戦でも終盤に2点決めて追いついていましたが、改めて印象はいかがですか。
A、攻撃陣にチアゴ サンタナ選手、乾選手をはじめクオリティの高い選手がいるので、余裕を与えてしまうとやはり危険な攻撃をされてしまうというのがあります。いつも言っていますが、このJ1リーグはとても拮抗したリーグだと思います。それゆえに、順位表による大きな力の差があるかというとそうではありません。清水は、ボールを重要視するチームだと思います。サイドからの攻撃も警戒が必要です。そういう意味で、対戦するには魅力的な対戦相手だと思います。

Q、松木選手が開幕から出場し続けていますが、ここまでの成長をどう感じていますか。
A、松木選手は、とても勝負にこだわる気持ちが強い選手です。現代サッカーが求めている典型的なタイプの選手だと思います。彼が、というよりは、彼のようなスタイルの選手という意味合いです。改めて松木選手のようなキャラクターを持っている選手がより多く出てくることが、日本サッカーがさらに成長することに大きく貢献してくれると思います。日本では、クオリティの高いウィングや、トップ下の選手が多くいるかと思います。ただ、中盤の中央で松木選手のようなキャラクターを持った選手がより多く出てくる必要があると思います。それと同時にセンターバック、センターフォワードのところでも、より良い選手が出てきてくれることを願っています。松木選手は、プレー時間に恵まれているのもあり順調に成長していると思いますし、それと同時に我々のプレースタイルというのは、選手一人ひとりを成長させるためにも繋がっていると思います。ボールを大切にしてプレーすることによってこそ、選手は成長すると思います。ボールを大切にしない場合は、20歳であろうと25歳であろうと選手の劇的な成長を期待することは難しいと思います。ボールを大切にしない場合にも経験を重ねれば、レベルアップに繋ながるかもしれないですが、サッカー選手としてのクオリティを高めることには繋がらないと思います。サッカー選手としてのレベルアップを求めるためには、ボールを大切にしながら、プレーし続けることが必要だと思います。そういう意味でも19歳の松木選手は、ボールを大切にしながらプレーしていて順調に成長していると思います。


[選手インタビュー
<塚川孝輝選手>


Q、前回の広島戦を改めて振り返ってください。
A、結果を求めるスポーツなので、勝てたことは嬉しいですし良かったと思います。ただ、そのなかでも突き詰めなければいけない部分があったので、練習からすり合わせていけるようにしていきたいです。

Q、清水にはどんな印象を持っていますか。
A、前線に良いアタッカーの選手が多いですし、個々の能力が高いと思います。そのなかで自分たちがボールを保持しながら、カウンターも有効に使って、前線からアグレッシブにボールを奪っていきたいです。自分たちの良さを出せれば良い結果がついてくると思うので、そこを意識してプレーしたいです。

Q、今週1週間のチームの雰囲気はいかがでしたか。
A、連勝できていることもあり、雰囲気も良いです。試合に勝ちながら学ぶことがすごく大事だと思います。そこにこだわりつつ、チームのレベルアップのためにもみんなで練習から取り組めているので継続していきたいです。

Q、チームの連携の部分での構築はいかがですか。
A、選手同士でお互いに話しながら要求し合っているので少しずつですが、良い形にできればと思っています。選手それぞれの良さももっと理解して、プレーを合わせていきたいです。

Q、練習を見ていてもトラップやパス、基本的な技術のレベルが高いと感じました。
A、前チームでもそこをやり続けてきたなかで、少しは上手くなったと思います。ですが、試合で使えることが大事なので、試合に出場して結果として出せればと思います。

Q、清水戦は声出し応援のなかで味スタでのデビューの可能性もありますが意気込みをお願いします。
A、声援は選手を後押ししてくれますし、きつい時間帯での一歩はファン・サポーターのみなさんの声で体が動くことがすごくあります。ホームでの試合で自分たちに有利な味方がたくさんいることが心強いですし、しっかり戦って結果を出せればと思います。


<東慶悟選手>


Q、前節はアダイウトン選手のゴールで広島に逆転勝利を収めました。
A、勝利という結果はもちろんですが、内容も悪くなかったと思います。ボールを保持しながら前進できている場面が増えてきた点は手ごたえを感じています。

Q、東選手はリーグ戦5試合連続でアンカーとして先発出場しています。昨シーズンまでとは異なるポジションですが、意識していることはありますか。
A、攻撃でも守備でもバランスを保たなければいけないポジションなので、まわりの選手がプレーしやすい状態を作ることはかなり意識しています。特に前線の選手はボールが来ないと動きが消極的になってくるので、パスを出せないときでも「ちゃんと見ているよ」と伝えるようにしています。

Q、シーズン前半戦はなかなか出場機会に恵まれませんでした。その時期に感じたことはありますか。
A、コンディションは良かったですし、チャンスが来れば力を出せる自信があったので、腐らずに自分のやるべきことをやるしかないと考えていました。ベンチ入りできなかった試合でも、ピッチに立つ時をイメージしてしっかりと外からチームを見ていました。メンタル的に難しい時期もありましたが、それを乗り越えたことで、また一つ成長できたと思っています。

Q、現時点で、アルベル監督がめざすサッカーの完成度はどのくらいだと感じていますか。
A、監督の考えをどれだけ表現できているかと言われれば、100パーセントではないと思います。ただ、そのなかでも選手たちが自分で状況判断しながら、良いプレーを選択していかなければ勝てるチームにはなりません。そこは改善の余地がありますし、自分にも求められる部分だと思います。

Q、今節は声出し応援運営検証試合となります。ファン・サポーターに意気込みをお願いします。
A、声出し応援運営検証試合だった7月の札幌戦は、いつも以上に力がみなぎりました。声がある応援の素晴らしさ、心強さを改めて感じた試合でした。ぜひ今節も札幌戦のように、自分たちに力を貸してほしいと思います。

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