GAME RESULT試合結果
第17節 2016/7/16(土)
観衆 1,146人
天候 晴、中 気温 31.9度 湿度 66%
主審:篠藤 巧 副審:笠原 寛貴/濱川 恒二 四審:比嘉 功太
J3 第17節
沖縄県陸
1-5
試合終了
前半0-1
後半1-4
FC琉球 | FC東京U-23 | |
---|---|---|
76' パブロ |
得点者 |
19' ユ インス 55' 水沼 宏太 60' 野澤 英之 81' 水沼 宏太 89' 平岡 翼 |
46' 知念 雄太朗 → パブロ 61' 朴 利基 → レオナルド 82' 平田 拳一朗 → 玉城 幸弥 |
選手交代 |
70' 佐々木 渉 → 伊藤 純也 77' ユ インス → 平岡 翼 84' 小山 拓哉 → 生地 慶充 |
13 | シュート | 12 |
1 | CK | 1 |
14 | FK | 11 |
警告 |
15' ユ インス 17' 岡崎 慎 |
|
退場 |
GK | 21 | 今野 太祐 |
DF | 8 | 藤澤 典隆 |
DF | 2 | 増谷 幸祐 |
DF | 22 | 瀧澤 修平 |
DF | 24 | 平田 拳一朗 |
MF | 14 | 朴 利基 |
MF | 6 | 田辺 圭佑 |
MF | 7 | 田中 恵太 |
MF | 10 | 富所 悠 |
MF | 4 | 知念 雄太朗 |
FW | 11 | 才藤 龍治 |
GK | 1 | 朴 一圭 |
GK | 17 | 積田 景介 |
DF | 23 | 玉城 幸弥 |
MF | 3 | 宮城 晃太 |
FW | 9 | パブロ |
FW | 15 | レオナルド |
FW | 20 | 山川 デション諒 |
GK | 13 | 榎本 達也 |
DF | 40 | 岡崎 慎 |
DF | 43 | 鈴木 喜丈 |
DF | 25 | 小川 諒也 |
MF | 34 | 野澤 英之 |
MF | 27 | 田邉 草民 |
MF | 24 | 佐々木 渉 |
MF | 48 | 水沼 宏太 |
MF | 15 | 小山 拓哉 |
FW | 23 | 林 容平 |
FW | 32 | ユ インス |
GK | 41 | 波多野 豪 |
MF | 19 | 平岡 翼 |
MF | 28 | 伊藤 純也 |
MF | 42 | 生地 慶充 |
【選手・監督コメント】
沖縄の地でFC東京U-23が躍動した。
2016明治安田生命J3リーグ第17節は前節に続きアウェイでFC琉球との対戦。
ホーム開幕戦で対戦をしたFC琉球戦では、0-3から矢島と松岡のゴールで追い上げるも2-3で敗戦。
同じ相手に連敗はしたくない。
東京は前節同様3-5-2の布陣を敷く。前節出場した選手が今節も多くスタメンに名を連ねた。
GKは第4節以来にゴールマウスを守る榎本。
DFラインは岡崎・鈴木・小川のスリーバック。
中盤のアンカーとインサイドハーフは前節同様野澤・佐々木・田邉。
左に小山、右に水沼が両翼を担い、前線には林とユインスが入った。
対する琉球は、得点ランキングトップの田中恵太(8得点)を中心に4-5-1を採用。
藤枝同様にショートパスを繋ぎながら、攻守にアグレッシブなプレーを仕掛けてくる。
約60名のFC東京ファン・サポーターがスタンドに駆け付け、気温31.9℃のなか一丸となって琉球に挑んだ。
【前半】
攻守によりアグレッシブなプレーをしたのは東京だった。
立ち上がりから、選手が目まぐるしくポジションチェンジを行い、ショートパスをつなぐ東京。
攻守の切り替えも非常に早く、特にボールを奪われてからのファーストプレスが非常に早いため、琉球に自由を与えない。
時折ゴール前まで攻め込まれる場面を作られるも、榎本を中心とする守備陣が身体を寄せ対応しゴールを守る。
主導権を握った東京は19分にゲームを動かす。
相手陣内右サイド深くで、相手のミスを突きボールを奪うと林がPA内でボールを持つ。
林は飛び出してきた相手GKをよく見て中央のユインスへラストパスを預けると、無人のゴールへと流し込み先制。
その後、給水タイムを挟んでも流れは変わらず東京はゲームを支配。
琉球はDFラインからビルドアップを仕掛けFWに縦パスを入れるが、岡崎と小川が激しい球際への寄せで自由を与えない。
さらにセカンドボールには野澤・佐々木・田邉が素早く反応しボールを回収し続ける。
そんな安定した守備に支えられた攻撃陣が厚みのある攻撃を仕掛ける。
34分、左サイドで田邉が相手と一対一になると縦に突破しニアへクロス。
ここに林が飛び込むも一度はクリアーされてしまう。
このこぼれ球を再び拾い、今度は右サイドからクロスを入れ波状攻撃を仕掛けるが得点を奪えない。
すると流れは徐々に琉球へと移る。
41分、琉球に左サイドへ展開されると、一瞬アプローチが遅れ、深い位置まで進入される。
このクロスをファーでヘディングされるも枠の外。
さらに前半終了間際の45分には、右サイドからの突破を許し、ニアにクロスを入れられるがDFがクリアー。
この時間帯はセカンドボールも拾われ、苦しい展開となるが、守備陣が冷静に対応し1-0でリードして折り返す。
【ハーフタイム】
安間監督コメント
「前半の終盤はビルドアップの位置が低くなってきていたので、高い位置で行おう。そのためには相手のサイドをうまく攻略すること。
守備では間延びをしないように注意をしよう。1点目を守るのではなく2点目をとりに行くぞ。」
【後半】
琉球は攻撃に迫力をもたらせるべくパブロを投入。
東京は選手交代を行わずに、琉球のキックオフで後半に臨んだ。
開始直後に右サイドから攻撃を受けるも守備陣が弾き返すと、攻撃陣がそれに応える。
50分、右サイド裏に抜け出した田邉が斜めにPA内にドリブルで進入。
グランダーのクロスをニアに入れるが、林・ユインスにわずかに届かずゴール前をボールは通過。
その2分後には左サイドを突破した小川がニアに鋭いクロスを入れると、ユインスが難しい体制でヘディングシュートを放つがGK好守。
ルーズボールを拾い、今度は右サイドから水沼がニアにクロスを入れ林がシュートを放つも琉球守備陣が身体を張り右CK。
この右CKを水沼がファーサイドにつなぎ、折り返すと岡崎がヘディングでユインスにつなぎヘディングシュートを放つもゴールならず。
「選手たちはハーフタイムに、1点を守りきるのではなく、2点目を奪いにいくことを自分たちで選択した。」と試合後に語った安間監督。
55分、右サイドでボールを受けた水沼が斜めに突破をはかると、PA内斜め45度あたりからキックモーションに入る。
これを相手のGKはクロスと思い、重心がファーサイドに動いたところを見逃さず相手GKの裏を突きニアを射抜く。
欲しかった追加点を奪った東京はさらに攻勢を強める。
60分、相手陣内左サイドでFKを得ると、キッカーに水沼と小川。
水沼がフェイクで小川が大きくファーサイドに送ると、野澤が完全にフリーで飛び込みダイレクトボレーでゴールに叩き込む。
3点差とした東京だったが、ここから琉球の粘り強い攻撃を受けてしまう。
74分、左サイドからのグランダーのクロスからシュートを許すとバーに守られる。
ホッとしたのもつかの間、76分にも左サイドからクロスを許すと中央で合わせられ失点し2点差に詰められる。
完全に流れが琉球に変わり押し込まれる展開となったが、水沼の一振りで東京が追加点を奪った。
81分、中盤右サイドで水沼がボールを持つと、中央裏に抜けた途中出場の平岡へ。
これを琉球はファールで止めると、ゴール前正面のFKを水沼が直接ゴール左スミにねじ込み4-1。
その後も選手交代を行いながら、流れを簡単に渡したくない東京は平岡が持ち味のスピードを活かした突破で89分にゴールを奪う。
平岡はカウンターで中央を駆け上がる。
このドリブルに対して相手DFの対応が若干遅れると、平岡は相手をスピードで突破。
約40m近くを一人で持ち込み右斜め45度あたりからファーサイドネットを揺らす。
その後、アディショナルタイムの4分を守備陣がキッチリと凌ぎ、5-1で勝利を飾った。
本日も、FC東京U-23への熱いご声援誠にありがとうございました。
引き続き、温かいご声援のほど宜しくお願いいたします。
【安間監督の会見要旨】
「この暑いなか、沖縄まで駆け付けていただき、いつもと変わらない熱い応援をしてくださったファン・サポーターのみなさんに、こうして勝つ姿・積極的にプレーする姿を見せれたことが、なによりも嬉しいです。
試合の方は、前回対戦した時は本当に相手にならなかったのですが、しっかりとゲームをできるようになったことは、選手たちの成長を頼もしく思います。
どの試合でも今日のように相手を圧倒するプレーができていたのですが、試合を決めるプレー。つまりはゴールを決めるところがなかなか上手くいかず、勝ちにつながりませんでした。
そこを逃げることなく、積極的に挑んでいってくれたことが、今日の得点につながったのではないかと思います。
ただ、これが1試合だけでなく、今後の試合でも続けていけるように、選手たちと日々トレーニングをして質を高めていきたいと思います。」
【選手コメント】
《野澤》
「(試合の感想は?)結果として大量得点で勝てたことは良かったですが、1失点はもったいなかったですし、その辺は反省をしたいと思います。
ここ数試合は、内容が良くてもなかなか結果がついてこないような試合が続いていた。そういった状況のなかで結果も内容も伴った試合ができたことはとても良かったと思います。
(ご自身のプレーについてはいかがでしたか?)Jリーグで初めて得点をとれたのでとても嬉しかったです。ただ、それ以上にチームが勝てたことが嬉しかったです。
個人のプレーとしてはまだまだ出来る事もありましたし、最後は脚を攣ってしまい、チームに迷惑をかけてしまったので、また練習から努力をして、より良いプレーができるように頑張っていきたいと思います。
(得点シーンは狙っていたのですか?)試合前のミーティングでは、自分はゴール前には入らず、こぼれ球を狙う役割でした。得点の場面では自分にマークがついていなかったので、ファーサイドに行ったらフリーになれると思い、ユインス選手にも声をかけてニアに走ってもらい、ファーサイドでフリーでシュートを打てたことは、ユインス選手に感謝をしたいですし、ゴールを奪えて本当に嬉しかったです。
(次戦に向けての意気込みをお願いします)J1でもちろん試合に出場したいですし、そこで試合に出るために、今ここで精一杯プレーをしているので、ここでの頑張りをTOPチームにつなげれるように、頑張り続けたいと思います。」
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