キャンプも9日目を迎え、沖縄・国頭キャンプも明日が最終日となります。選手間の関係もキャンプを通じて深まり、練習の雰囲気からも一体感が感じ取れます。
本日のトレーニングでは、パスの質と攻守における選手間の連動性を確認する作業に多くの時間を割きました。
ゴールへ向かうために重要なビルドアップのトレーニングは、キャンプ期間中にピーター クラモフスキー監督をはじめ、スタッフ陣と選手が細かな確認をしながら構築をしているスタイルの一つ。自分のゴール方向に下がってくる動き、相手のディフェンスラインの背後へ飛び出す動き、ボールを受ける動きなど、全体の連動性をピッチ上で選手それぞれが身体と頭にインプットしていきます。
もちろん、攻撃だけではなく良い守備が良い攻撃に繋がります。高い位置でボールを奪うために、ディフェンスの選手たちは的確なコーチングで前線の選手をコントロール。攻守におけるハードワークと切り替え、球際の強さなど、昨シーズンよりクラモフスキー監督が求めているベースを今一度徹底するプレーが随所に見られました。
練習終了後、8番 高宇洋選手にインタビューを行いました。
Q、キャンプは9日目を迎えました。本格的なトレーニングを重ねるなかで、チームの印象をあらためてどのように捉えていますか。
A、東京に加入する前から感じていたイメージと同じく、やはり個の能力が高い選手が揃っている印象です。素晴らしい選手がたくさんいますし、馴染むまでに少し時間は要しましたが、コミュニケーションをとりやすい選手が多く在籍していますし、僕自身もピッチ内外でのコミュニケーションをとることを意識しています。充実した時間を過ごすことができています。
Q、アルビレックス新潟と戦術が異なるなかで、戸惑う場面もありましたか。
A、もちろんありましたが、チームも監督も違いますし、僕自身に対して求められるプレーも当然違います。今まで積み重ねてきたものに自信を持って東京に加入しましたが、思うようにアジャストできないこともたくさんありました。ですが、東京に来て求められていることをクリアにできなければ、より高いレベルに自分自身を持って行くことはできないと思っています。毎日、試行錯誤しながらプレーできていることに楽しさを感じていますし、東京には東京のサッカースタイルが当然あるので、伸びしろを感じながら強く、うまくなりたいです。
Q、ピッチ内外でコミュニケーションをとることで、チームの色は見えてきましたか。
A、ベテランの選手、多くの若い選手たちがいますが、中堅の選手が少ない印象を受けました。ポジションもボランチですし、全体を把握できるように心がけています。若い選手たちには、キャンプの2日目くらいで、さっそくいじられました(笑)。
Q、最後に、開幕に向けた意気込みを教えてください。
A、まずは、今シーズン加入した選手として、東京のチームスタイルに慣れることと怪我をしないことに注力したいと思います。ここから実戦形式の練習が続くので、自分の色を出しつつ、チームの戦術にうまくアジャストしていきたいです。チームの勝利のため、僕自身もさらに成長していくために、キャンプの残りの期間を良い時間にしていきたいと思います。