9/6 福岡戦 MATCH PREVIEW & INTERVIEW

INTERVIEW2023.9.05

9/6 福岡戦 MATCH PREVIEW & INTERVIEW

<試合プレビュー>

アビスパ福岡との3連戦が幕を開けた。その初戦となったJ1リーグ第26節は、立ち上がりの2失点が響いて1-2の敗戦。終盤は途中出場の熊田直紀選手のJ1リーグ初ゴールで1点差にまで迫ったが、最後まで福岡の堅守に手を焼いた。試合後、東慶悟選手は悔しさをにじませながら、「先制されたことで相手の戦い方に持ち込まれてしまった。スタートでそれぞれが声を掛け合っていたけど、より集中力を高めて臨まないといけなかった。ルヴァンカップではこの反省を生かしていきたい」と吐き出した。

この試合が悔しさを晴らす機会となる。前回対戦から中2日で迎えるルヴァンカップ準々決勝第1戦。まずホームでリードを奪い、第2戦へとつなげていくことが理想だ。東選手は「相手に合わせるようなサッカーではなく、自分たちがめざすスタイルで勝っていかなければいけない。ホームだろうが、アウェイだろうが、ブレずにゴールを狙っていきたい」と意気込む。

3日前に敗れた相手に打ち勝つためには、精神的な強さが求められる。3年ぶり4度目のルヴァンカップ(ヤマザキナビスコカップを含む)制覇に向けて、東京は重要な一戦に挑む。


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[ピーター クラモフスキー監督インタビュー]


Q、中2日でアビスパ福岡とルヴァンカップ準々決勝を控えています。どのように調整していきますか。
A、連戦かつ同じ相手との対戦になります。まずは3日の福岡との対戦結果をしっかりと振り返り、どのように改善しなければいけないかを確認し、整理することが大切です。誰が出場しても、しっかりと私たちのサッカーを表現することを求めています。高いパフォーマンスを発揮し、結果を出すことに焦点を当てていきたいと思います。

Q、相手も同じ条件でルヴァンカップを迎えますが、フレッシュな選手たちの入れ替えも考えていますか。
A、フレッシュな選手たちの起用も、もちろん考えています。選手たちにも状況を伝えていますし、3日の福岡戦に出場できなかった選手たちも良いコンディションでトレーニングを重ねています。出場した選手たちは、試合までの短い期間ではありますが、しっかりと回復に努めています。ルヴァンカップをどのメンバーで戦うか、しっかりと判断していきたいと思います。

Q、3日の試合では熊田直紀選手のJ1リーグ初得点が生まれました。ここまで苦しい時間が続いた熊田選手への評価をあらためてお願いします。
A、どのような選手であれ、一日一日の過程がとても重要です。たとえ世界最高峰の才能を持っている選手だとしても同様です。私は選手たちに対して、日々の積み重ねを求めています。熊田選手には才能があると思います。その高い可能性を引き出し、素晴らしい選手になっていくことを促していきたいと思います。私が東京の監督に就任してから、熊田選手は日々のトレーニングからハードワークを欠かすことなくプレーし続けています。福岡戦も途中出場でしたが、とても良いパフォーマンスを見せてくれました。さらに良いものをここから見せてくれると信じています。J1リーグ初得点については、本当におめでとう、と彼に伝えたいです。ここから続くキャリアのなかで、さらにゴールを積み重ねて欲しいと思っています。

Q、リーグ戦では惜しくも負けてしまいました。連戦を控えるチームの雰囲気をここからどのように高めていきますか。
A、リーグ戦で負けてしまったことに誰もが納得していませんし、悔しさが残ります。ですが、大切なことは、この敗戦から学び、次の試合に活かすことです。同じ相手との対戦をすぐに迎えることを良い形で捉えることもできます。しっかりとここから巻き返す強いメンタリティを持ち、試合に臨みたいと思います。



[選手インタビュー]
<東慶悟選手>


Q、アビスパ福岡との3連戦の初戦は悔しい敗戦となりました。試合を振り返っていかがですか。
A、福岡との試合は、いつも厳しい内容で苦しめられる印象です。試合の流れやリズムも相手に主導権を握られてしまう展開になってしまいました。難しい試合になると分かっていたうえで臨みましたが、早い時間帯に2失点してしまったことがさらに試合を厳しくさせてしまいました。決して集中していなかったわけではないですが、早い時間の失点、チームとしての課題が明確になったと思います。

Q、難しい試合展開のなか、負けはしましたが、終盤の得点が次に繋がる一撃になったと思います。
A、試合内容は完敗でしたし、90分をとおして福岡のサッカーをさせてしまいました。まずは、セットプレーだけではなく、攻撃のチャンスを増やすことが重要です。攻撃面に関する課題、対福岡の課題を多く感じました。

Q、タイトルの可能性が残っているルヴァンカップに向けてモチベーションはいかがですか。
A、今シーズンでいうと、タイトル獲得の可能性が一番高い大会ですので、チームとして対戦成績が決して良くはない福岡から勝利できれば、“ピンチがチャンス”ではないですが、流れがガラッと変わるキッカケになると思います。第1戦をホームで行えることも大きなアドバンテージだと思います。アウェイの福岡戦はいつも難しい試合になることを踏まえると、その点も意識しながら試合に臨みたいと思います。福岡のように手堅いチームに勝っていかなければタイトルには近付けないと思います。難しい相手になることは間違いないので、次に繋がる希望のある試合展開にしたいですし、3日の対戦で出た課題を整理して試合に臨みたいと思います。



<アダイウトン選手>


Q、アビスパ福岡との3連戦初戦は悔しい結果に終わりました。試合の振り返りをお願いします。
A、非常に難しい試合で、残念な結果に終わってしまいました。ですが、終わってしまった過去の試合を引きずるのではなく、ルヴァンカップ準々決勝第1戦に向けてしっかりと良い準備をしていきたいと思います。

Q、ヴィッセル神戸戦、練習試合のモンテディオ山形戦でも同じような形でゴールが生まれました。アダイウトン選手の調子の良さがうかがえます。
A、良いコンディションでプレーができていますし、ここから状態をさらに高め、試合で良いパフォーマンスを発揮していきたいと思います。どのような形であれ、試合に出場したならば結果を常に求めていきます。自分がやるべき最大限のプレーをチームのために表現するだけです。福岡との準々決勝は連戦ですし、非常に難しい試合が想定されます。第1戦をホームで迎えられることをプラスに捉えて、アウェイでの第2戦に繋がる勝利を求めていきたいと思います。そして、次のステージに進みたいと思います。

Q、アダイウトン選手自身、ルヴァンカップには良い思い出も多いのではないですか。
A、2020シーズンのルヴァンカップではタイトルを獲得しましたし、とても良いイメージがあります。まずは決勝に進めるようにしっかりと良い結果を残して、ファン・サポーターのみなさんに喜んでもらいたいと思います。

Q、3日の福岡戦では、アダイウトン選手が厳しくマークされて対策を立てられているように見えました。
A、先日の試合だけではなく、対戦するどのクラブも対策を講じていることは分かっています。対策されているなかでも、良い状況でゴールに向かうプレーや相手守備陣を打開することが求められていると思っています。自分がボールを持ってゴールを向いてプレーをすることで、味方がフリーになるシーンが多くあります。フリーの選手や空いているスペースも意識して、得点だけではなくアシストでも勝利に貢献したいと考えています。