GAME RESULT試合結果
第8節 2016/4/24(日)
観衆 12,123人
天候 曇、弱 気温 24.9度 湿度 51%
主審:佐藤 隆治 副審:前之園 晴廣/竹田 和雄 四審:上田 益也
J1 1st 第8節
中銀スタ
1-1
試合終了
前半1-0
後半0-1
ヴァンフォーレ甲府 | FC東京 | |
---|---|---|
15' 稲垣 祥 |
得点者 |
63' 平山 相太 |
65' 黒木 聖仁 → チュカ |
選手交代 |
62' ネイサン バーンズ → ムリキ 72' 河野 広貴 → 水沼 宏太 85' 平山 相太 → 前田 遼一 |
8 | シュート | 13 |
6 | CK | 5 |
15 | FK | 17 |
32' 黒木 聖仁 72' 稲垣 祥 |
警告 |
10' 駒野 友一 37' 森重 真人 |
退場 |
GK | 1 | 河田 晃兵 |
DF | 8 | 新井 涼平 |
DF | 4 | 山本 英臣 |
DF | 17 | 津田 琢磨 |
MF | 16 | 松橋 優 |
MF | 20 | 黒木 聖仁 |
MF | 27 | ビリー セレスキー |
MF | 14 | 田中 佑昌 |
FW | 23 | 稲垣 祥 |
FW | 13 | 河本 明人 |
FW | 10 | クリスティアーノ |
GK | 31 | 岡西 宏祐 |
DF | 3 | 畑尾 大翔 |
DF | 5 | 新里 亮 |
MF | 2 | 福田 健介 |
FW | 11 | チュカ |
FW | 15 | 吉野 峻光 |
FW | 25 | 森 晃太 |
GK | 47 | 秋元 陽太 |
DF | 2 | 徳永 悠平 |
DF | 3 | 森重 真人 |
DF | 5 | 丸山 祐市 |
DF | 50 | 駒野 友一 |
MF | 7 | 米本 拓司 |
MF | 10 | 梶山 陽平 |
MF | 17 | 河野 広貴 |
FW | 44 | 阿部 拓馬 |
FW | 9 | 平山 相太 |
FW | 16 | ネイサン バーンズ |
GK | 13 | 榎本 達也 |
MF | 4 | 高橋 秀人 |
MF | 27 | 田邉 草民 |
MF | 37 | 橋本 拳人 |
MF | 48 | 水沼 宏太 |
FW | 11 | ムリキ |
FW | 20 | 前田 遼一 |
【選手・監督コメント】
アウェイで勝利し、浮上のきっかけを掴みたい一戦
日曜開催として迎えるJ1リーグ第8節。アウェイでヴァンフォーレ甲府と対戦。
現在、ACLを含めて公式戦3連敗の東京。特にACL全北現代戦は、精彩を欠く結果となった。
全北戦から中3日で迎えるため、疲労感を十分に拭い去ることはできていないと言えるだろう。
そのような中、東京はFW平山が約1年8か月ぶりの今季初スタメン。駒野もJ1では初先発として左サイドバックに入る。ボランチには梶山が、そして古巣との対戦となる阿部が名を連ねた。
対する甲府は現在、勝点8で12位。20日に行われたナビスコカップ名古屋戦は、メンバーを入れ替えて臨み、0対0の引き分け。公式戦ここ3試合負けなしの状況だ。5バック気味の陣形をとる守備陣は固く、FWクリスティアーノを起点としたカウンター攻撃は鋭い。
勝点3を獲ることだけを考え、“結果を出す”ことで浮上のきっかけを掴みたい一戦だ。どのような展開になったとしても、焦れることなく粘り強く90分間を戦い抜き、勝利に繋げたい。
キックオフが近づくとともに、暖かくなり絶好のサッカー日和となった甲府・中銀スタジアム。
試合は甲府のキックオフで14時4分にスタート。
序盤は押し込む展開も、先制を許し0-1で折り返す
序盤から東京がプレッシャーを掛け、相手ゴール前に迫る。
7分:左サイドをドリブル突破したネイサン バーンズがゴールラインぎりぎりからクロス。相手DFが触ってコースが変わったボールを、河野がエリア内で豪快に左足ボレー。しかし、クロスバーを叩き、先制点とはならず。
9分:エリア手前でパスを受けた平山が、相手を背にしながら左足シュート。これは相手GKが正面でキャッチ。
10分:駒野の足が相手選手の顔に入り、危険なプレーとしてイエローカード
15分:甲府・右サイドから攻めこみ、中央へパス。MFビリー セレスキー→FW河本とつなぎ、河本の浮き球パスに合わせてゴール前に飛び込んだFW稲垣がつま先でシュート。これが決まり、先制を許し0-1。
27分:秋元からのパスをFWクリスティアーノにカットされ、ピンチを招くも、クリスティアーノのクロスを丸山がはじき出す。
30分:梶山がDFラインから前線にロングフィード。タイミングよく阿部が飛び出したが、オフサイドの判定となる。
32分:甲府MF黒木が平山に対するファールでイエローカード
37分:森重が相手MF稲垣の飛出しを阻むプレーでイエローカード
40分:甲府・カウンターから右サイドをFW稲垣が駆け上がりクロス。FWクリスティアーノが足元で収めるも、東京DFが対応し、シュートを打たせず。
43分:キッカー河野の右CKを、ファーサイドの森重が頭で合わせるも、ゴール左に外れる。
先制点を奪われるも、サイド攻撃を中心にゴールを目指すが、同点に追いつけず0-1で折り返す。
平山のゴールで同点に追いつくも1-1で終了
52分:相手陣内でテンポ良くパスを回し、駒野のクロスに合わせてネイサン バーンズがフリーでエリア内へ。丁寧なボレーで合わせるも、ゴール上にわずかに外れる。
54分:右サイド徳永のクロスは相手DFに弾かれるも、こぼれ球をエリア手前の梶山が拾い、エリア内の河野へパス。河野はダイレクトで左足を振り抜くも、味方に当たり、ボールは枠外へ。
60分:押し込む東京は、丸山がゴール前に浮き球パス。反応した梶山がバックヘッドでシュートを放つも、相手GKが正面でキャッチ。
62分:ネイサン バーンズに代わりムリキを投入。
63分:左サイドでFKを得た東京。キッカー駒野の右足クロスに合わせて平山がヘッド!これが決まり、GOAL!!東京が同点に追いつく。
64分:相手DFの隙をついて、河野が中央をドリブル突破。相手GKと1対1になるが、シュートを防がれ、逆転とはならず。
65分:甲府はMF黒木に代えてFWチュカが入る。
67分:甲府・FWクリスティアーノが左サイドでドリブルを開始。中央を駆け上がるFWチュカへスルーパスを出すも、通らず。
70分:中盤でパスを回し、米本が平山に縦パスを通すも、次が繋がらず、チャンスを逃す。
72分:甲府MF稲垣がムリキを倒し、イエローカード
72分:河野に代えて水沼が入る。
85分:平山に代えて前田が入る。
90分+1:勝ち越し目指して攻め込む東京は、エリア内でムリキがパスを受け、反転からシュートに持ち込むも、相手DFがブロック。
平山のヘッドで同点に追いついたものの、勝ち越しゴールを奪うことができず、1-1のドロー。勝点1を分け合う結果となった。
【選手コメント】
《平山》
「前半にあったチャンスを決めきれていれば、もっと楽な展開になったかと思う。自分のゴールについては、駒野さんのクロスの精度がよかったので、決めることができた。その勢いで追加点を取れればよかったなと…、ただコンディションも上がってきているので、もっと精度を高めていきたい」
《河野》
「攻撃に関しては前半から悪い内容ではなかった。失点してバタバタした時間帯もあったが、決めるべきチャンスで決めていれば、勝点3を手にできたと思う。甲府のような守備の堅いチームには、簡単なクロスだけでは決定機を作れないので、個人技で相手を外してクロスを上げたり、工夫が必要。クロスバーに当たったシュートも含めて、何度か外してしまった。自分が決めていればと思うが…次はしっかり決めたい」
【城福 浩監督会見要旨】
「ここ最近のリーグ戦、ACLの流れを考えると、今日は勝点3を獲りたかったゲーム。その想いをもって選手をピッチに送り出した。選手たちも勝負にこだわったプレーをしようと良い準備をしてくれたが、最初のセットプレーでやられてしまい、ゲームを難しくしてしまった。ハーフタイムには、選手たちにもう一度自分たちを見失わないでやってきたことをやろうと伝えた。先に点を取られて、攻めに掛かる気持ちが強くなると、どうしてもカウンターを受ける場面が出てくる。そういうゲーム運びになってしまったことを、本当に反省しなければいけない。今日改めて甲府と試合をして、本当に守備が堅いチームだし、その上でカウンターも研ぎ澄まされていて良いチームだなと思った。東京のサポーターと一緒に勝点3を持って帰りたかった。非常に残念なゲームだった」
【甲府・佐久間 悟監督会見要旨】
FC東京は、まとまっていて隙がない強豪チームなので、我々は粘り強く我慢して戦おうと言い聞かせた。ゲームは予想通り、東京がしっかりと守備を構築してきた。ボールを奪ってカウンターに行きたいが、不用意にボールを失いたくなかった。サイドを起点にボールを持たないとずっと攻められてしまう。城福監督は平山選手を先発起用して、守備のブロックに入り込むのではなく、空中の空間を利用してきた。それも十分にケアして前半は上手くいったが、後半にどういうカードを切ってくるのか、システム変更もあるのか注意深く見ていた。しかし、大きな変化はなかった。後半、一番注意していた平山選手にセットプレーから決められてしまったので、チュカを入れて点を取りに行った。交代のカードは2枚残っていたので、森を入れるかベンチでコーチと話し合ったが、河本とクリスティアーノに躍動感があったので交代せず、そのままゲームは終わった。ホームで勝点3を獲りたかったが、内容や選手のファイトを見れば彼らを褒めたいと思う」