INTERVIEW2022.2.12

木本恭生選手インタビュー

Q、沖縄キャンプから小平に戻り、戦術の浸透は進みましたか。
A、戦術もそうですが、意識の部分がすごく変わったと思います。チーム全体で共通の意識を持つことができていると思います。

Q、意識とは、立ち位置やボールを大事にするというところですか。
A、ボールを大事に保持することが1番大事で、その共通意識が持てていると思います。

Q、これまでの戦術と変わり、チーム全体が手探りで進んできた感じでしょうか。
A、正直、自分も昨シーズンの所属チームでは、東京と似ている戦術で戦っていたので、みんなと一緒で新しい戦術に対しての戸惑いや今まで意識づけられていたことと今求められていることへのギャップを感じることもありました。ですが、1ヶ月のキャンプを通して自分の中では意識づけが出来るようになったと思います。

Q、相手を待ち構えてプレーすることからボールを持ちながら前に押し上げることへと守備陣に求められることも違いますね。
A、どちらも良いところと悪いところがあると思います。
ボールを保持して攻撃的にプレーすると、カウンターで1対1の危ないシーンを作られてしまうことが多いです。ですが、チャレンジすることで成長に繋がりますし、プラスに捉えていきたいと思います。

Q、チームを作る最初の時期として、センターバックとしてはミスも想定した上でどういったリスク管理をしていこうと思っていますか。
A、ミスは必ず出てくると思います。ですが、監督がよく言うのは、大きなミスを無くしていくということです。センターバックはミスが失点に直結してしまい、勝利できない要因になってしまいます。プロとして、内容もそうですが勝ちにこだわらないといけないので、センターバックとしてミスもあると思いますが、大きいミスや失点に直結するミスは無くしたいと思います。

Q、センターバックとしてグランド全体が見えるポジションですが、ポジショナルプレーをする上で修正のコーチングなど意識することはありますか。
A、ボールを持つ時間が長いので、自分がプレーしやすいように、ボールを出しやすいように、味方にポジションの声かけはします。前線の選手にも声かけをしますが、味方も自由に動くこともあると思うので、話し合って擦り合わせていけたらと思います。

Q、木本選手自身が、東京のファン・サポーターに見てもらいたいプレーはありますか。
A、ビルドアップの部分で、ボールを持つ時間が長いので攻撃の起点になりますし、ボールを持っているところを見てほしいです。もちろん後ろの選手ですから、守備で体を張って相手のフォワードを自由にさせないプレーも見てもらいたいです。

Q、開幕戦の相手、川崎フロンターレにはレアンドロ ダミアン選手がいます。
A、対戦した回数は多くないのですが、昨シーズンのリーグ得点王なので、勢いに乗らせないように、チーム全体で無失点に抑えたいと思います。