GAME RESULT試合結果
2004/2/28(土)
観衆 3,200人
天候 曇、 気温 16.6度 湿度 %
主審:松尾 一 副審:中井 恒/鳥越 明弘 四審:
プレシーズンマッチ
鹿児島県国分運動公園陸上競技場
2-2
試合終了
前半2-0
後半0-2
PK戦0-0
FC東京 | 京都サンガF.C. | |
---|---|---|
4分:ルーカス 37分:阿部 吉朗 |
得点者 |
80分:黒部 光昭 72分:田原 豊 |
78分 小林 成光 65分 呉 章銀 60分 近藤 祐介 |
選手交代 |
60分 斉藤 大介 45分 森 勇介 45分 熱田 眞 32分 田原 豊 |
13 | シュート | 10 |
6 | GK | 11 |
7 | CK | 3 |
23 | 直接FK | 21 |
0 | 間接FK | 9 |
0 | オフサイド | 9 |
0 | PK | 0 |
警告 |
85 斉藤 大介 81 萩村 滋則 59 森 勇介 |
|
退場 |
GK | 1 | 土肥 洋一 |
DF | 20 | 加地 亮 |
DF | 17 | 金沢 浄 |
DF | 3 | ジャーン |
DF | 8 | 藤山 竜仁 |
MF | 15 | 鈴木 規郎 |
MF | 16 | 宮沢 正史 |
MF | 13 | 戸田 光洋 |
MF | 24 | 小林 成光 |
MF | 10 | 三浦 文丈 |
MF | 4 | 呉 章銀 |
FW | 9 | ルーカス |
FW | 11 | 阿部 吉朗 |
FW | 25 | 近藤 祐介 |
GK | 22 | 塩田 仁史 |
DF | 5 | 増嶋 竜也 |
MF | 7 | 浅利 悟 |
FW | 27 | 李 忠成 |
GK | 26 | 西村 弘司 |
DF | 5 | 手島 和希 |
DF | 2 | 鈴木 悟 |
DF | 27 | 萩村 滋則 |
MF | 13 | ビジュ |
MF | 7 | 冨田 晋矢 |
MF | 6 | 石丸 清隆 |
MF | 16 | 斉藤 大介 |
MF | 15 | 中山 博貴 |
DF | 29 | 森 勇介 |
MF | 14 | 中払 大介 |
MF | 17 | 熱田 眞 |
FW | 21 | 崔 龍洙 |
FW | 11 | 田原 豊 |
FW | 9 | 黒部 光昭 |
GK | 28 | 橋田 聡司 |
DF | 4 | 鈴木 和裕 |
MF | 3 | 中村 忠 |
【選手・監督コメント】
後半追いつかれドローとなるが、収穫のあるゲームとなった。
22日から行われた鹿児島キャンプもこのプレシーズンマッチによって終了となる。今年の初の公式戦の相手は同じ鹿児島県でキャンプを張っている京都パープルサンガ。京都は今シーズンJ2からの1年での復帰を目指し、チームを強化している。対戦相手には申し分ない相手である。
今日のフォーメーションは、一昨日の大分戦のスタメンと同じく両サイドに戸田・鈴木を置き、2トップにルーカス・阿部のコンビで試合に臨んだ。試合に向け原監督は、「これまでずっと練習してきたことをやるだけだ。今持っている力を出して欲しい。疲れもあるとは思うけど、前半から積極的にいき、いけるところまでいってほしい。」と調整段階で選手たちに更なるアピールをして欲しいという意気込みが感じられた。
試合が開始されると、前線からプレスをかけボールを奪いにいく。マイボールとなるとシンプルに、FWへスペースへとボールとつないでいく。開始早々の4分、右CKをクリアされた後の右サイドでのスローイン。加地が素早く縦へ出すと前線に残っていた宮沢が受け、ゴールラインぎりぎりで中央へ低いクロス、そこにルーカスが飛び込み、ルーカスは二アサイドで倒れこみながらもゴールへ押し込んだ。今シーズン新戦力の早々の先制点でチームは勢いづき、その後も京都を圧倒する。京都の自慢の崔・黒部の2トップをジャーン・藤山が押さえ込んでいく。中盤では宮沢が基点となり、鈴木・戸田のスピードを活かし、ロングボールで相手を揺さぶっていく。36分には、中央三浦から右サイドで加地が受けると、中央へ大きなクロス。ゴール前ファーサイドで待ち構えた阿部が相手に競り勝ちヘディングシュート、2点目を決める。対する京都もカウンターから一矢を報いようと攻撃に転ずるが、崔が前半30分過ぎで負傷のため交代となってしまったため、攻撃の基点を失った状態になってしまい、決定的なチャンスを作ることはできないまま前半は終了した。
ハーフタイムには、「前半の出来からして京都は盛り返してくるだろう。そこをきっちり受け止めよう。しかし、相手の様子を見ることも必要だが、DFラインをずるずると引き下げないように。」と原監督は選手たちを改めて引き締めた。
後半開始から京都は選手を2人交代し、これまでの3バックから4バックへとフォーメーションを移行してきた。これが功を奏したのか京都も徐々に試合の流れを引き寄せてきた。前半に引き続き、東京も戸田や阿部・ルーカス等が積極的にボールにアタックを仕掛けていく。しかしボールを奪い、ゴール前まで侵入はしていくものの、ゴールへとはならなかった。一進一退の攻防となり、お互いチャンスを迎えていたが、得点へと結びつけたのは京都であった。72分、ピッチ中央でルーカスから宮沢へのパスが乱れボールを奪われると、そこからカウンターを仕掛けられる。熱田がこぼれ球を拾うとドリブルを仕掛ける。そのままドリブルから左へつなぎ、そこに田原が走り込みシュート。1点を返されてしまう。1点を帰すと京都も息を吹き返し、80分。ピッチ中央で冨田がこぼれ球になった浮き球でを熱田へ、熱田がDFラインの裏へ巧みな浮き球を出す。そこに黒部が走り込み、豪快に蹴りこみ同点とされてしまう。残り10分、両チームとも勝ち越しを狙うが共に得点を奪えず、2-2のまま終了となった。
ゲーム内容としては、前半は完全にゲームを支配していたが、後半息切れしてしまい追いつかれてしまったという状況であった。しかし、原監督は「いいところも、課題となるところもあったのでこれからの練習のし甲斐がある。」と振り返っている。反省点ばかりではないようだ。また、鈴木・ルーカスの90分間フル出場や、小林が約2年ぶりのトップチームの公式戦への復帰とこれから始まるリーグ戦へ新たな期待が大きく膨らんだ。
<ルーカス選手のコメント>(得点の)形はそんなにすばらしくはないが、ストライカーとして得点をすることが重要である。コンディションもまだ100%ではないが、上がってはきている。これから練習を重ね、コンビネーション・コンディション等を向上させていきたいと思う。
<三浦選手のコメント>2点を追いつかれてしまったのは良くなかったが、2週間後の開幕に向けてはいい感じだと思う。失点も崩されてのではなかったので、これから修正していきたいと思う。