Q、まずはおかえりなさい。
A、ただいまです。ありがとうございます。
Q、日本代表の試合だけでなく練習も含めて、今までの年代別の代表とは違った雰囲気でしたか。
A、そうですね。年代別代表だと同い年の選手の集まりですが、今回は色々な年代の選手がいました。今回は、一人ひとりが世界のトップリーグでプレーするトップ選手です。緊張感は段違いで凄かったです。
Q、国立競技場での試合の緊張感はいかがでしたか。
A、いつでも出場する準備はできていました。実際に試合が始まり、後半にアップしている時に、自分のなかで呼ばれるかな、呼ばれたらどうしようと正直結構緊張していました。
Q、コロンビア戦はスタメンで出場しましたが、ウルグアイ戦後の練習で出場する予感はありましたか。
A、練習のなかで、サイドバックはチャンスがあるなと感覚的にも思っていました。ウルグアイ戦も準備はしていましたが、出場しなかった時に次のコロンビア戦は出場するかもしれないと気持ちを切り替えて準備をしていました。
Q、試合に出場してみていかがでしたか。
A、自分の正直な感覚で言うと、あまり良さは出せませんでした。ディフェンスの部分で1失点目、自分のところでやられてしまいましたから。そこまで評価はあまり良くないというのが正直なところです。そのなかでも、三笘薫選手とのサイドでの連携は、試合2日前からずっと話し込んでいたので、いくつか上手くいったシーンがありました。結果につなげることができなかったことは課題です。
Q、ポジショニングなど、試合を通して東京で養ったものが出せた感覚はありましたか。
A、東京と似たようなサッカーでした。サイドバックが中に入ったり、ウイングとサイドバックの関係性で崩すようなサッカーをしていました。そこは感覚的に慣れていたので、他の選手よりもスムーズに試合に入れたと思います。
Q、セットプレーのキッカーもしていました。
A、前日、前々日の練習でキッカーになるかもしれないと分かっていました。東京ではあまり良いボールをここ数試合蹴れていませんでした。一本しか蹴っていないのですが、肩の力を抜いて本当に狙い通りの場所に蹴れたので自信になりました。東京でも出せるようにしていきたいです。
Q、コロンビア戦は緊張しましたか。
A、めちゃめちゃ緊張しました。アップもガチガチに緊張していて、ボール回しも全部取られるような感じだったのですが、そこで気持ちが吹っ切れました。東京でも、アップの出来があまり良くないと、試合の入りで良い感じに力が抜けることが自分の感覚でありました。アップの時からミスをしても、良い感じで試合に入れると言い聞かせていました。
Q、試合の時は緊張しなかったですか。
A、ある程度落ち着いてはいたのですが、入場して国歌を歌っている時に、改めて日本代表としてピッチに立っているんだという実感が湧いてきました。緊張よりはテンションが上がりました。
Q、偉大な先輩の5番を背負いましたね。
A、僕も、みなさんと一緒のタイミングで練習が終わってから東京のインスタグラムやツイッターの投稿を見て知りました。びっくりしましたね。長友選手が15年間背負ってきた番号を背負わせてもらうのは本当に光栄なことです。ですが、まだ同じレベルにも行くことができていないと思っているので、これから5番になるか分からないですが、変わらず全力を出し、東京のサイドバックはこういう感じだと見せていければと思います。
Q、戻ってきてから長友選手とは何か話しましたか。
A、「俺は15年間背負ったから、お前もそれぐらいの気迫でやるんだぞ」と言われました。今回が5番で、これから選ばれた時はどうなるか分からないですが、僕にとっての5番というのは長友選手のイメージが強いです。そこは変わらないです。