練習試合後インタビュー 1/29

INTERVIEW2022.1.29

練習試合後インタビュー 1/29

<アルベル監督>

Q、今日は、今シーズン初めてのJ1クラブとのトレーニングマッチでした。率直な手ごたえや感想を聞かせてください。
A、プレシーズンにおける試合結果やゴール数は重要ではありません。重要なのは試合内容だと思います。そこで何を感じたか。私も選手も同じことを感じたと思いますが、ボールを支配すれば、しっかりと自分たちで試合の主導権を握れるという部分はあったと思います。その分、改善すべき点があったのも事実です。1本目の最初の15分は焦って前に行き過ぎるプレーが増えてしまい、試合をコントロールできていませんでした。それ以降、チームが少しずつ落ち着きを取り戻しながらボールを支配するようになってからは、相手選手との一人ひとりのレベルの差を表現することができました。それが今日の収穫だと思います。ただ、多くのミスがあったことも事実なので、改善、修正をしていかなければいけません。時間をかけて、日々努力を重ねていくしかありません。選手を納得させることが重要になってきます。選手たちがしっかりと信じてくれれば、あとは日々努力を重ねることは難しくありません。

Q、26日の練習試合に比べると、ハイプレスの勢いも迫力があって、高い位置でボールを奪う機会もあったと思います。その手ごたえはいかがですか。
A、この前の試合も、結果は重要ではありませんでした。ただし、この前もボールを失うことが多く、相手がボールをつなぐのが得意なチームでしたので、主導権を握られる時間がありました。やはり、選手たちを納得させて、信じてもらわなければいけません。それとともに、日々の努力を重ねて修正点を改善していく積み重ねが重要です。ミスを減らさなければいけません。そのミスが失点につながらずに試合に勝つということもあるでしょう。一方で、一つ二つのミスから失点してしまい、試合に負けてしまうこともあります。ですから、ミスを減らしていくことが重要になってきます。今まで何度も言ってきているとおり、私たちは最初の数か月で苦しむことは間違いないと思います。しかし質の高い選手が揃っています。そういう意味では、忍耐強く努力を続けていければ、間違いなく良い方向に進んでいくと思います。

Q、やりたいことを実現するには時間がかかる中で、今日のように前線の選手がチャンスを決めてくれると、その時間も稼げると思います。
A、まさしく前線の決定力が高い選手が、我々に落ち着きと自信を与えてくれることを期待しています。ただ、クラブを変えようとする意識がなければ、同じ道のりを歩む繰り返しになってしまいます。今シーズンは難しいシーズンになると思います。それをファン・サポーターのみなさんも理解しつつ、ともに苦しみ、ともに今後訪れる成功のために耐え続けてくれたら、大きな改革は成し遂げられるのだと思います。クラブとしてもリスクをおかさないといけません。クラブのより明るい将来のために、今が苦しむ時期だと認識して耐えるのが今シーズンだと思います。クラブが安定して成功を収めるためには、チームとしてのベースを長い時間をかけて構築していかなければいけません。そうしないと、そのシーズンの選手の質や外国籍選手のレベルに左右される形で試合結果が決まってしまいます。当然、シーズンの頭に多くの批判が降ってくると予想しています。でも私は、日本語が分からないので大丈夫です(笑)


<内田宅哉選手>

Q、今日の練習試合はいかがでしたか。
A、監督が要求していることも徐々にわかってきて、それを少しずつ実現できていることが感じられたのでよかったと思います。

Q、練習での感覚と試合での感覚は異なりますか。
A、やはり練習でやっていることが(試合での)ピッチでできているかというと、まだ足りないところもあります。みんなそうだと思いますが、そのなかで監督が要求していることを頭にいれてプレーしているので、まだ自分の特徴が出せていないところもあります。これからは監督の要求にも応えつつ、自分の特徴も出していければと思います。

Q、今はどちらかというとチームのスタイルに適応していく方に意識が向いているということでしょうか。
A、そうですね。監督が要求していることに応えようということもありますし、考えてやらなければいけないサッカーでもあるので、慣れてくれば自分自身の特徴や色が出していけると思います。まずは監督の要求に応えられるようにやっていきたいと思います。

Q、まだ練習試合が何試合か残っていますが、取り組みたい課題を教えてください。
A、監督の要求に100%応えられているかと聞かれれば、やはりまだまだだと思いますし、同時に数字にこだわっていかなければいけなというのは自分自身わかっているので、そうしたところを意識していきたいです。

Q、体もしんどい時期だと思いますがコンディションはいかがですか。
A、シーズンに向かってきているなというのは感じています。あと数週間で開幕ですが、もう少し仕上げていきたいと思います。


<渡邊凌磨選手>

Q、J1クラブとの試合は今シーズン初めてでしたが、試合を振り返ってください。
A、今日はプレーしていても楽しかったし、ようやく始まったなという感触もあります。ここからギアを上げていきたいですね。

Q、ここまでの練習試合は実戦形式のトレーニングという位置づけでした。ここまでのトライ&エラーで修正してきた成果がどれくらい出せていますか。
A、昨シーズンのサッカーが良い意味で消えていなくて、悪い意味では今日もカウンターが多いし、やりたいサッカーでは点がとれていないというのは反省材料として練習していかないといけません。ただし、カウンターもゴールを奪うひとつの手段だと思います。アルベル監督のサッカーと上手く融合できればいいと思うし、監督の言っていることに加えて自分たちの良さを出せれば、もっと良いサッカーができると思っています。

Q、これまでポジショニングにこだわって練習を積んできましたが、その成果はどうですか。
A、味方の位置を見ながら全体的な位置、どこにいたらいいのか、というのはある程度分かってきたので、あとは仲間とのコミュニケーションが大切になってきます。それこそ、自分だけの立ち位置ではないので、前の選手と後ろの選手がそれぞれの立ち位置に応じてポジションが決まってくるので、その理解度をチーム全体で上げていくことが必須だと思います。

Q、チーム全体が同じ絵を描いてポジションをとれている場面はありましたか。
A、同じサイドで共有できていても、逆サイドで共有できていなかったら話にならないので、2、3人が分かっていてもこのサッカーは難しいです。多少なりとも局面ごとに上手くできたなという感触はあっても、その2、3人の中での共有だけだったので、より試合で勝っていくためには11人に共有が必要だと感じました。

Q、キャンプも折り返して終盤に入り、練習試合があと2試合予定されています。そこでの目標を教えてください。
A、僕は、このサッカーをある程度理解できていると思うので、その上で自分の良さを出していくことやコンディショニングを上げていくことを意識していきたいです。