GAME RESULT試合結果
第17節 2016/6/25(土)
観衆 21,240人
天候 曇、弱 気温 25.9度 湿度 63%
主審:木村 博之 副審:唐紙 学志/植田 文平 四審:上村 篤史
J1 1st 第17節
日産ス
0-1
試合終了
前半0-0
後半0-1
横浜F・マリノス | FC東京 | |
---|---|---|
得点者 |
89' 平山 相太 |
|
69' カイケ → 富樫 敬真 71' マルティノス → 遠藤 渓太 90'+1 兵藤 慎剛 → 伊藤 翔 |
選手交代 |
33' ネイサン バーンズ → 平山 相太 62' 梶山 陽平 → 徳永 悠平 78' 東 慶悟 → 水沼 宏太 |
18 | シュート | 8 |
4 | CK | 4 |
20 | FK | 11 |
28' 中町 公祐 78' 富樫 敬真 |
警告 |
46' ムリキ 75' 米本 拓司 |
退場 |
GK | 1 | 榎本 哲也 |
DF | 13 | 小林 祐三 |
DF | 22 | 中澤 佑二 |
DF | 5 | ファビオ |
DF | 15 | 新井 一耀 |
MF | 28 | 喜田 拓也 |
MF | 8 | 中町 公祐 |
MF | 20 | マルティノス |
MF | 7 | 兵藤 慎剛 |
MF | 11 | 齋藤 学 |
FW | 9 | カイケ |
GK | 21 | 飯倉 大樹 |
DF | 4 | 栗原 勇蔵 |
DF | 24 | 金井 貢史 |
MF | 25 | 前田 直輝 |
MF | 18 | 遠藤 渓太 |
FW | 17 | 富樫 敬真 |
FW | 16 | 伊藤 翔 |
GK | 47 | 秋元 陽太 |
DF | 37 | 橋本 拳人 |
DF | 3 | 森重 真人 |
DF | 5 | 丸山 祐市 |
DF | 25 | 小川 諒也 |
MF | 7 | 米本 拓司 |
MF | 10 | 梶山 陽平 |
MF | 17 | 河野 広貴 |
MF | 38 | 東 慶悟 |
FW | 11 | ムリキ |
FW | 16 | ネイサン バーンズ |
GK | 31 | 圍 謙太朗 |
DF | 2 | 徳永 悠平 |
MF | 4 | 高橋 秀人 |
MF | 22 | 羽生 直剛 |
MF | 48 | 水沼 宏太 |
FW | 9 | 平山 相太 |
FW | 20 | 前田 遼一 |
【選手・監督コメント】
勝利で締めくくりたい1stステージ最終節
今季の1stステージは早くも最終節を迎え、横浜F・マリノスと対戦。アウェイに乗り込む。
浦和戦ではムリキがJ1初ゴール、橋本が今季2得点目をマークしたが、浦和の反撃を食い止められず、逆転負けを喫した。そこから中2日で迎える今節。心身共に少なからずダメージを受けたはずだが、選手たちは「今節こそ勝利を掴んで、良い形で2ndステージにもつなげたい」と顔を上げる。
ただし5連戦の最後ともなり、徳永・高橋・羽生がベンチスタート。右サイドバックには橋本。中盤もメンバーを入れ替え、ボランチに梶山、両サイドに河野と東。2トップは浦和戦に続いてムリキとネイサン バーンズが務める布陣で臨む。
対する横浜FMは、MF中村が欠場し、最前線にはFWカイケ、トップ下にMF兵藤を起用。両サイドをMFマルティノスとMF齋藤が務める4-5-1。
個々の能力が高く、セットプレーからの得点力も誇る横浜FMに対して、攻守のバランスや堅守をベースにメリハリのある戦いで勝利をめざす一戦。
風はあるものの、蒸し暑さの厳しい日産スタジアムにて、19時5分に東京のキックオフでスタートした。
ネイサン バーンズにアクシデントが起こるも、我慢強く戦い
互いに厳しい守備から入り、カウンターを狙う展開が続いた。
3分:河野が右前線まで持ち上がり、ゴール前に折り返したクロスは相手DFの間を抜ける。これにエリア手前の東が合わせ、抑えたシュートを放ったが、相手GKに抑えられる。序盤は東京のボール支配がやや上回り、ムリキを起点に打開しようとしたが、前線での精度を欠いてボールを失う場面が多くなった。
15分:相手との競り合いでネイサン バーンズが頭部を打ち、一旦ピッチをアウトしたが、プレーを続行。
19分:中央のムリキから、左前線に回り込んだネイサン バーンズに。ネイサン バーンズは前にボールを運び、狙いすましたラストパスを相手GKとDFの間に送ったが、ムリキ、ファーの河野は詰め切れず、相手DFがカット。
24分:横浜FMのFKの流れから自陣でボールを奪い、ネイサン バーンズが中央のスペースを持ち上がる。右前のムリキにラストパスを通そうとしたが、これも相手DFに阻まれた。
28分:ドリブルで中央を持ち上がった梶山がファウルを受け、エリア手前やや左でFKを獲得。森重が狙ったが、抑えたシュートはわずかに枠を外れた。
30分過ぎ:良いアクセントとなっていたネイサン バーンズだが、めまいの症状が現れ、交代を余儀なくされるアクシデント。そのため33分に平山が入る。だが、ここから横浜FMにリズムを掴まれ、素早い攻撃を仕掛けられた。
35分:MF兵藤に右前線に抜け出され、折り返しは丸山がブロックしたが、こぼれ球を繋がれ素早いパスワークから右エリアにMF齋藤に飛び出される。それでも東京は我慢強く抑え、フィニッシュに持ち込ませない時間が続いた。
45分:ムリキ→梶山のトラップミスを狙われて、一気に逆襲をくらう。右エリアまで上がったMF齋藤に決定的なシュートを打たれたが、これはポストを直撃。さらにMF兵藤のミドルは梶山がブロック。続いて中央に回り込んだMF齋藤のシュートも米本が阻み、ピンチをしのぎきった。
前半終了間際、相手にビッグチャンスを作られたが、東京は集中してしのぎ切り、スコアレスで後半へと折り返した。
秋元が好プレーを連発、終了間際の平山のゴールで勝利!
47分:相手の鋭いカウンターから、FWカイケにエリア中央に飛び出されたが、シュートは秋元がセーブ。
50分:東京のリスタートから、米本がエリアに送ったパスをカットされ、横浜FM・MF中町が左前線へ長いパス。これにFWカイケが追いつき、エリアに突進。丸山にぶつかるようにして倒れるが、どちらにもファウルはなかった。
51分:右CKを河野が中央のスペースに送り、森重が合わせようとしたがわずかにタイミングが合わず。相手のクリアのこぼれ球を右エリア手前のムリキがダイレクトシュート。
54分:河野の右クロスに合わせ、ムリキがヘッドを放つがいずれも枠外に。
60分:右前線のスペースに送られたロングパスにMFマルティノスが追いつき、中央のMF兵藤が強烈なミドル。しかし、これを秋元がセーブ!こぼれたボールを再びMFマルティノスにシュートを打たれたが、枠を外れて失点は免れる。
62分:梶山に代えて徳永を投入。橋本がボランチにまわった。この時間帯は互いにスピーディに仕掛け、どちらにもチャンスがある展開となったが、75分を過ぎるあたりから徐々に横浜FMの勢いが増すことに。
77分:前線へのスルーパスからFW富樫に裏に飛び出され、秋元と1対1に。決定的な形を作られたが、秋元が身体を投げ出してブロック!
82分:横浜FM・MF齋藤、MF遠藤にドリブル突破を狙われ、ここでは東京の左サイドから波状攻撃を受ける。立て続けにゴール前に迫られたが、クリアが短く、最後はムリキがファウルで抑え、横浜のFKに。セットプレーからもゴールに迫られたが、秋元を中心にしのぎきった。
89分:劣勢を強いられたが、それでもゴールを諦めず、相手陣内でセカンドボールを奪い、徳永が右クロス。ファーに流れたボールを河野が追いかけ、左クロスから左CKを獲得する。
90分:小川が蹴った左CKから、平山が放ったヘディングは、相手GKの手をはじいてゴールに吸い込まれゴール。1‐0。
セットプレーのチャンスを活かして終了間際に劇的な形でゴールをもぎ取り、5試合ぶりの勝利を掴んだ。同時に最終節を白星で飾り、1stステージは勝点23、9位で終えることとなった。
【選手コメント】
《平山》
「しっかりとした守備からカウンターを活かすという戦い方は、全員に浸透していた。そこを意識してピッチに入ったが、前半は自分がバタバタとしてしまった。ハーフタイムに修正して、前からプレスをかけていくようにした。
(得点について)
ヘディングは一瞬、相手GKに止められたかと思ったが、クロスの勢いがあったのでシュートにも威力が加わったと思う。入って良かった。
(ゴール後、スタンドに向かったのは)
まだ試合は終わっていなかったが、あの時間帯で得点することができ、勝利に近づいたと思った。何よりずっと勝てていないにも関わらず横浜まで応援に来てくれたファン・サポーターに応えたい気持ちがあった」
《秋元》
「この連戦で勝てていなかったし、新潟戦は自分の不用意なミスから失点してしまった。だから今日の試合にかける気持ちは強かった。絶対に失点をゼロに抑えたいと思っていた。特にこの連戦では、精神的に難しかった部分もある。それでも、こういう状況が自分を成長させてくれると想い、自信をもってピッチに立とうとした。最後になったが、勝利が掴めて良かったと思う」
【城福 浩監督の会見要旨】
「高い湿度の中『5連戦』を言い訳にしないという合言葉のもと、今日に臨んだが、3日前に厳しい負け方をして、コンディション的には相当厳しかった。もう少しボールを保持する時間帯を増やしたかったし、前から行きたかったが、やむを得ない部分もあった。選手たちは我慢強く戦ってくれて、最後の最後まで身体を張って守ってくれた。その気持ちが、ゴールというプレゼントを与えてくれたと思う。今日は、ここ数試合の中ではピンチの数が多かった。これまでは、ピンチを少なく抑えたにも関わらず、勝点1しか手に入れられなかった試合が続いていた。今日のような試合で勝点3が獲れるのか…という気持ちでもあり、満足はしていないが、ファン・サポーターには悔しい思いをさせていた。ここで勝利することができ、本当に良かった。今日はGKに救われたというようなシーンがたくさんあった。そういう試合は久々だったが、今後も秋元がチームを救ってくれることがあるだろう。チーム全体で掴んだ勝点3だったと思う。今後は、2点目、3点目を取れるチームにしていきたい。今日は厳しいコンディションの中、勝利した選手たちに感謝している」
【横浜FM・エリク モンバエルツ監督の会見要旨】
「今日の結果を受け入れるのは難しい。負けるようなパフォーマンスではなかった。拮抗したゲームだったが、東京のような守備が堅いチームを相手にチャンスは作れていた。それをゴールに結びつけることができず、最後にセットプレーから決められた。非常に残念だ」