U-18GAME RESULT試合結果

2017年U-18試合結果

12/17(日) 
埼玉スタジアム2002
(キックオフ 13:00)

高円宮杯U-18サッカーリーグ 2017チャンピオンシップ

FC東京U-18

3-2

ヴィッセル神戸U-18

FC東京得点者

18品田愛斗(47分)、13吉田和拓(53分)、4長谷川光基(100+1分)

FC東京出場選手

GK 16高瀬和楠
DF 9吹野竜司→5岡庭愁人(HT)、3篠原新汰、4長谷川光基、6荒川滉貴
MF 11横山塁→24草住晃之介(HT)、18品田愛斗→17寺山翼(100分)、10小林幹、7杉山伶央→8小林真鷹(110分)
FW 13吉田和拓、14原大智

寸評

[リザーブ]
GK:21飯塚欣士
DF:
MF:34小林里駆
FW:22今村涼一

○試合レポート
【Challenge to the next stage】
天候は晴。肌寒い風が吹くなか、高校生年代、真の日本一を決める『高円宮杯U-18サッカーリーグ 2017チャンピオンシップ』は埼玉スタジアム2002にて開催される。
佐藤監督は「最高の舞台。この大会が間違いなく日本一を決める大会。相手は関係ない。
メンバーに入った18人だけでなく、FC東京U-18に関わる全ての力を結集して闘おう。辛くなったときは、みんなの顔を見よう。」と声をかける。
選手たちも緊張感漂う雰囲気のなか佐藤監督の指示に耳を傾けると、最後に「俺たちの積み上げと生き様を魅せよう!」と選手を鼓舞し、ピッチへと送り出した。
11,023人が駆けつけた、この試合。
初優勝を目指し、ピッチへと飛び出した若き青赤の選手たちを、多くのファン・サポーターが見守る試合は、13:00に神戸のキックオフで幕を開けた。

【前半】
立ち上がりから勢いを持って試合に入ったのは神戸。
フィジカルの強さを活かした球際での攻防で苦戦をすると、セカンドボールの回収でも相手にリードされる。
8分、神戸にFKを与えるが、壁がブロックしCKになるも守り切る。
さらに16分にもシュートを打たれ、迎えた18分。
右サイドからのロングスローをヘディングでゴール前につながれると、相手が東京守備陣より一歩前に入りヘディングで押し込まれ先制点を許してしまう。
反撃に出たい東京だったが、なかなか攻めの形を作れず時間が進んでしまう。
それでも少しずつ落ち着きを取り戻しボールを支配し始めたが、相手のPAになかなか進入できないでいると32分。
相手陣内でボールを奪われると縦のロングパスが東京DFライン裏に落ちる。
これを、長谷川が追いかけるとPA内で相手を倒してしまい、PKの判定。
このPKを高瀬が左に反応するも、わずかに届かず2点目を入れられてしまう。
2点のビハインドを背負う東京は35分を過ぎたあたりから、ボールを動かしながらテンポを作り始めるがチャンスを作り切れない。
37分、品田が左PA内からマイナスのラストパスを出すも中と合わず、42分には荒川のフィードを原が受けるも収めきれない。
前半はこのままチャンスらしいチャンスを作れないまま終わり、後半へと向かう。

【ハーフタイム】
佐藤監督「俺たちはこんなもんじゃない。もっとやれる。次の得点は必ず我々がとろう。
テンポよくボールを動かそう。残り45分、自分たちがやってきたことを出そう。
最高のシュチュエーションだ。絶対にひっくり返そう!」

【後半】
東京はハーフタイムに、吹野と横山に代えて怪我から復帰しプレミアリーグ最終節にベンチ入りをはたしたキャプテンの岡庭と草住を投入。
草住を左SBに入れると、荒川を一列前に上げ、杉山を右サイドに配置し流れを変える。
すると、この後半から出場した草住が早速得点に絡む。
開始直後の46分、左サイド深くでスローインを得ると、草住のミドルスローをPA内で受けた品田が倒されPKを獲得。
これを品田自ら落ち着いて決めると、さらに53分。
杉山からのパスを受けた草住がドリブルで縦に仕掛け、ファーにクロスを入れると、吉田が飛び込みヘディングで合わせ同点に追いつく。
流れを掴んだ東京はさらに攻勢を仕掛ける。
59分、右サイドをオーバーラップした岡庭が鋭いクロスをファーに送ると、原が飛び込むもわずかに合わず。
直後の60分には自陣からのボールをつなぐと、杉山から吉田に預け、タイミングを見計らって飛び出した原に出すもオフサイド。
反対にピンチを迎えたのが61分、一瞬の隙を突かれ、東京守備陣の裏にフリーで飛び出されると、高瀬が身体を広げて飛び出すと右足でブロック。
さらに63分にも相手のセットプレーから立て続けにピンチを招くも高瀬の好守で決定機を防ぎ、勝ち越し点を許さない。
この守備陣の踏ん張りに答えるべく、攻撃陣もテンポよくボールを動かし、相手のPA内への進入を試みるも、最後のところを崩せない。
75分を過ぎたころから、お互いに疲労の影響からか、ミスも目立ちはじめるが、ゴールに迫りつづける。
攻守の入れ替わりの激しい展開になると85分、相手に立て続けにシュートを打たれるが、守備陣がブロック。
東京も88分に右裏に飛び出した杉山に小林(幹)がつなぎ、ゴール前の原にクロスを入れるもGKがセーブ。
これで得たCKもパンチングでクリアされると今度は東京の守護神も魅せる。
89分、右PA内への進入を許し強烈なシュートを打たれるも高瀬がパンチング。
90分で試合を決めたい東京はアディショナルタイムには原が立て続けに決定機に絡むも決めきれず、10分ハーフの延長戦へと進む。

【延長前半】
92分、岡庭のスローインを受けた小林(幹)のクロスを荒川が受けるもシュートを打ちきれない。
すると神戸も94分にドリブルからループパスを裏に送ると、抜け出した相手選手に決定的なシュートを打たれる。
しかし、ここも高瀬が前に飛び出し身体を広げコースを消し、枠外へとおいやる。
さらに95分には長谷川のクリアボールを拾われ、PA内で決定的なシュートを許すも、長谷川が身体を張ってブロック。
守備陣が集中力を切らさずにいると勝ち越し点を東京が奪う。
100+1分、足を攣った品田に代えて寺山を入れると、CKのキッカーも岡庭に変更。
この直前のプレーで得た右CKを岡庭が中央に入り込んだ長谷川が豪快にヘディングで叩き込み、この試合初めてのリードを奪う。

【延長後半】
同点ゴールを狙う神戸に対して、東京守備陣がしっかりと対応する。
101分に相手のシュートを身体を張ってブロックすると、105分にもロングスローの流れからCKを与えるが高瀬がパンチングでクリア。
東京も前線でボールを収め、時間を上手く使おうとするが、神戸の激しい守備に阻まれてしまう。
試合終了直前の110分には怪我から復帰したばかりの小林(真)を投入しクローズにかかる東京。
アディショナルタイムは2分と表示されると、最後まで集中力を切らさなかった東京が逃げ切り、見事勝利。
今大会初出場、初優勝を飾り、『真の日本一』を獲得した。

本日もFC東京U-18への多くのご声援誠にありがとうございました。
みなさまの力強いサポートが選手の支えとなり、新たな歴史を作ることができました。
本当にありがとうございました。