2023 CAMP INTERVIEW DAY6

INTERVIEW2023.1.14

2023 CAMP INTERVIEW DAY6

[選手コメント]
<小泉慶選手>
Q、最初の実戦で意識したのはどのようなことですか。
A、個人的に意識したのは強度です。練習試合でも勝ちにこだわって、チームのミーティングでもありましたが、優勝をめざすというよりも目の前の試合に勝つという話もありましたし、チームの紅白戦でも練習試合でも当然公式戦でも強度で勝たないと試合には勝てません。そこが勝てれば自然と攻撃も守備もリズム良くやれると思います。一人ひとり能力の高い選手が多いので、あまりチームに合わせることは考えずに、強度で負けなければうまく試合に入れるかなと思っていました。

Q、相手は地元の大学生ですが、手応えはあったのか、それとも関係なく自分の中で強度を意識していたのか、どうですか。
A、相手に関係なく、ですかね。今日の相手が大学生でもJ1のチームでも、強度で負けなければ勝てますし、自然と攻撃でも守備でも自分のリズムでプレーできることもありました。修正しないといけないところもたくさんありますが、まずそこで個人的には負けないようにやっていければと思います。

Q、スタートしたばかりで優先順位は低いかもしれませんが、選手間のポジションの入れ替わりなどスムーズさはいかがでしたか。
A、そこの部分は、誰がどういうタイプで、どういうプレーが好きかというのは大体つかんでいます。その人のやりやすいように合わせたいですし、周りの選手も僕のやりやすいように合わせてくれるので。あと、鳥栖から来たのでやっていることはあまり変わらないです。鳥栖でやっていたことを継続して東京でもやりたいですね。

Q、似ているスタイルが活きている、と。
A、そこは大きいです。フォーメーションもそうですし、自分が鳥栖で1年やっていたプレーと東京でも似たようなことをしているので、練習メニューのひとつにしてもそうですし、移籍してきたけどあまり変わらない部分が多いです。

Q、溶け込む速さは経験のなせるわざですか。
A、いや、最初は僕も人見知りなので(笑)。最初は自分から積極的に、というのはなかなか難しいですが、みんなが新加入選手を歓迎してくれていて、話しかけてくれますし、ただ僕もこのチームでは年齢も上のほうなので話しかけていかないといけません。練習ひとつにしても、何かあったら話そうとしていますし、それが年下の選手でもどんどんしゃべっていこうというのは意識しています。

Q、昨日か一昨日にアルベル監督と話していました。差し支えなければ内容を教えてください。
A、サッカーの話ではなくて、くだらない話でした(笑)。

Q、ここまで監督から要求されていることはありますか。
A、特にはないですが、チームのミーティングで言っていること、やりたいサッカーは分かるので、自分が積極的にやれれば良いと思います。まあ、とにかく東京が勝てばいいかなと思っています。


 <松木玖生選手>
Q、今シーズン初の実戦でしたが、どのようなことを意識して試合に入りましたか。
A、みんな疲労が溜まっている状況での試合でしたが、昨シーズンに築き上げてきたベースというのを再構築するような形で、コミュニケーションを多くとりながら試合に臨みました。

Q、それを良い形で出せましたか。
A、全員がコンディションを上げられているわけではないので試しながらですが、攻撃のところでは自分たちが意図していることはできたかなと思います。

Q、昨日、長友選手が合流して球際の強さみたいなものをもう一回意識したいと言っていましたが、そこはどのように感じますか。
A、インサイドハーフに求められているところは球際の強度だったり、すべての面でインテンシティの高さと運動量だと思うので、そこはチームとしても個人としても高めていかないといけないところだと思います。

Q、特に今シーズンプロ1年目の選手にとってロールモデルになっているところがあると思います。新体制発表会見で松木選手の名前を口にする選手が多かったのですが、めざす存在になっていることをどう思いますか。
A、昨シーズンは自分が1年目でノビノビとプレーしているところがありましたが、今シーズンは後輩が入ってきて、自分も良い見本にならないといけません。良い危機感が生まれてきたので、ポジティブに捉えながら後輩たちにも伝えていけたらなと思います。

Q、1年目の選手が松木選手に声を掛けられてありがたいと言っていましたが、意識しているところはありますか。
A、意識してはいないですが、自分もまだ若手なのでコミュニケーションをとりながら、サッカー以外のところでもしっかり話し合って、人間関係を築いていけたらと思っています。

Q、今日もかなり強度が高くプレーしていた印象です。今日のプレー面での評価はどうですか。
A、得点をとること、アシストをすることを今シーズンの目標にしているので、今日は得点を決めることはできなかったですが、前に重きを置きながら自分もボールに関わって、チームとして軸となってつないでいくことを心掛けました。

Q、回りとのコミュニケーションをとる場面が多かったです、周辺の選手とのユニットとしての手応えはいかがですか。
A、新加入選手もいますし、シーズン前に合わせないと初戦の浦和レッズ戦に間に合わないので、良いイメージを持ちながら良い競争ができていると思います。

Q、昨シーズンのスタートは手探りでしたが、今シーズンは1年継続したベースがあると思います。それでも開幕に向けては急ピッチで仕上げる必要がある状況でしょうか。
A、昨シーズン以上のクオリティを求めていかないといけないですし、昨シーズンも決して良い順位ではなかったので、もっと上の順位にいけるように、このキャンプで気を引き締めてやっていきたいです。


 <仲川輝人選手>
Q、東京での初の対外試合でしたが、振り返ってください。
A、体のコンディションもまだ全然上がっていないですし、はじめての試合だったので、コミュニケーションをとりながら、どうやって動き出したらいいのかとか、どうポジショニングしたらいいのかと中で話しながらやっていた部分があります。その中で1点とれたことは結果として良かったのかなと思います。これからもっとコンディションを上げていければいいかなと思います。

Q、さすが、というプレーも見られましたが。
A、いや、まだまだです。マリノスはローマ戦があって11月28日までやっていて、僕だけオフが少し短かったので、ベタ休みしました。そこでみんなとのコンディションの違いがあります。まだこれからですね。もっとクオリティの部分で違いを出せたらいいと思います。

Q、これから何試合か練習試合がありますが、チームとしてはどういった部分を上げていきたいですか。
A、まずは相手陣内でのボールの動かし方とそこからの崩しの部分、どうやって点を獲りにいくかというのが、アルベル体制2年目の課題にもなっていると言われているので、そこをどうやって突いていくかですね。自分がアドバイスをしたり崩し方を伝えていけば、楽しいサッカーができると思いますし、もっと点が獲れると思うので、あと6試合でそこを突き詰めていきたいです。

Q、知り合いの選手が少ないと言っていましたが、ここまでキャンプでは“らしさ”が全開になっているように見えました。
A、初日だけちょっと東京の小平でおとなしくやっていましたけど(笑)、周りを見ながらやっていました。キャンプに入ってサッカーをやりはじめるとみんな仲良くなれるので、サッカーって素晴らしいなというのもあるし、みんな僕のことを受け入れてくれたんじゃないかなと思います。アカデミー出身の子だとまだ話せていない子もいますが、ほぼ良い感じで馴染んできた…かな…と思いますけど(笑)。

Q、マリノスと東京でウイングに求められていることの違いは感じていますか。
A、今日の試合だと、逆サイドのレアンドロが割と中気味にポジションをとってくることが多かったので、そこが違いかなと思います。流動性というか、動きを作ることを目的としているところはあるので、選手の特徴を生かしながらやっている部分もあります。ワイドがずっと張っているということはほぼないですし、動きながら味方のポジショニングを見て良い位置をとるということは意識しながらやっていました。

Q、その意識したことができた手応えはありますか。
A、結構中に入っていたり、逆サイドまでいったりということはやりながら、「どんな感じかな」と探りながらやっていました。

Q、チームとしては流動性など良いローテーションができていたように見えました。
A、攻撃の時は、良いフィーリングというか良い距離感でできていますし、もっと裏に抜ける動きというのをタイミングよくできれば、相手のゴールエリアまで侵入できると思いますし、そこはもっと上げていければと思います。人数のかけ方もクオリティの部分も、初めての試合にしては良い感じです。

Q、マリノスは前線に仕掛けられる選手が揃っていて、どこからでもゴールを狙えるような迫力がありました。東京でもそのような攻撃をしたいですか。
A、点を獲って勝つことがサッカーの魅力ですし、そうしていくとお客さんも増えるし、興味も持ってもらえるし、そこで優勝すると東京も盛り上がっていくと思います。首都東京のチームが盛り上がらないとサッカー界も盛り上がらないだろうし、点をとって攻撃的で魅力あるサッカーをしていきたいです。

Q、何度か移籍の経験があると思うのですが、良い意味で力が抜けたプレーをしているように見えました。調整含めて経験が生きているところがありますか。
A、正直、体が動かないというのもありますが、まず試合のフィーリングというかボールのタッチを確かめながら、あとは無理して怪我をしないようにコントロールした部分もありますし、相手が大学生というのもありました。まずは感覚など体のことを上げながらやっている状況です。リラックスした気持ちでできました。

Q、長友選手が合流して何か話をされましたか。
A、まだそこまで深い話はしていませんが、僕のことを言ってくれているみたいなので(笑)。これからコミュニケーションをとって佑都君の良いところを吸収していきたいです。なんかイジッたりしてくれています。


 <寺山翼選手>
Q、プロとして初めて対外試合に出場してみていかがでした。
A、昨シーズンにスタメンで出場していた選手が多い中で試合に出場できたことは良かったと思います。素直に嬉しかったですが、 今日のプレーだと厳しいなと感じました。先輩の東慶悟選手の技術を吸収して自分がそこで中心の存在になれるようしていきたいです。

Q、厳しいというのはどういったところですか。
A、スピード感だったり、質の部分が他の選手と比べて劣っていたので、そういった部分を積み上げていかないと、自分がピッチに立つにはまだ少し早いなと思いました。

Q、アンカーとインサイドハーフでの出場でしたがいかがでしたか。
A、アンカーとインサイドハーフで出場する時とで求められるものは変わってくるので、やるべきことというのは、チームの中で明確になっているので、アンカーでもインサイドハーフでも自分のポジションで求められていること、やるべきことを貫いてプレーしました。

Q、もっとやっていきたいプレーというのは、ゴール前に入っていく攻撃面か、運動量なのか、守備の面なのかどうでしょうか。
A、アンカーでもう少しボールに関わるところだったり、味方ももう少し動かしたり、味方を使ってボールを当てて受け直すことなどの連続した動きが足りなかったのと、渡邊選手から教えてもらったのですが、やはり立ち位置が悪かった部分があったのでそこは修正したいと思います。

Q、けっこう選手たちとはコミュニケーションをとっていたりしますか。
A、試合中とかも、声をかけてくれる選手が多くて、試合が終わった時に自分から話しを聞きに行って、どういう位置でどういうタイミングで関わった方が良いのかが本当にこれから重要になってくると思うので、コミュニケーションをとらないと自分の良さというのも味方選手にまだ伝わっていないですし、どういうプレーをするのかもみんなも多分まだ分かっていないと思うので、自分をアピールするという意味でも、自分から積極的に話しかけてコミュニケーションをとっていきたいです。

Q、改めて試合を見ると視野の確保がかなり良いものがあるなと思って見ていたのですが、そこは自信がありますか。
A、アンカーのポジションからのサイドチェンジは、大学から高校に比べてできるようになって、ただテンポ感は大学レベルではできていたのですが、トップレベルになると遅かったりするので、そこのスピード感というのは僕自信足りないと思っています。ただ、自分の良さを消さずに、スピード感についていけるようにしていきたいです。


 <塚川孝輝 選手>
Q、初の実戦となりましが、アルベル監督体制2年目でサッカーを理解したうえでの実戦でしたがいかがでしたか。
A、やはりチームもできることが多くなり、監督自身も1年目より良い状態でチームが動いていると言っているので、そこにしっかり自分も遅れないようにコンディションを上げていければと思います。

Q、現在のコンディションはいかがですか。
A、まだまだなので、ここからしっかり上げていって良い状態を作り出せるようしていきたいですし、1日1日の練習を大事にしていきたいです。

Q、試合の中で周りとの連携やできた部分は何でしょうか。
A、今まで続けてきたボールを保持して、主導権を握るサッカーはできていたと思います。後は、ゴール前のクオリティや、ラストパスなどの1本の質を高めていければと思います。

Q、今日の試合でどんなことを試せましたか。
A、今日の試合ではコンディションを上げるためにも、前線からプレスをかけたり運動量を意識しました。攻守に走れたと思いますし、後はボールフィーリングや、チームメイトとの細かい調整があると思うので、しっかりやっていければと思います。

Q、今後様々な選手と組み合わせて試合をすることがあると思いますが、どんなことを意識してプレーしたいですか。
A、どの選手と組んでも相方は塚川が良いなと思われるように、誰とでも良いコンビネーションでプレーして、組んだ選手の良さも引き出せるようにしていきたいです。


 <アダイウトン選手>
Q、動きが良かったと思いますが状態はいかがですか。
A、ブラジルにいる時から体は動かしていましたし、もちろん日本にきてからも動かしていました。徐々にコンディションも上がってきていると思いますし、シーズンも始まってきますが、シーズンではより一層良いコンディションで臨めるようにしていきたいです。

Q、試合のなかでサイドからボールを受けて果敢にゴールに向かっていましたが、意識してやっていたプレーなどはありますか。
A、昨シーズンから自分のスタイルはチームのスタイルだとみんなは分かっていると思うので、自分の特徴を活かしていきたいと思っていますし、まだ始まったばかりで、自分もチームも修正する必要、もっとレベルを上げる必要があると思います。

Q、試合のなかで前線の連携はいかがでしたか。
A、3人だけでなく、みんなの関係が必要だと思います。みんな監督が求めるサッカーを理解してきていると思いますが、もっと連携を深めていければと感じます。

Q、練習試合がこれから続いていきますが、キャンプでの目標を教えてください。
A、今シーズン初めての練習試合ということで、これからも練習試合は続いていきます。練習からもっと上げていく必要があると思いますが、まずは怪我をしないようにすることを考えなくてはいけないですし、そのなかで開幕までに良い準備をして、最後は監督がメンバーを選ぶだけだと思います。


<熊田直紀選手> 

Q、2得点振り返ってみていかがですか。

A、派手なゴールではなかったのですが、しっかり自分から動き出して冷静に1対1を決めることができ、あとはゴール前でしっかり決められたので良かったです。ただ、他にも2、3点取れた部分があるので、そういうところは突き詰めていきたいです。

Q、3点目も決められそうな場面もありましたが。
A、力んでしまいました。もっとゴールキーパーを見て打てれば良かったです。

Q、他にも決定的なシーンに何度も顔を出していた印象がありましたが、周りとの連携に手応えはありましたか。
A、一本のチャンスで決めていければ、そういった信用が出てくると思うのですが、そういった信用を持てばもっといいボールやチャンスが来ると思うので、もっと点を決めていきたいです。

Q、1年目はどうしても、筋力的な差を感じることが多いのですが、ご自身はそういった差を感じていますか。
A、単純なフィジカル面では負けていないです。1試合を通した下半身の筋力とかは全然まだ足りないです。個人的にも下半身はまだ筋トレができていなくて仕上がっていないので、これから下半身を鍛えていきたいです。

Q、今のポジションで意識していることはなんですか。
A、ワントップのポジションなので、周りの選手を見つつ、どこがあいているのかを見たり、動き直したりしないといけないので、見る回数は増やしています。

Q、周りの選手に要求したいことは何ですか。
A、正直、自分の中では周りの選手の動きを増やしてほしくて、周りが動き出して、できたスペースを自分が使ったり、自分が動き出してできたスペースを周りの選手が使うことを増やしていくことが必要だと思います。

Q、今後試合のなかで自分から要求していきたいですか。
A、そうですね。ゴール前は特に自分の中ではどんな形でも良いのでワンタッチでクロスに対して得点がとれる位置をとったり、自分はクロスからの得点が得意なので、そこへの動き出しは細かくやっていきたいです。

Q、ここまでの数日間を通しても開幕スタメンの目標はぶれないですか。
A、ぶれないですね。スタメンを狙っているので、ベンチに入ることが目標ではないですし、途中出場が目標でもないので、開幕スタメンを1番近い目標として置いています。

Q、ルーキーなのに大きい目標だと最初思っていましたが、全然それが大きい目標じゃなくて、本当に狙っているんだと、インタビューを通して感じました。
A、今日の試合でも得点は決めたのですが、監督からはもっと決められたし、もっと決めなければいけないという感じで言われたので、本当に1点の重みというのをもっと求めていきたいです。

Q、ポストプレーはアカデミーから上がってきた選手は苦労しますが、練習を含めて上手く落とせたり体を使えていると思います。手応えはいかがですか。
A、ゴール前のワンタッチの落としだったりはできますが、後ろで繋いでて相手が前からきて、前でフリーになった時に収められるかというとまだ足りない部分があるので、ゴール前だけでなく中盤でボールを収めることはもっと学んでいきたいです。

Q、実戦の中でのゴールはこの先もこだわっていきたいですか。
A、決めなければいけないので、自分の中ではどんな試合でも紅白戦でも、結果を残していかないとスタメンは難しいので、まずは自分の結果を求めていきたいです。