GAME RESULT試合結果

第3節 2016/7/13(水)
観衆 6,497人 
天候 曇、無 気温 27.7度 湿度 78% 
主審:福島 孝一郎 副審:清水 崇之/権田 智久 四審:田島 宏則

J1 2nd 第3節

レベスタ

HOME

アビスパ福岡

2-1

試合終了

前半0-0

後半2-1

AWAY

FC東京

アビスパ福岡 FC東京
60' 城後 寿
90'+2 濱田 水輝
得点者 50' 橋本 拳人
46' 三門 雄大 → 末吉 隼也
64' 平井 将生 → ウェリントン
81' 城後 寿 → 坂田 大輔
選手交代 64' 東 慶悟 → 中島 翔哉
67' ネイサン バーンズ → 平山 相太
84' ムリキ → 前田 遼一
12 シュート 11
9 CK 5
9 FK 13
警告
退場
アビスパ福岡先発
GK 1 神山 竜一
DF 20 キム ヒョヌン
DF 2 濱田 水輝
DF 21 冨安 健洋
MF 22 中村 北斗
MF 18 亀川 諒史
MF 27 邦本 宜裕
MF 10 城後 寿
MF 4 三門 雄大
FW 7 金森 健志
FW 14 平井 将生
アビスパ福岡控え
GK 23 イ ボムヨン
DF 26 田村 友
DF 29 古部 健太
MF 15 末吉 隼也
FW 11 坂田 大輔
FW 13 為田 大貴
FW 17 ウェリントン
FC東京先発
GK 47 秋元 陽太
DF 6 室屋 成
DF 3 森重 真人
DF 5 丸山 祐市
DF 2 徳永 悠平
MF 7 米本 拓司
MF 37 橋本 拳人
MF 17 河野 広貴
MF 38 東 慶悟
FW 11 ムリキ
FW 16 ネイサン バーンズ
FC東京控え
GK 31 圍 謙太朗
DF 29 吉本 一謙
MF 4 高橋 秀人
MF 22 羽生 直剛
MF 39 中島 翔哉
FW 9 平山 相太
FW 20 前田 遼一

【選手・監督コメント】

前節に続き、アウェイで連勝をめざす戦い


平日水曜日開催の2ndステージ第3節。アウェイでアビスパ福岡と対戦。前節甲府戦は、CKから森重が得点を挙げ、この1点を守り切って勝利を掴んだ。J1初出場の室屋を含め、全員の勝負にこだわる姿勢が活きた結果となった。今節もアウェイでの戦いとなるが、勝負にこだわり勝点3奪取をめざす。

東京は前節甲府戦からメンバーを入れ替えずに臨む。ムリキやネイサン バーンズのスピードを活かした攻撃に加え、室屋もサイドで起点を作り、得点に繋げたい。

対する福岡は、ここまで勝点11で、年間順位は18位。1stステージから引き続き、現在8戦未勝利の状況だ。前節横浜FM戦は、MFダニルソンが負傷交代し、3失点を喫して敗れた。たが、前線にはFW金森、MF城後ら個性的な選手に加え、ベンチにはFWウェリントンが控え警戒すべき攻撃陣が揃い注意が必要だ。
 
1stステージ4月29日の対戦では、東京は無得点に終わり、福岡のカウンターを許して敗れた。相性の良くないレベルファイブスタジアムではあるが、今節は是が非でも勝利を掴みたい。

午前中までの雨の影響もあり、非常に湿度の高いレベルファイブスタジアム。試合は19時4分に東京のキックオフでスタートした。

終盤は互いにゴールに迫るが、スコアレスで折り返す


8分:主導権を掴み、右CKを獲得した東京。キッカー河野は左足でゴールに向かうボールを蹴り込んだが、これは相手DFが頭でクリア。
14分:米本のパスカットから橋本から東へとつなぎ、エリア手前のバーンズにパスが通る。しかしトラップが大きくなり、相手にシュートコースを潰される。

27分:ムリキの浮かせたスルーパスを、エリア内右に走り込んだ河野がトラップ。ゴールラインぎりぎりから折り返すが、相手GK神山に防がれる。
35分:ゴールまで約25メートルの位置から、橋本が左足でミドルシュート。鋭い弾道は惜しくもクロスバーに当たり、ゴールならず。
39分:右サイドを単独で駆け上がった室屋。その室屋が深い位置から上げたクロスをゴール前のムリキがボレーシュート。しかしGK神山が正面で弾き出し、ゴールとはならず。

42分:相手を背負いながらパスを受けたネイサンバーンズが、エリア内左で鋭く反転。左足でシュートを放つが、ゴール右に外れ、右CKを獲得。
43分:キッカー河野の右CKのシーン。ゴール前ファーサイドでフリーの森重が頭で合わせるが、GK神山が正面でキャッチ。絶好のチャンスを決めきれず。

前半終了:終盤は互いにゴールまで迫るシーンを作ったが、スコアレスのまま、後半に折り返す。

アディショナルタイムにゴールを許し、1-2で敗戦


後半開始:福岡はMF三門に代わり、MF末吉が入る。
50分:右サイドの河野から橋本にパスが通り、橋本がエリア内で相手をかわし、シュート!GK神山の横を抜けて先制ゴール。1-0。

60分:福岡・右サイド中村のクロスを、ゴール前の城後がヘッド。シュートはゴール左上に決まり、福岡に同点に追いつかれ1-1。
64分:東京は東に代えて中島を投入。
64分:福岡はFW平井に代えてFWウェリントンが入る。
64分:ネイサン バーンズが左サイドでDF2人の間をドリブル突破。クロスでチャンスを作るが、味方に合わず、相手ボールとなる。
65分:右サイドの河野から、ファーサイドの中島にクロス。中島は頭で合わせるが、枠を捉えられず。こぼれを橋本が拾い、シュートも枠を外れる。
67分:東京はネイサン バーンズに代えて平山を投入。

78分:ゴール正面約20メートルの位置でFKを得た東京。キッカー丸山のシュートはゴール上を通過。
79分:中央で河野からムリキ、そして平山と細かくパスを回す。エリア手前でパスを受けた平山が、ダイレクトでゴール左を狙ったが、GK神山がセーブ。
81分:福岡はMF城後に代えてFW坂田が入る。
84分:東京はムリキに代えて前田を投入。
90分+2:福岡・エリア左からFWウェリントンがクロス。ゴール前のDF濱田が頭で詰められて逆転ゴールを許し…1-2。
試合終了間際に逆転ゴールを決められ、1-2で敗戦。

【選手コメント】
《森重》
「勝たないといけないし、決めないといけなかったですし、失点も防がないといけなかった…そこに尽きると思います。
映像を見返せば、足が止まっている時間が長いとか、ボールを奪えないとか、他にも細かい点はいろいろとあって、そういうところに目を向けないといけないのですが、それ以上に結果を左右するポイントで決めるかどうか、防げるかどうかという部分も重要です。そういうポイントや流れをみんながもっと敏感に感じ取らないといけないと思います」
Q=終盤に圧力をかけてきた福岡の戦略について。
「明らかに後半終盤に勝負をかけてきましたし、自分たちのここ数試合を見返せば、終盤足が止まって失点しているからそこを狙おうと思うはずなので…。急激に何かを変えることは難しいですが、そこに取り組んでいかないといけないと思います」

《室屋》
「決めきれるところもあったし、最後は守りきらないといけないですし、攻守両面において足りない部分があったと思います。またすぐに試合が来るので、短い時間しかないですが、チームで話し合って、とにかく次の試合に向けて切り替えてやるしかないです。良い準備をして、勝点3を獲りたいと思います」
Q=リードしてからの試合運びについて。
「同点に追いつかれたことが、今日の試合で一番良くなかったことだと思うし、今季はそういう試合が多いので、その理由をもっと真剣に考えないといけないなと思います」

【城福 浩監督の会見要旨】
「ホームで負けていたので、今日は必ず勝点3を持ち帰ろうと、意気込んでいたが、非常に残念。ファン・サポーターには本当に悔しい想いをさせてしまい、申し訳なく思う」
Q=ウェリントンが途中出場する前後の試合展開について。
「我々は結果で評価されるので、結果的にメンバー交代に対応できたと言えないのは悔しい」

【福岡・井原 正巳監督の会見要旨】
「今日は平日のナイターで、さらに天候の悪い中、多くのサポーターが我々にパワーを送ってくれた。今シーズン初めての逆転勝ちという結果を納めることができたのも、本当にファン・サポーターのおかげ。本当に蒸し暑い中、選手たちは90分間走り続けてくれたし、ファン・サポーターのパワーが最後の逆転に繋がったと思う。東京相手に今日は少しメンバーを代え、システムも変えながら戦った。攻撃では、前に推進力のある選手を先発メンバーを使った。ある程度狙いを持ったゲームの入り方もできたし、非常に粘り強く守備もやってくれたと思う。後半は、不用意な形から失点してしまった。本当に反省しなければいけないし、これから先のゲームにもしっかりと活かしたい。体を張ったり、相手を挟み込んでピンチを全員で防ぐという気持ちの部分は、90分間通して出ていたし、1点に抑えられたことが最後の逆転に繋がった。ウェリントンを入れたことで、別の攻撃オプションが生まれたこと、またウェリントンを中心に使うこともできて、最後まで本当に全員の気持ちが出たゲームだった。ただ、我々はまだ最下位。これから本当に少しでも勝点を獲っていくしかないし、次はまた中3日でG大阪戦があるので、コンディション面でも良い準備をして、少しでも勝点を獲れるように頑張りたい」