U-18GAME RESULT試合結果

2019年U-18試合結果

12/13(金) 
広島広域公園第一球技場
(キックオフ 11:00)

高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ 2019 プレーオフ

FC東京U-18

5-0

旭川実業高校

FC東京得点者

常盤亨太(28分、45+1分)、小林里駆(43分、50分)、大森理生(90+3分)

FC東京出場選手

GK 30野澤大志ブランドン
DF 2木村誠二、3岡哲平、28大森理生
MF 5森田慎吾、7金誠敏、17常盤亨太→14沼田航征(73分)、20安田虎士朗→9久保征一郎(73分)、40角昂志郎→12大迫蒼人(59分)
FW 10小林里駆→42野澤零温(59分)、11宮田和純→6バングーナガンデ佳史扶(85分)

寸評

[リザーブ]
GK:16高橋優仁
DF:4湯本創也
MF:
FW:

本日も、FC東京U-18への熱いご声援ありがとうございました。
引き続き、熱いご声援のほどよろしくお願いいたします。

[次戦]
高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ 2019 プレーオフ
12月15日(日)11:00キックオフ
vsモンテディオ山形ユース
会場/コカ・コーラボトラーズジャパン広島スタジアム


[戦評]
「大差で初戦突破。プレミア復帰に一歩前進」
12月13日(金)、広島県各地で高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2019プレーオフ1回戦が行われ、関東1位のFC東京U-18は北海道2位の旭川実業高校と対戦。5-0で勝利を収め、2回戦に駒を進めた。
モンテディオ山形U-18と雌雄を決する2回戦は12月15日(日)11時、コカ・コーラボトラーズジャパン広島スタジアムでキックオフ。

13日11時、広島広域公園 第一球技場でプレミア復帰に向けた重要な戦いの笛が鳴った。
FC東京U-18のGKは野澤大志ブランドン。
3-4-2-1を採用し、最終ラインには木村誠二、大森理生、岡哲平が顔を揃えた。右ウイングバックは森田慎吾、左ウイングバックには金誠敏と、それぞれCKのキッカーが入る。
中盤は安田虎士朗と常盤亨太。前線は1トップに宮田和純、2シャドーに角昂志郎と小林里駆という布陣。旭川実業がどれほどの難敵であろうと、J3メンバーを含む布陣で必ず打ち砕くという気概がうかがえる。
中村忠FC東京U-18監督は「シーズンを通して選手がいないことも多いですし、比較的出場時間が長かった選手を多く使おうと考えました」と、メンバー選考の意図を語った。

結果的にはワンサイドゲームとなったように映るが、決して楽な試合ではなかった。FC東京U-18はボールを保持するものの、その東京をリスペクトして不用意に出てこない旭川実業高校の守備を崩しきれず、得点を挙げることができない。
それでもウイングバックとシャドーを中心にサイドで数的優位を形成し、クロスを中に通せずともコーナーキックを取り続けたことが得点につながった。
先制は前半28分。
森田が蹴った左コーナーキックを常盤が決め、1-0とリードを奪った。すると43分には小林、前半アディショナルタイムにはまたも常盤が連続してセットプレーから決めて3点を先行し、ハーフタイムに。
そして互いに選手交代なく突入した後半5分、PKを小林が決めて点差を4点に拡げると大勢は決した。

しかし緊迫する一発勝負とあってらしからぬミスが頻発するなど、内容がよくないチームが完勝できるほどプレミア参入戦は甘くはない。
旭川実業高校は後半29分の選手交代を機に主導権を握り、FC東京U-18陣内でゲームを進め、失点を止めた。4点のリードを奪い試合が落ち着いたからというよりは、旭川実業高校に押される展開。それでもほぼラストプレーとなった右コーナーキックからの流れで大森が足で追加点を挙げて締めくくり、2回戦に向けていい流れをつくった。
終盤、布陣を4-4-2にして圧力をかけ優位を奪い返そうとした積極性が実った格好だ。

勝てばプレミア復帰が決まる次戦の相手は、大分トリニータU-18を下したモンテディオ山形ユース。日頃、青森山田高校セカンドとの対戦で揉まれている東北の雄だけに、侮れないことは言うまでもない。

中村監督は「内容的には五分五分の試合」だと振り返る。
「よく前半で点を取れたなと思いました。こういう(緊迫する)試合だと前半が0-0であってもおかしくない。ウチはそんなに上手いチームではないので、泥臭いセットプレーで点を取らないと勝つことができない。そういう意味では特長を出してくれたと思います」

攻撃に目を奪われがちだが、守備で勝点を取ってきたのが今シーズンのFC東京U-18。その意味ではクリーンシート(無失点)は誇るべき材料だが、それらを鼻にかけてよいほどのチーム状態ではないことも確かだ。中村監督はこう続けた。

「このままじゃ勝てないぞ、という内容でした。山形さんは上手いので」
負けたら終わりのノックアウト方式の大会に対する特効薬はない。
「(対策を立てて)高校生が指示どおりにできるかと言ったら、そうはうまくいかない。だからやっぱり“出し切る”というところだけですよね。そういう意味では今日は力を出し切れたのかということを考えなければいけない」

中一日を置いて決戦の火蓋が切られるまで課題の修正は続く。
プリンスリーグに降格した悔しさを今一度思い起こし、起爆剤としたい。