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2023.12.08[クラブからのお知らせ]

【報告】2023FC東京選手会 復興支援活動

このたび、FC東京選手会活動の一環として、2023年12月7日(木)に福島県双葉郡富岡町立富岡小学校・中学校を昨年に続き訪問いたしました。


富岡小学校・中学校への訪問は2019年から実施しており、今回で5回目(2020年、2021年はオンラインでの交流や激励の手紙のやりとりのみ)となり、今回は約50名の子どもたちと一緒に楽しくボールを蹴って交流しました。


同日の午後は、とみおかアーカイブミュージアムで震災の映像を観たあとに、実際に震災および津波、原発事故の影響があった場所を視察し、復興の現状を改めて知りました。


また、このような復興支援を継続していくこと、震災の記憶を風化させないことという選手会の想いに共感いただき、福島県出身で2019年の復興支援活動時にも同校を訪問した元FC東京の髙萩洋次郎選手も今回一緒に参加いたしました。


FC東京選手会は今後もこうした活動を続けてまいります。




□参加選手
徳元悠平選手、寺山翼選手、熊田直紀選手、土肥幹太選手、俵積田晃太選手、野澤大志ブランドン選手、木村誠二選手、荒井悠汰選手、バングーナガンデ佳史扶選手、白井康介選手
計10名
※元FC東京 髙萩洋次郎選手も参加


□参加選手コメント(抜粋)

・徳元悠平選手コメント
「僕はいまだに帰還困難区域があるということを知らなかったので、今回の活動でお話を伺って、まずはそのことにとても驚きました。また、訪問した富岡小学校の子どもたちはみんな明るく元気でエネルギーをもらえましたし、来シーズンは福島から応援してくださっている方々に良い報告ができるようにもっと頑張らないといけないと思いました。来て良かったと思える活動となりました」


・寺山翼選手コメント
「今回福島で感じたのは、まだこんなに難しい状況が続いているんだということでした。
おそらくここに来なければ分からないこともあったので、自分にできることは今後も協力していきたいと思います。富岡小学校でのサッカーは僕が勇気をもらってしまいましたが、みんなにも勇気を与えることができていれば嬉しいと思っています」


・熊田直紀選手コメント
「僕が震災当時住んでいたエリアは津波の被害もなく、本日訪問させていただいた富岡町に比べると被害も小さかったですが、被災地の現状や当時の状況など、今回実際に訪問して分かったことが多くありましたし、勉強になりました。福島県出身のサッカー選手として、生まれ育った町に誇りをもってプレーで示していきたいですし、福島県のことを発信できるような活躍をみせていきたいです」


・土肥幹太選手コメント
「震災から12年経っているのに、いまだに帰還困難地域があったり難しい状況が続いているということを自分も含めて多くの人に知っていただく必要があると感じました。初めての福島訪問でしたが、子どもたちとサッカーを通じて元気をもらえた部分もたくさんあったので今回のことを自分なりに発信し続けていきたいと思いました」


・俵積田晃太選手コメント
「中学生の時に東日本大震災について学習する機会があり、被害の大きさや津波の脅威を学ぶことがありました。ですが、実際に福島県を訪問して映像や画面越しでは気づくことのできない町の雰囲気や、現地の方々からいただいたお話、資料館に展示されているものから多くのものを感じ取ることができました。復興は進んでいると思いますが、バスで街を回った際に、震災の影響による空き地や更地が多くあることを自分の目で見て知ることができました。小学校訪問もあり、多くの方々とふれあう時間をいただいたので、そのみなさんが応援したいと思ってもらえるような選手になりたいと思います」


・野澤大志ブランドン選手コメント
「いわてグルージャ盛岡にいた時に、地域との関わりのなかで震災時の大変さなどを聞かせていただく機会もありました。今回、同じ東北である福島県に来て、あらためていろいろ考えさせられました。僕は沖縄で生まれ育ち東京に来たので、震災、津波、原発事故などがあまり身近なものとして感じていませんでした。すでに10年以上が経っていますが、それを実際に初めてこの目で見て、町も人も助け合いながら生まれ変わっていると聞いて、それはとても大切なことだと感じました。プロサッカー選手としてこれから何ができるかはまだ分かりませんが、まずは自分が普段から関わっている人や住んでいる地域などに寄り添って、目の前のことから着実に歩んでいきたいと思いました」


・木村誠二選手コメント
「富岡小学校での子どもたちとふれあったサッカーはとても楽しかったし、逆に僕が元気をもらってしまいました。とみおかアーカイブミュージアムでの被災の時の映像や実際に被災された場所を直接見て、今日ここに来る前に自分のなかにあった福島県の印象や感情がだいぶ変わりました。これからも自分にできる支援を続けていきたいと強く思っています」


・荒井悠汰選手コメント
「富岡小学校の訪問は、子どもたちから元気をもらったし、楽しかったです。 震災の被害を受けた施設見学をして自分が知らない町でこんなにひどい災害があったのを見て悲しくなったし、いつ災害が起きるか分からないので、一日一日を大切に生活していきたいと思いました」


・バングーナガンデ佳史扶選手コメント(2022年に続き2回目
)
「テレビなどの報道では見たり聞いたりできない現地の方々の声や様子に接することで多くの学びがありました。 小学校訪問では、僕たちが子どもたちに楽しませてもらいましたし、たくさんのパワーと笑顔をいただきました。 髙萩選手が中心となって始まったこの活動は、実際に福島を訪れることで継続する意味を感じています。 活動を通してふれあった子どもたちや地域の方々が東京の試合やサッカーを観た時に、“あの時来てくれた選手が頑張っている!”と思ってもらえるような活躍で元気を届けたいと思います」


・白井康介選手コメント
「初めて東京の復興支援活動に参加させてもらって、福島の子どもたちと一緒に身体を動かして、子どもたちの元気な笑顔を見ることができてとても良かったです。富岡町の当時を振り返る映像を見させていただき、あらためて復興に向けて自分たちにできることを考えるきっかけになりました」













今回の活動にご協力いただいたみなさま、DREAM福島のみなさま、Jヴィレッジのみなさま、本当にありがとうございました。