GAME RESULT試合結果
第3節 2014/3/15(土)
観衆 10,089人
天候 晴、弱 気温 8.3度 湿度 45%
主審:前田 拓哉 副審:高橋 佳久/馬場 規 四審:宮部 範久
J1 第3節
ノエスタ
2-1
試合終了
前半0-0
後半2-1
ヴィッセル神戸 | FC東京 | |
---|---|---|
52' マルキーニョス 62' 森岡 亮太 |
得点者 |
67' エドゥー |
54' 田中 英雄 → 橋本 英郎 64' マルキーニョス → 髙柳 一誠 85' 松村 亮 → 田代 有三 |
選手交代 |
66' 武藤 嘉紀 → 米本 拓司 80' 渡邉 千真 → 河野 広貴 86' 高橋 秀人 → 平山 相太 |
10 | シュート | 20 |
4 | CK | 7 |
18 | FK | 19 |
51' 高橋 峻希 |
警告 |
42' エドゥー |
退場 |
GK | 22 | 山本 海人 |
DF | 2 | 高橋 峻希 |
DF | 19 | 岩波 拓也 |
DF | 14 | 増川 隆洋 |
MF | 16 | チョン ウヨン |
MF | 8 | 田中 英雄 |
MF | 10 | 森岡 亮太 |
MF | 21 | 茂木 弘人 |
MF | 17 | 松村 亮 |
FW | 18 | マルキーニョス |
FW | 7 | ペドロ ジュニオール |
GK | 30 | 徳重 健太 |
DF | 4 | 北本 久仁衛 |
DF | 3 | 相馬 崇人 |
MF | 27 | 橋本 英郎 |
MF | 20 | 杉浦 恭平 |
MF | 26 | 髙柳 一誠 |
FW | 11 | 田代 有三 |
GK | 20 | 権田 修一 |
DF | 2 | 徳永 悠平 |
DF | 3 | 森重 真人 |
DF | 5 | 加賀 健一 |
DF | 6 | 太田 宏介 |
MF | 4 | 高橋 秀人 |
MF | 8 | 三田 啓貴 |
MF | 38 | 東 慶悟 |
FW | 9 | 渡邉 千真 |
FW | 11 | エドゥー |
FW | 14 | 武藤 嘉紀 |
GK | 1 | 塩田 仁史 |
DF | 29 | 吉本 一謙 |
DF | 50 | 松田 陸 |
MF | 7 | 米本 拓司 |
MF | 17 | 河野 広貴 |
MF | 18 | 石川 直宏 |
FW | 13 | 平山 相太 |
【選手・監督コメント】
アウェイで今季リーグ戦初勝利をめざす!
3月15日(土)リーグ第3節はヴィッセル神戸との対戦。開幕からの2試合はいずれも先制しながら、後半に失点を喫し、引き分けに終わった。まだリーグ序盤戦ではあるが、今季取り組んでいることを結果につなげるためにも、まず初勝利をつかみたい。今節はアウェイゲームだが、勝ち点3をめざし、いつもと変わらぬ準備を重ねた。東京は3試合連続で同様のスタメンに。サブには塩田、河野も控える。
対する神戸は、昨季J2・2位で、J1への復帰を果たした。今季は新戦力としてFWマルキーニョス、2011年に東京に在籍したFWペドロ ジュニオール、MFシンプリシオ、チョン ウヨン、DF増川、高橋らが加入。リーグ戦は2分けでまだ勝利を掴めていないが、新加入の彼らがフィットし、主力を務める形で躍動感のあるゲームをみせている。メンバーは出場停止のシンプリシオに代わってMF田中が、負傷のMF小川からMF松村が先発出場となった。
日陰は冷たいものの、徐々に春の訪れを感じさせるような天候の中、19時04分に神戸のキックオフでスタートした。
決定機を活かす事ができず、前半はスコアレス
開始直後にチャンスを作ったのは神戸。右サイドからのFKにMFチョン ウヨンの鋭いキックをゴール前で合わされ、いきなりネットを揺らされたが、これはオフサイドの判定。
さらに5分にも右サイドから攻め込まれ、中央のFWペドロに仕掛けられ、CKを与える。しかしここは難なく守り切った。続く8分、東のインターセプトから、相手ゴール前中央で武藤がゴールを狙うがブロックされてしまう。ここからカウンターを受け、神戸MF田中のスルーパスから左エリアのFWペドロに仕掛けられ、左CKに持ち込まれる。
11分には東のパスのこぼれ球を、三田→エドゥーとつなぎ左に展開。左に位置取っていた渡邉がここからドリブルで前進。左エリアからシュートを放つも勢いが弱く、相手GKのセーブでCKに。この後も何度かCKを得てチャンスを作るも、ゴールを奪う事はできず。15分が経過し、神戸のFK。この場面ではゴールネットを揺らされ、ヒヤリとしたが、これはオフサイドに。その直後にも神戸に勢いのある攻撃を仕掛けられたが、東京も徐々に落ち着き、流れを取り戻す。
21分には、自陣で三田がプレスを掛け、東が奪いきって相手陣内へドリブルで持ち込み中央から右前線へ。中央のエドゥーと連携でチャンスを作ろうと試みるも、エドゥーのトラップが合わず。25分、東京は東の右クロスのこぼれを、中盤で三田がつなぎ、左前線に攻め上がろうとする太田に展開。太田はサイドをえぐってゴール前に低いクロスを送ったが、ニアに飛び込んだ武藤には、わずかにタイミングが合わなかった。38分には徳永のパスから渡邉が右前線にスピードを活かして走り込み、クロス。ファーの武藤がDFと競り合いながらヘディングを放ったが、バーの上に。続く41分、スピード感のあるパスをつなぎ、左のエドゥー→中央の武藤がパスを受けシュートを放つが、相手GKにセーブされる。その後もエドゥーや渡邉、武藤らの仕掛けから得点機をうかがうものの得点を奪うまでには至らず。徐々に落ち着きをみせ我慢強く戦ったが、神戸にボールを支配され、東京陣内でパスを回されてチャンスを作られる場面も。それでも失点は許さず。
その後も中盤でのインターセプトから素早い攻撃を仕掛けたが、終盤の決定機を逸し、何度も得たCKを活かすこともできず、スコアレスで後半へ折り返す事となった。
エドゥーの連続弾で追いすがるも、2失点が響き今季初の敗戦
後半に入り51分、左エリア外側からFKのチャンス。東をおとりに太田がゴールに向かうキックを送るが、相手DFをかすめてGKに。52分、神戸は一気に前線へ。左サイドをFW松村がドリブルで仕掛け、東京DFが遅らせるものの、左エリアの高い位置のFWペドロにつながれる。ここで東京は権田とDFの連係が噛み合わず。エリア中央のFWマルキーニョスにつながれ、難なくゴールを決められて先制を許す。
さらに62分には神戸の左サイドから、中央へのくさびのパスを抑えることができず。FWペドロとMF森岡の短いパス交換から、MF森岡に前を向かれ、豪快なシュートを決められて2点目を失う。後半はパスワークにリズムが出て神戸ゴールに迫るものの、守備にほころびが出た。
しかし、67分には三田の縦パスから武藤に代わり投入された米本がエリアに進入。右にさばき、右エリアのエドゥーがネットに突き刺してゴールを奪う。途中出場の米本が勢いをつけ、エドゥーの連続弾で躍動感が出つつあるが、神戸も自陣で奪って即座にカウンターを狙い、展開は一進一退に。
アディショナルタイムに入り、エドゥーの折り返しから右エリアの河野がGKと1対1に。決定的なシュートを放ったが、相手GKに阻まれ…後ろにこぼれたボールにもう一度詰めようとしたが、寸前に神戸DFのスライディングで防がれ得点ならず。米本の投入を機に勢いが出て、エドゥーの2試合連続弾で1点差とし、その後も途中出場の河野、平山らが噛み合い、テンポよく猛攻を仕掛けたもののゴールを割ることはできず。2失点が響き、今季初の敗戦を喫した。
【選手コメント】
≪米本≫
「点を取るために途中出場しているので、しっかりと前に出て行くことを考えていた。また、高い位置で奪えればいいと思っていた。個人的にはコンディションは上がっている段階だが、もっと寄せを早くすることや、試合感覚をアップさせていかなければいけないと思っている。昨季までの東京も、決めるべきところで決めれば、やられてはいけないところで抑えきれれば…というチームだった。そこで何かを変えていかなければいけないと思う。でも、一つきっかけのようなものが掴めれば、もっと勢いに乗るし、勢いにのった東京は手が付けられなくなると思う。方向性は間違っていない。一つずつ段階を踏んで、次はナビスコだがよい準備をしていきたい」
≪河野≫
「1点ビハインドの状況で出場し、監督からは『自由にどんどん仕掛けていけ』と言われていた。個人的にどうしても得点がほしかったので、できるだけゴールに近い位置でプレーすることを意識していた。右サイドから中に切り込んでいくのが自分の形で、それで実際にチャンスも作れたが…。GKとの1対1は、絶対に決めなければいけないシュート。それでも下を向くことなく、次に決められるようにしたい。勝ち点3につながるプレーをしたい」
【マッシモ フィッカデンティ監督の会見要旨】
「前半、選手たちはやりたいことをしっかりとできていたし、たくさんのチャンスを作ることができた。相手にチャンスを作らせなかったという点でもよかったと思う。後半に関しては、前半より高い位置でプレスをかけることを意識させたが、相手に1点をプレゼントしてしまってから、自分たちのやりたいことができなくなったように思う。0-2になった後も選手たちは諦めなかったし、1-2になった後もチャンスを多く作り出した。神戸のGKが素晴らしかったことは、自分たちがチャンスをたくさん作り出したことだと言えると思う」
【神戸・安達 亮監督の会見要旨】
「前半は相手の前からのプレスに苦しみ、今までの2試合よりはボールがスムーズに動かず、チャンスは何度か作ったが得点を奪いきれなかった。ハーフタイムに修正をし、後半の立ち上がりから行こうということで、うまく1点、2点と取ったが、2-1にされるのが少し早かった。そこをもう少ししのげれば、3点目を取れたと思うし、2-1になった後も3-1にするチャンスもあったので、そこをきっちりと決めていれば、最後にバタバタせずに、もう少し余裕をもって勝ち点3を獲れたと思う」