GAME RESULT試合結果

第20節 2005/8/24(水)
観衆 20,120人 
天候 曇、弱 気温 24.6度 湿度 67% 
主審:西村 雄一 副審:中原 美智雄/八木 あかね 四審:宮島 一代

J1 第20節

味スタ

HOME

FC東京

1-1

試合終了

前半0-0

後半1-1

AWAY

名古屋グランパス

FC東京 名古屋グランパス
88' 今野 泰幸
得点者 77' 藤田 俊哉
62' 鈴木 規郎 → ササ サルセード
79' 金沢 浄 → 馬場 憂太
82' 梶山 陽平 → 三浦 文丈
選手交代 71' ルイゾン → 中山 悟志
78' 井川 祐輔 → 吉村 圭司
88' 本田 圭佑 → 渡邊 圭二
15 シュート 9
8 CK 1
20 FK 15
警告 50' ルイゾン
退場
FC東京先発
GK 1 土肥 洋一
DF 20 加地 亮
DF 3 ジャーン
DF 2 茂庭 照幸
DF 17 金沢 浄
MF 23 梶山 陽平
MF 6 今野 泰幸
MF 18 石川 直宏
MF 15 鈴木 規郎
MF 27 栗澤 僚一
FW 9 ルーカス
FC東京控え
GK 21 遠藤 大志
DF 8 藤山 竜仁
MF 10 三浦 文丈
MF 14 馬場 憂太
FW 38 ササ サルセード
名古屋グランパス先発
GK 1 楢﨑 正剛
DF 3 井川 祐輔
DF 5 古賀 正紘
DF 16 増川 隆洋
DF 6 中谷 勇介
MF 8 クライトン
MF 17 安 英学
MF 10 藤田 俊哉
MF 7 中村 直志
FW 11 ルイゾン
FW 24 本田 圭佑
名古屋グランパス控え
GK 22 川島 永嗣
DF 2 秋田 豊
MF 14 吉村 圭司
MF 28 渡邊 圭二
FW 32 中山 悟志

【選手・監督コメント】

アグレッシブな東京のサッカーで、名古屋にリベンジを!


 前節の浦和戦を振り返り、原監督は「もう二度とああいうゲームはしたくない」と省みた。第20節名古屋グランパスエイト戦は、中3日での戦いとなるが、「浦和戦のように受身ではなく、アグレッシブな東京のサッカーをする」と続けた。前節の戦いから、2トップのフィット具合と、前線からの守備が課題に挙げられたが、実質2日間の短い練習時間のため、今節は戦い慣れた4-5-1の布陣を選択。ルーカスを1トップに、右MFに石川、左MFに鈴木規、中央に栗澤が入り、前節ゴールを挙げたササはベンチスタートとなった。

 対する名古屋は現在勝点27で7位につける。7月の6連戦を2勝3分1敗で乗り切ったが、前節神戸戦では、新加入のFWルイゾンがフィットし切れず、0対1で敗れた。ただしルイゾンも「ササと同じように“一発”があり、危険な選手であることは間違いない。そこにFW本田やMF藤田らが絡んでくると怖い」と警戒。名古屋を封じるためには「全員で守備をして、怖がらずに奪いにいき、奪ったら右からも左からも真ん中からも飛び出していく。素速い攻撃を仕掛ける(原監督)」ことが必要になる。

 思い起こせば、前半戦の連敗は4月13日のアウェー名古屋での敗戦から始まった。その意味でも、選手たちのリベンジに賭ける思いは強い。アグレッシブに、戦う姿勢を取り戻し、夏休み最後となるホームゲームで勝利をめざしたい。試合前には、今日J1リーグ通算100試合出場を達成する石川を祝したセレモニーが行われ、比較的涼しさの感じられる味の素スタジアム、19時4分に東京のキックオフでスタートした。


Aggressive TOKYO Seek Revenge

"I don't ever want to see another game like that," commented TOKYO manager Hara after the disappointing loss to Urawa Reds, "We were far too passive; we have to be more aggressive". TOKYO spent the two days in training following that game working on a 4-5-1 formation and defending from the front. Lucas began as lone striker with Ishikawa on the right, Kurisawa in the centre and Suzuki on the left. Sasa, who scored on his league debut, started on the bench. 
Opponents Grampus went into the game in 7th. place with 27 points. New signing Luizao had failed to acclimatise to his new surroundings and his side had lost their previous game 1-0 to bottom club Vissel. Like Sasa though, Luizao is perfectly able to win a game at a stroke and manager Hara urged caution, particularly regarding striker Honda and veteran midfielder Fujita. "We can't afford to be timid; we have to go out and win the ball boldly, get it out to the flanks and attack at top speed". 
TOKYO's fine start to the season had ended in an away defeat to Grampus in April. The players were ready to extract a measure of revenge and post a victory in the final home game of the summer. A ceremony to mark Ishikawa's 100th. J.League appearance was held shortly before the home side kicked off on a balmy evening in west Tokyo. 

支配率は互角、チャンスはつくったが…


 名古屋はFWルイゾンと本田の2トップ。右MFに藤田、左MFに中村の4-4-2の布陣。開始数十秒で右CKのチャンスを得て、MF中村のキックをDF古賀が合わせるがバーを越えた。その後はともに、しっかりした守備から攻撃のチャンスをうかがう慎重な戦いぶり。6分には名古屋のカウンターから、FW本田が左エリアの角度のないところからシュートを放たれる。7分には石川の右クロスを中央でルーカスがトラップし、シュートしたがGK正面。8分、石川→左の鈴木規の展開から左CKを奪い、栗澤のキックをルーカスがヘディングシュート。だが、わずかに横にはずれた。

 ルーカス、石川を起点に攻撃のリズムをつかみ始めた東京。13分には先制のビッグチャンスをつくる。ルーカスが大きく右サイドへ展開し石川が追いついてクロスを上げる。ファーに栗澤がフリーで飛び込み、ダイレクトで合わせようとしたが、芝に足を取られヒットせず、大きなチャンスを逃してしまった。16分にはゴール前にドリブルで上がろうとした梶山が倒され、中盤右寄りでFKを得る。しかし鈴木規のキックは相手DFがブロック。 23分にはルーカスが相手陣内でのこぼれを拾って、右エリア深くまで侵入。うまいフェイントで相手をかわしてシュートを狙うが、角度がなくサイドネットに。 

 その後は互いに連係ミスもあり、焦れた展開が続くことになる。35分には名古屋左サイドバックの中谷の左クロスをゴール正面でルイゾンがヘッドでそらし、ファーでフリーになったMFクライトンが土肥の頭越しにループで狙う。ヒヤリとした場面であったが、ゴールの上にはずれ事なきを得る。38分には金沢→今野が左エリアに入ったところからシュート。40分にはルーカスのポストから、エリア前に走りこんだ栗澤がクリーンシュートを放つが、いずれも相手GKがキャッチ。ボール支配率は五分五分であったが、名古屋よりも多くのチャンスをつくった東京。しかし決めることができず、後半へと折り返した。


Chances Spurned In Even First Half

Grampus lined up in a 4-4-2 formation with Luizao and Honda as twin strikers, Fujita on the right and Nakamura on the left side of midfield. It was the visitors who created the first chance, Koga firing over the bar following Nakamura's corner kick in the opening minute. Both sides began cautiously and defence was at a premium. In the 6th. minute Honda blazed over the bar from a tight angle and Lucas fired straight at Grampus keeper Narazaki following good work from Ishikawa a minute later. Lucas headed Kurisawa's corner narrowly wide in the 8th. minute. 
Paced by Lucas and Ishikawa, TOKYO slowly began to find their rhythm. The best chance of the game so far fell to Kurisawa in the 13th. minute. Ishikawa skipped past the Grampus defence on the right after a long cross field ball from Lucas and centred to the far post where the onrushing, and completely unmarked, Kurisawa failed to make a solid contact and the opening was wasted. Kajiyama surged through the middle in the 16th. minute before being flattened in a promising position. Suzuki hammered the free kick straight into the wall. In the 23rd. minute Lucas took the ball deep into the Grampus area, neatly feinted his way past a defender but buried his shot into the side netting. 
Some sloppy passing from both sides then saw the game enter a frustrating period. Grampus should have taken the lead in the 35th. minute as Luizao's header fell perfectly for Claiton, unmarked in front of goal. With only Doi to beat Claiton contrived to scoop the ball over the bar and TOKYO heaved a collective sigh of relief at a lucky escape. Konno raced forward and shot in the 38th. minute, as did Kurisawa two minutes later. Neither effort bothered Narazaki and the first half finished 0-0. 

嫌な展開を振り切り、ドローに持ち込む


 後半開始直後から、アグレッシブな姿勢をみせた東京。40秒で鈴木規が左サイドを疾走し、クロスを石川→栗澤とわたり、相手DFをフェイントで切り返し、エリア右からシュートを放ったが、わずかにバーを越えた。48分には加地が中へ攻め上がり、ラストパスに走りこんだ今野がシュート。50分には右サイドで加地が倒されて得たFKに、茂庭がヘディングシュート。しかし決めきれない中で、今度は反対に名古屋がカウンターからチャンスを作る。56分、本田の大きなサイドチェンジからルイゾンにゴール前に飛び出されるが、オフサイドに。58分にはエリア内に飛び出したMF藤田にボールがわたり、シュートチャンスになるが、東京DFがかろうじてカットした。

 62分には鈴木規に代えてササを投入、栗澤を左に配し、2トップの布陣で勝負に出る。このササの投入でゴールの予感が生まれた。69分には石川が前線に上げたロビングに対し、ササがゴール前に抜け出し、飛び出したGKより一足早くループシュート。70分には栗澤の左CKから、右エリアで今野がシュート体勢に入る。続いて左CKからルーカスがヘディングシュート。75分にもCKを奪い、76分には今野が右前線で粘り、再びCKを得る。石川のキックをルーカスがヘディングで競り、ファーに飛び込んだジャーンがゴール至近距離からボレーシュート! しかし相手GKのナイスセーブに阻まれてしまった。

 攻めのリズムをつかんだ東京だったが、ピンチはそのCK直後におとずれた。東京はショートコーナーからクロスを上げたが、こぼれを拾われ、名古屋にカウンターをくらう。右サイドをクライトンが独走し、前線のMF中村にパスをとおす。中村は右エリア深くで東京DFを引き付け、ゴール前にマイナスのラストパス。これを受けたMF藤田に決められ、失点。またもやチャンスに決められない中で先制される嫌な展開となってしまった。

 しかし、それでもあきらめなかった。79分には負傷した金沢に代えて馬場を、82分には梶山に代えて三浦を投入。馬場を中央に入れ、ほぼ3バックの布陣で反撃に出る。85分には今野の左クロスをササがヘディングシュート。その直後には栗澤のクロスをササがポストで受け、ダイレクトで馬場へリターン。馬場はエリア内の名古屋DFの間を果敢にドリブルで突っかけ、横からスッと現れたササがシュート! 決定的な場面であったが、GKの正面を突いた。そして88分、ルーカス→栗澤が左前線に駆け上がった今野にパス。今野は深い位置まで攻め上がり、速いクロス。これが相手GKのファンブルを誘って、ボールはゴールイン! 土壇場で同点に追いついた。その後も「もう1点」と猛攻を仕掛け、ロスタイムには加地の右クロスにササが打点の高いヘディング! GKの伸ばした手を越えてゴールインしたかに思われたが、相手DFのカバーに阻まれ、タイムアップ。追加点はならなかったが、終盤に追いついてドローに持ち込み、勝点1をもぎとった。

 【選手コメント】《ササ》「ベンチスタートは監督が決めたこと。それについて不満はなく、自分のできることを精一杯がんばろうと思っていた。ゴールを決めることができなくて残念。まだ2試合しか実戦に出ていないので、調子が上向きか、慣れてきたかどうかは判断できない。ただルーカスとの2トップは合ってきていると思う。自分としては(シュートだけでなく)もっとリズムをつくっていきたい」《今野》「前半は名古屋にやられる気がしなかった。でも点も取れなくて、なんとなく連係がズレていったような気がする。それで後半は自分も、バランスをある程度捨てても攻めていこう、点を取りにいこうと考えた。ゴールはクロスのつもりだったが、速いボールを蹴ったことがよかった。ただ、もっとミドルシュートを打っていきたい。また、サイドに流れて攻めあがることが多かったので、これからは中でドリブルしたりスルーパスを出せるようにしてきたい」

 【原監督の会見要旨】「前節の浦和戦がかなり悪い出来だったが、その原因としてコンディションの悪い選手が何人かいたこと。それから最初からササを使ってみたが、日本のサッカーや我々の戦い方に慣れておらず、彼だけでなく周りの選手にもとまどいがあった。そこで1週間あれば修正が可能だと思ったが、中3日のため今日は慣れたやり方でスタートした。そして自分たちのアグレッシブなサッカー=いい守備から入って、グランドを広く使って、左右からどんどん攻めていくというサッカーを取り戻そうと話していた。グランド状態が悪かったが、前半に何度か形ができた。石川がクロスを上げて栗澤がフリーになったり、ルーカスがチャンスをつくったりした。そこで決めていれば…という展開だった。ハーフタイムには『前節よりいい戦いができている。ただ名古屋は明らかにカウンター狙いなので、奪われ方が悪ければカウンターをくらう。ルイゾン、藤田、中村あたりはケアするように』と話して後半に臨んだ。昨日、鈴木規が38度以上の熱を出したが、昼には落ち着いたので、今日は先発にしていけるところまでいかせようとした。疲れが出てきたのと、待っていても流れが変わらないので、ササを投入して勝負に出た。ササのゴール前での強さ、フィジカルを含めてストライカーらしさは、どうしても点がほしい状況で使ったほうが活かされる。そのほうが周りも彼のよさを引き出せる。そこから逆にカウンターからMF藤田に決められてしまい、金沢もケガをして嫌な展開になったが、選手たちは最後まであきらめないでゴールに向かった。相手のミスもあるが、今野があそこまで上がったこと、ササがゴール前に入ったことも影響したと思う。同点に追いつき、その後もササの決定的なチャンスがあったり、馬場も途中出場でいい仕事をした。あきらめずに追いついて、得た勝点1は非常に大きい。もちろんホームで勝点3を取れなかったことは反省点だが、追いついたこと、そこで満足することなくもう1点を取りにいったことは評価できる。チームの中で、いかにササの得点力を活かしていくかを考えながら今後に臨みたい」

 【名古屋・ネルシーニョ監督の会見要旨】「両チームとも戦術的にフィールドの4分の1あたりからマークをして、FC東京はカウンターを狙うという展開。内容的にバランスのいいゲームになった。特に前半はそうだった。後半になると、少しスペースが空いてきて、両サイドからチャンスをつくることができ、カウンターから1点を取った。だがその後、1点を失い、大事な勝点2を失ってしまったゲーム。(後半は本田、藤田、中村選手のポジションが流動的になったが?)その時点でFC東京は、ボランチ1人がフリーで余っている状態だった。そこで中村を引かせてマークさせて3ボランチのような形に。本田、藤田を2列目に置き、前はルイゾンだけにした。それまでは、藤田、中村の2列目が2人も開いてプレーしていたが、バランスをよくし、結果としてFC東京と同じようなフォーメーションになった。ルイゾンは試合に慣れようとしている段階。日本のスピーディな展開になじむには、まだ時間が必要だと思う。今日も彼の力や可能性のすべては発揮していない。ただ、彼はストライカーなので点を取るのが仕事。点を取らない時には印象に残らなくても当然」


Late Equaliser Earns Point

TOKYO began the second period in positive mood; Suzuki hared down the left and crossed to Ishikawa who moved the ball on to Kurisawa. Kurisawa feinted inside a defender and fired in a powerful shot that just cleared the crossbar. Kaji began to roam further forward and set up Konno for a shot in the 48th. minute. Moniwa headed a free kick wide in the 50th. minute. Emboldened by their opponents profligacy in front of goal Grampus began to threaten on the counter attack. 
Sasa replaced Suzuki in the 62nd. minute with Kurisawa moving to the left flank position. Sasa nearly opened the scoring in the 69th. minute as he beat Narazaki to a long ball from Ishikawa but directed his lob over the bar. TOKYO increased the pressure on the Grampus goal, winning a series of corners. Narazaki made a superb save to deny Jean's point blank volley at the far post in the 76th. minute. 
Disaster struck from the resulting corner. The ball was cleared to Claiton who raced forward before slipping the ball to Nakamura on the right wing. Nakamura headed to the byline and pulled the ball back for Fujita to beat Doi at the near post. Just when TOKYO appeared to be gaining the upper hand they fell victim to a classic counter attack. 
Manager Hara then replaced Kanazawa with Baba and Kajiyama with Miura as TOKYO went in search of an equaliser. Sasa made contact with Konno's cross in the 85th. minute but failed to hit the target and was guilty of a glaring miss after Baba's dazzling dribble inside the area set him free with only Narazaki to beat. He fired tamely at the keeper's feet and TOKYO appeared to have blown their chances. Persistance pays off though, and TOKYO broke through in the 88th. minute. Lucas and Kurisawa combined to move the ball out to Konno on the left wing; Konno took the ball close to the byline before firing in a powerful cross that squirmed though the hands of Narazaki and over the line. TOKYO then nearly produced a dramatic winner as Sasa outjumped the Grampus defence and directed a powerful header past Narazaki but a defender cleared the ball off the goal line. The final whistle blew and TOKYO had a single point for their efforts. 


Players' comments 
Sasa 
"The manager started me on the bench today. I wasn't unhappy; it made me more determined to show what I can do when I got on the field. I'm disappointed I couldn't score, though. I've only played in two games so far but I feel my condition is improving, although I couldn't really say whether I'm getting used to the team yet. I think I'm starting to develope an understanding with Lucas. I'd like to contribute more in terms of the rhythm of the play". 

Konno 
"I didn't feel they caused us much trouble in the first half but we failed to score and our combination play became loose. The ball was meant to be a cross but I'm glad I hit it hard. I could get forward along the wings quite a lot today but I need to shoot more and work on dribbling and playing through balls". 


TOKYO manager Hara 
"The Reds game was terrible and was caused by some players being in poor condition. We thought about playing Sasa from the start today but decided against it as he isn't used to Japanese football or our playing style yet and that affects not only him but the players around him as well. If we had a week to work on it we could sort it out but we only had three days and decided to go with what we are used to today. We talked about getting back to our style of football; aggressively winning the ball, using the wings and the full width of the pitch and attacking at top speed. The pitch was in terrible condition but we still managed to create several good moves in the first half. We couldn't finish them off, though. At half time I told the players the performance was far better than in the previous game but they had to be careful of Luizao, Fujita and Nakamura as Grampus were clearly looking to hit us on the counter attack. Suzuki woke up with a 38 degree fever this morning but he felt better by lunchtime and we put him in the starting line up. He tired during the second half so we sent on Sasa. Sasa showed his strengths today and his prescence also improves the players around him. Then we were caught by a quick counter attack and Kanazawa was injured as well; things turned sour but the players didn't give up and fought to the very end. The goal came from a mistake but Konno's cross was a good one and Sasa's threat may have distracted the keeper. After that Sasa nearly won us the game and Baba played well after he came on. Of course we want to win all our home games but the fighting display earned us a valuable point today. We're working on how best to use Sasa and his goal scoring ability". 

Grampus manager Nelsinho 
"The game was a tight, well-balanced affair, particularly in the first half. A little space opened up in the second half and we were able to score on a counter attack. We should have held on for the win and dropped two important points. In the second half we played with three defensive midfielders and Fujita and Honda behind Luizao. That formation gave us a much better balance. Luizao is slowly becoming accustomed to the speed of Japanese football but a striker's job is to score goals and if he doesn't then he won't make much of an impression".