2023 2nd CAMP INTERVIEW DAY3

INTERVIEW2023.2.02

2023 2nd CAMP INTERVIEW DAY3

【選手インタビュー】
<ペロッチ選手>


Q、短い時間でしたが、東京で初めて実戦に出場した感触はいかがでしたか。
A、今日は短い時間でしたが、非常にポジティブなことがたくさんありました。初めてですから日本のサッカーや東京のスタイルが分からないところもありますが、一番に考えていたのはアグレッシブに動くということです。自分がボールを奪ってゴールにつながったシーンもありました。これからプレーを重ねていきながら、日本のサッカーや東京のコンセプトも分かってくると思いますし、自分自身も3か月ほどゲームから離れていましたので、そういう意味ではポジティブな収穫が多かったです。

Q、ゴールシーンは、ペロッチ選手のハードワークが起点になりました。
A、私のプレースタイルは今日見ていただいて分かったと思うのですが、ピッチの中で献身的にプレーすることです。子どものころから、ゴールを決められるのがベストですが、決められなくてもチームに貢献することを大事にしてきました。みなさんに約束できるのは、精一杯最後まで残りの時間で力を出し尽くすことです。もちろんサッカーもそうですし、他のスポーツでも人生でも大事なことだと思っています。

Q、あのハードワークを見ると、ファン・サポーターのみなさんも強く背中を押してくれると感じました。
A、いろいろな部分で100パーセントの自分になりたいと思っていますが、そう簡単になれるものでもありませんので、そこはもう少し落ち着いて我慢しながら準備を進めていきたいと思います。少しでも早く100パーセントの状態になれるように頑張っていきます。

Q、味の素スタジアムでの東京の試合はご覧になったことがありますか。
A、いくつか試合を見ていますし、昨シーズンの東京のプレースタイルや自分のポジションにはどういうプレーが必要だろうかという情報はもらっています。ただ、試合でプレーするのと見るのとは違うと思います。とはいえ、情報はしっかりともらっています。

Q、3万人近いお客さんの前にどのようなプレーを見せたいですか。
A、これまでと変わることはありません。今日見ていただいたように、自分ができることをやるしかないと思っています。その中で、戦う姿勢を見せていきたいです。今日もそうですが、まだ自分のコンディションは上がっていないと思っていますし、出場時間が短かったですが、シーズンが始まってからはスタジアムの中でチームのために戦う姿勢を見せたいと思います。

Q、チームに溶け込めたところはありますか。
A、自分の中では、日本に来たらいろいろなことが難しいのではないかと心配をしていたのですが、お陰様でスムーズにチームに入ることができました。その要因としては、他にもブラジル人選手がいますから、さまざまなところで助けてくれています。通訳の飯野さんと小林さんにも良いサポートをしてもらっています。思っていたよりも馴染むことができましたし、食事の面も心配はしていたのですが、思ったよりも食べられます。言葉は全然分かりませんが(笑)、どんどんなじんで日本人選手とも良い関係を作っていきたいと思います。

Q、あらためて新天地を日本に決めた理由を教えてください。
A、私たちブラジル人の選手は海外でプレーすることを願っているのですが、その中でも私も海外でプレーすることを希望していまして、日本に来る前にはポルトガルでプレーしていました。2016年ころに日本でのプレー経験がある選手から日本サッカーや文化の素晴らしさを聞いていまして、いつか日本でプレーしたいと思っていました。色々な方の力でその希望を叶えていただけたことに感謝したいですし、ここに来たので、あとは自分がやるだけだと思います。


<西堂久俊選手》>


Q、ゴールシーンを振り返ってください。
A、周りの選手が頑張ってくれたおかげで、自分のところにボールがこぼれて決めることができました。

Q、シュートも利き足とは逆でした。
A、前にボールを運んだ時にタッチが大きくなってしまい、角度がなくなってしまったのですが、シュートコースが少し見えたので、右足でシュートを打ったら、めずらしく思い通りのところに飛びました。いつもは思ったところに飛ばないのですが、今日は狙ったところに飛びました。

Q、チーム合流は遅れましたが、ここにきて試合にも出場し、結果を出せたことは良かったですか。
A、ここからと意気込んでいるなかで、今日のように結果を出せたことはポジティブなことだと思っています。ただ、今日は短い時間しか出ていないですが、まだ身体的にも厳しい部分があるので、もっとコンディションを上げていかないといけないと個人的には思っています。

Q、今日はセカンドトップだったと思いますが、そこでも十分やれる手ごたえはありますか。
A、昨シーズンの試合も見ていたので、頭の中にはある程度イメージがあります。いざピッチに入った時にできるかは別なので、そこはいつも以上に周りを見ながら頭を働かせ、与えられたポジションで全力を尽くすことを意識してやっていきたいです。

Q、主力としてポジション争いに加わることを求められていると思いますが、意気込みはいかがですか。
A、すごい選手たちばかりで、だいぶ大きい壁なのですが、そこを越えてメンバーに入っていけるぐらいに成長していきたいです。

Q、そのためにはどんなことが必要ですか。
A、普段の練習で行っているフィニッシュのところの質ですね。周りからも言われますが、僕はまだそのクオリティが低いので、そういった部分において周りの信頼を勝ち取っていくことも重要だと思うので、練習から一つひとつのシュート、クロス、パスにこだわってやっていきながら、仲間の信頼を勝ち取っていかないと、いくら試合でたまたま結果を出しても、それが自分の立場を作るうえではいけないので、日ごろからの積み重ねにこだわって質を上げていきたいと思っています。

Q、キャンプ期間にもう1試合ありますが、どう過ごしていきたいですか。
A、チームとしても今日の試合結果を受け止めながら、次に迎える練習試合は、リーグ戦に入っていくうえで、勝たないといけないと思いますし、良い形で宮崎キャンプを終えたいです。また個人として結果という形でゴールやアシストを残せるようにしていきたいです。

Q、先輩の大きな壁という話がありましたが、先輩のどういった動きを見て学んでいますか。
A、ウィングに入った時のサイドバックとの連携において、動きがかぶってしまうことがあるので、そういった部分を周りの選手を見て学んでいるのですが、もっとやっていくなかで感覚的な部分を選手とすり合わせていければ、より有効なポジション取りや動きができると思っています。

Q、練習でも相当いじられていて、西堂選手がいるとチームの声がすごく上がるイメージがあります。チームメイトとも良い関係が築けていると思います。
A、昨シーズンのキャンプにも参加していたということもありますが、ある意味慣れていてチームには知った顔の選手も多かったのも一つですし、先輩方がすごく良い方が多くて雰囲気も良いので、年下の僕からも話しかけやすいです。そういう雰囲気でいてくれるので今の関係性が築けたと思います。

Q、西堂選手が試合に入ってから、ピッチ上での声が多くなった気がします。
A、今日の試合で言えば、他の選手も気合が入っていて、すごくポジティブなオーラを出してやっていました。そういった部分もあってピッチ上での声も多くなったんだと思います。


<寺山翼選手>


Q、短い出場時間でしたが、良いプレーができたのではないでしょうか。
A、20分という短い出場時間でしたが、うまくいかない時間のなかで、自分がどれだけできるかを試すチャンスだと思っていました。監督からも求めていたところだと思いますし、自分のプレーを多少出せたと思いますが、もっとやれたとも思います。

Q、チームに元気がない時間帯で、寺山選手達が入ってから盛り返すような声が自然と出ていたと思いますがそこは意識していましたか。
A、一緒にピッチに入る選手全員が、自分たちが入って流れを変える気持ちがありました。佐藤コーチから流れを変えて欲しいと言われたので、その一言で自分のスイッチが入りました。途中から入った選手たちは流れを変えるつもりで入ったと思うので、それが良い結果となりました。自分たちが出た時間で勝ち切ることが重要でしたが、良い試合はできたと思います。

Q、開幕まで残りの試合でどのようにアピールしていきたいですか。
A、まずは自分の長所をもっと出さないといけないと思います。今日の試合で出た課題をチームとしても個人としても受け止めないといけないですし、残りの広島戦では結果にも内容にもこだわってプレーすることが重要だと思います。自分の長所を出しつつ、チームが勝つことを意識してプレーしたいです。

Q、ポジション争いも激しいですね。
A、もっともっとやらないといけないと思いますし、良い選手が多くいるのでたくさん学んで、自分の物にし、スタメンに食い込んでいけるような存在になっていきたいです。


<俵積田晃太選手>


Q、今日の実戦で意識したことは何ですか。
A、開幕戦が近づいているので自分の特徴を出すことや、味方に合わせる場面もあるので、その判断を意識していました。

Q、特徴とは、ドリブルでしょうか。
A、そうですね。自分はドリブラーだと思うので、特徴をどんどん出さないと自分の価値がなくなってしまうので、特に意識してやっています。

Q、実践を重ねるなかで、ある程度プロでも通用するという手応えはありますか。
A、ドリブルで自分の得意な形にもっていけた時は感じますが、自分の形にもっていけなかった時は苦戦しているので、自分の形にもっていける回数をもっと増やしていきたいです。

Q、右足の使い方が、なんとなく三笘選手に近いようなイメージを感じましたが、意識していますか。
A、元からあのドリブルの形なので、参考にしたりはしていないです。自分の形を貫こうと思っています。

Q、個で剥がす力は、今のサッカーに求められている部分だと思いますが、特徴として出していきたいという想いは強いですか。
A、はい、強いです。そういった選手は少ないと思うので、自分の特徴とすることで価値を高めることができればと思っています。

Q、ドリブルを得意とし始めたきっかけはありますか。
A、幼いころに、兄がサッカーをやっていた影響でサッカーを始めたのですが、兄のプレースタイルをみて、同じようにドリブルが得意な選手になりたいと思ったのと、いろんなサッカー選手をみた中で、やはりメッシやネイマールなどのドリブルがすごい選手に憧れて、自然とドリブルをやり始めました。

Q、開幕まで残り3週間を切りましたが、どういったことをアピールしていきたいですか。
A、特徴を出して、チームに必要な選手だと思ってもらうことと、得点をとり、チームを勝たせられる選手だとアピールしていきたいと思います。

Q、長友塾には参加されていますか。
A、参加しています。長友選手には、下半身の使い方などを教わっています。

Q、長友選手に教えてもらえる環境はどうですか。
A、とても嬉しいです。世界で戦っていた、選手から教えてもらえる環境は素晴らしいと思っています。

Q、同じサイドで組む可能性もあると思いますが、アドバイスは受けていますか。
A、自分の特徴を理解してくれていて、どんどん仕掛けろと言ってくれて、やりやすい環境を作ってくれています。