GAME RESULT試合結果
第2節 1999/3/21(日)
観衆 4,890人
天候 曇、弱 気温 7.0度 湿度 38%
主審:吉田 寿光 副審:恩氏 孝夫/近江 孝義 四審:矢部 鋼治
J2 第2節
仙台
1-2
試合終了
前半0-0
後半1-2
ベガルタ仙台 | FC東京 | |
---|---|---|
69' 阿部 良則 |
得点者 |
60' 佐藤 由紀彦 64' アウミール |
62' 蓮見 知弘 → 中島 浩司 76' 平 聡 → 高田 純 |
選手交代 | |
9 | シュート | 18 |
0 | CK | 6 |
26 | FK | 32 |
24' 越後 和男 42' 山路 嘉人 55' 渡辺 佳孝 75' ニクソン 82' 越後 和男 82' ニクソン |
警告 | |
82' 越後 和男 82' ニクソン |
退場 |
GK | 22 | 石川 研 |
DF | 2 | 山路 嘉人 |
DF | 6 | 花山 英二 |
DF | 4 | 渡辺 佳孝 |
MF | 7 | 千葉 直樹 |
MF | 27 | ニクソン |
MF | 3 | 斎藤 克幸 |
MF | 13 | 蓮見 知弘 |
MF | 8 | 越後 和男 |
FW | 11 | 平 聡 |
FW | 17 | 阿部 良則 |
GK | 1 | 高橋 範夫 |
DF | 18 | 御厨 景 |
MF | 10 | 中島 浩司 |
FW | 9 | 高田 純 |
FW | 16 | 瀬川 誠 |
GK | 1 | 堀池 洋充 |
DF | 12 | 梅山 修 |
DF | 3 | サンドロ |
DF | 26 | 小峯 隆幸 |
DF | 8 | 藤山 竜仁 |
MF | 7 | 浅利 悟 |
MF | 15 | アウミール |
MF | 14 | 佐藤 由紀彦 |
MF | 13 | 加賀見 健介 |
MF | 18 | 岡元 勇人 |
FW | 11 | アマラオ |
GK | 22 | 鈴木 敬之 |
DF | 4 | 山尾 光則 |
MF | 6 | 新條 宏喜 |
MF | 24 | 小林 成光 |
FW | 17 | 鏑木 享 |
【選手・監督コメント】
スタジアムに響き渡る「トーキョーッ!」コール!
今季初のアウェー戦となった仙台戦は、国内トップクラスの設備を誇る仙台スタジアムにおいて、気温5度という厳しい寒さの中キックオフされた。仙台は前節の開幕戦において約1万人強の観客を集め、スポーツニュース等で「今、(J2は)東北が熱い!」と紹介された程の地域。この日も5千人近くの観客が大声援を送り、会場は仙台一色になっていたが、東京から駈けつけたサポーター約50人の「トーキョーッ!トーキョーッ!」コールは100分の1の数ながらセンスとアイデアで十分対抗していた。「さすが!」としか言いようがないが、これに選手が奮い立たないわけがない。
一進一退の互角の展開となった前半
前半、中盤深い位置からアウミールの長短のパスでゲームを組み立て、佐藤由のドリブルからのクロスやアマラオのポストプレーでチャンスを作るFC東京。前節に続きアマラオの動きは良く、前半30分には岡元の落としたボールをループシュートでバーに当てるなど、積極的なプレーが目立った。また、ディフェンスではサンドロ、小峯が抜群のコンビネーションを見せ、浅利の厳しいチェック、藤山、梅山の冷静な判断など、崩される気配はなく安定していた。しかしグランドコンディションが悪く、相手のタイトなマークに苦しみ、決定的な場面をなかなか作れない。一方、仙台は新外国人ニクソンが縦横無尽の動きで攻守にわたってキーマンとなり、前線の阿部とのコンビネーションでチャンスを作る。一進一退の攻防はディフェンス力の差で、徐々にではあるがFC東京のリズムになってきた。
新加入選手の初ゴールで波に乗る!
後半に入ると相手の運動量が落ち、前半は通らなかったディフェンス裏へのボールが徐々に通り出す。大熊監督の狙う「運動量では負けない」サッカーが効果を出し始める。右サイドでは佐藤由のドリブルから鋭くオーバーラップした梅山へ絶妙のスルーパスが通り、”職人”梅山の精度の高いセンタリングというパターンが何度も見られた。また左サイドでは藤山、アウミールの壁パスからチャンスが生まれた。 後半15分、左サイドを藤山がドリブルで粘り中央の岡元へ。岡元は相手を背負いながら苦しい体制から強シュート。これをキーパーがなんとか弾くがそこへ詰めていた佐藤由が楽々ゴール。さらに後半19分、今度は右サイドで佐藤由のダイレクトパスから岡元へパスが通り、早いタイミングでセンタリング。これを走りこんだアウミールが中央から強シュート。これもキーパーがよく弾いたがアウミールがそのまま押し込みゴール。二人の新加入選手の初ゴールで完全に波に乗った。その後追加点を奪えず、逆に簡単に失点してしまったのは反省すべき材料であるが、コンディションの悪い中、アウェーで手堅く勝利するFC東京の実力を確認できたゲームとなった。