GAME RESULT試合結果

第23節 2005/9/10(土)
観衆 25,350人 
天候 晴、弱 気温 27.6度 湿度 68% 
主審:岡田 正義 副審:河野 暁/佐藤 秀明 四審:鍋島 將起

J1 第23節

国立

HOME

FC東京

1-0

試合終了

前半0-0

後半1-0

AWAY

清水エスパルス

FC東京 清水エスパルス
56' 戸田 光洋
得点者
53' 鈴木 規郎 → ササ サルセード
78' 栗澤 僚一 → 阿部 吉朗
85' 戸田 光洋 → 馬場 憂太
選手交代 60' 佐藤 由紀彦 → チェ テウク
69' 久保山 由清 → 澤登 正朗
82' 山西 尊裕 → 北嶋 秀朗
13 シュート 12
5 CK 7
20 FK 16
13' 鈴木 規郎
40' 土肥 洋一
警告 72' マルキーニョス
87' 澤登 正朗
退場
FC東京先発
GK 1 土肥 洋一
DF 20 加地 亮
DF 3 ジャーン
DF 2 茂庭 照幸
DF 8 藤山 竜仁
MF 23 梶山 陽平
MF 6 今野 泰幸
MF 15 鈴木 規郎
MF 27 栗澤 僚一
FW 13 戸田 光洋
FW 9 ルーカス
FC東京控え
GK 21 遠藤 大志
MF 10 三浦 文丈
MF 14 馬場 憂太
FW 11 阿部 吉朗
FW 38 ササ サルセード
清水エスパルス先発
GK 21 西部 洋平
DF 25 市川 大祐
DF 2 斉藤 俊秀
DF 4 高木 和道
DF 3 山西 尊裕
MF 20 佐藤 由紀彦
MF 7 伊東 輝悦
MF 6 杉山 浩太
MF 13 兵働 昭弘
FW 17 マルキーニョス
FW 15 久保山 由清
清水エスパルス控え
GK 1 黒河 貴矢
DF 26 青山 直晃
MF 10 澤登 正朗
MF 16 チェ テウク
FW 9 北嶋 秀朗

【選手・監督コメント】

闘う姿勢は東京のベース。原点に立ち返って勝利を!


 第23節は国立競技場で清水エスパルスと対戦する。前節の柏戦を省みた原監督は「動き出しの速さや、1対1の競り合いから負けていた。ワンプレーごとに闘えなければサッカーにならない。そこがベースにないと『勝ちたい』と言っても結果は出ない」と厳しく話す。その反省から、今週は東京のサッカーの基本にもう一度立ち返り、集中した激しい練習を行い、その結果「チーム内でも激しく当たりあい、選手からは闘う気持ちが生まれていた」と。これをいかに試合で出していけるかが焦点となる。

 ただし、7日(水)に行われた日本代表の試合のため、土肥、茂庭、加地らの疲労は懸念される。また石川が一昨日に左足を傷め、今日は大事をとってメンバー入りせず。一方で戸田が実戦に復帰、練習でもあらゆるケースを想定して、さまざまなバリエーションで、戸田や鈴木規が中盤に入る布陣、また好調の藤山をセンターや両サイドバックに置く布陣も試していた。今節はササの故障の影響もあり、ルーカスを1トップに、右MFに鈴木規、左MFは戸田、左サイドバックを藤山が務める4-5-1の布陣。これに対し原監督は「1トップというよりも3トップと考えている」と攻撃的に戦うことを宣言した。

 清水は現在勝ち点25で13位につける。東京との勝ち点差は2だが、DF森岡を出場停止で欠いた前節川崎戦は、常にリードを許す展開ながら、88分に勝ち越し。粘り強さをみせて、3対2の逆転で7試合ぶりの勝利を果たした。今節は森岡に加え、FWチョジェジンが出場停止となるが、しっかり守って、右MF佐藤、左MF兵働のサイドが起点となり、FWマルキーニョスらにつなぐ戦い方は変わらない。ここ3戦は2失点以上しているが、伊東、杉山のボランチを含め、中盤の流動的な動きから、必ず得点も挙げている。東京としては相手のパスの出どころをきっちり抑え、リズムをつくらせないことが課題。激しいプレスから奪い、サイドの攻防で競り勝って堅守を崩していきたい。ともに下位に位置し、浮上を賭けた一戦となるが、連敗は許されない。東京のサッカーの原点に立ち返り、勝利をめざす。


Back To Basics

The 23rd. contest of the season saw F.C.TOKYO take on Shimizu S-Pulse at the Tokyo National Stadium in central Tokyo. Manager Hara's verdict on the loss to Reysol was harsh, "We weren't fast enough or determined enough in the challenge. If we don't fight for every ball we can never play football. Simply saying 'We want to win' is meaningless without that base". The squad went back to basics in rigorous training sessions during the week. Whether the team could bring the heightened intensity into the game was the question. 
Doi, Moniwa and Kaji had all been away with the Japanese national team during the week and worries over their condition remained. Ishikawa was injured in training and missed the match, another setback for the team. Toda had returned from injury though, and TOKYO tried a variety of formations in training involving he and Suzuki in midfield, and the in-form Fujiyama in defence. Sasa had a slight knock and started on the bench as TOKYO lined up in a 4-5-1 formation; Lucas as lone striker, Suzuki on the right, Toda on the left and Fujiyama at left back. "It's more of a three-striker formation than a one-striker formation," manager Hara commented on his attacking intentions. 
Opponents S-Pulse lay in 13th. place with 25 points at kick off. They had ended a 7 game winless run with a battling 3-2 victory over Frontale in the previous outing but were without the suspended Morioka and Cho Jae Jin. Saito on the left and Sato on the right would bear the weight of attacking duties, with Marquinhos the target man in the centre. The defence had leaked goals recently and midfield uncertainty persisted; it was imperative that TOKYO break up passing movements and prevent the visitors from finding their rhythm. This was an important game for F.C.TOKYO; the team needed a solid performance and three points to pull away from the impending relegation dogfight.

ともにチャンスを得点に結びつけられず


 蒸し暑さが残る18時33分、清水のキックオフでスタートした。ところが序盤から清水のチャンスを許し、1分には右FKからゴール前でFWマルキーニョスがヘディング。どんぴしゃのタイミングだったが、バーの上に。東京陣内に押し込まれ、5分、7分にもセットプレーからゴールに迫られた。しかし東京も前線のルーカス、戸田にボールを送りチャンスをつくった。8分には鈴木規の右クロスを戸田がヘディング。こぼれを拾ってルーカスがシュートするが、カットされる。

 10分には清水が早いリスタートから、前線にFWマルキーニョスを走らせるロングキック。茂庭が全速力で戻り、CKに逃れた。12分には清水が右サイドからチャンスをつくり、エリア深くまで攻め上がったボランチの伊東がマイナスのクロス。東京DFがかろうじてクリアした。東京は速いタテパスから攻めようとするが、前線でボールが収まらず、中盤では清水がボールを支配。しかしチャンスは交互に訪れる。

 14分にはロングボールを相手DFがクリア。混戦から梶山がヘッドでつなぎ、エリア手前で受けたルーカスが反転してシュート。ビッグチャンスを迎えるが、相手GKのナイスセーブに阻まれる。これで得たCKは栗澤が蹴り、相手GKがパンチング。拾ったジャーンがヘッドで押し込もうとするが、ゴールイン直前で再び相手DFにクリア。次いで右CKから戸田がヘッドを放つが、左にきれる。23分には栗澤の右からのパスに、ゴール前に飛び出した戸田がシュート。ループ気味に狙ったがボールはバーをヒット! 跳ね返りを拾ったルーカスのシュートもミートせず。

 戸田の飛び出しを起点によくチャンスをつくったが、攻め込んでいる途中で奪われ、カウンターをくらう場面も。30分には自陣で奪われてつながれ、清水の右からの長いクロスに合わせて、マルキーニョスが左エリアまで上がり、後ろへパス。走りこんだMF兵働のシュートは土肥がキャッチ。36分にはマルキーニョスに右エリアから決定的なシュートを打たれるが、左に。41分、右エリアのマルキーニョスのマークが甘くなったが、シュートはバーの上。42分にも清水・兵働の速い左クロスにマルキーニョスが飛び込む。守備ではほころびをみせなかったが、ともに決定力不足といえる展開で前半を0対0で終了した。


Chances Created In Open Encounter 

S-Pulse kicked off at shortly after 6:30 on a balmy evening and came within a whisker of taking the lead in the very first minute as Marquinhos directed a firm header just over the ball from a well-struck free kick. The visitors displayed a serious threat from further free kicks in the 5th. and 7th. minutes. TOKYO showed their attacking prowess in the 8th. minute as Toda met Suzuki's cross with a header and Lucas seized onto the loose ball but the visitor's defence blocked his effort. 
Moniwa and Marquinhos raced shoulder to shoulder after a long punt upfield in the 10th. minute; the TOKYO defender won the battle and poked the ball out for a corner. S-Pulse again penetrated deep into the home area in the 12th. minute through Ito but his pull back from the byline was cleared by some watchful defending. TOKYO were hitting long balls towards the forward line but failed to keep possession and the visitors began to play the ball around in midfield. Both sides continued to create chances. 
In the 14th. minute Kajiyama nodded a clearance down to Lucas on the edge of the S-Pulse area; Lucas twisted away from a defender and shot but Nishibe, the S-Pulse keeper, produced a superbly athletic save to deny TOKYO the opening goal. Jean looped a header goalward after Nishibe punched the resulting corner away but a defender on the line stretched to head the ball clear. Toda headed the second corner fractionally wide. Kurisawa played an early cross in to Toda in the 23rd. minute; Toda's attempted shot struck a defender, arced over Nishibe and came back off the bar. Lucas failed to connect cleanly with the rebound. 
Toda's well-timed runs created chances for TOKYO but loose play gave the ball away and allowed S-Pulse to counter attack. In the 30th. minute the visitors won the ball in midfield on the right and played a deep cross to Marquinhos on the left of the TOKYO area. Marquinhos cushioned a pass into the path of Hyodo and Doi produced a good save to hold his low drive. Marquinhos fired wide from a excellent position in the 36th. minute and should have hit the target in the 41st. but blazed over the bar. He lunged at and missed another cross from Hyodo in the 42nd. minute. Poor finishing rather than expert defending kept the halftime score at 0-0. 

戸田の復帰後初ゴールを守りきり、勝ち点3をもぎとる!


 前半終盤から右の戸田と左の鈴木規をポジションチェンジ。後半は鈴木規が左からアクセントとなり、清水ゴールに向かう。47分には今野の攻め上がりから、左サイドへ。駆け上がった鈴木規の左クロスにゴール正面で栗澤が飛び込むがミートせず。しかし主導権を握りきれず、一進一退の展開に。

 東京は53分に鈴木規に代えてササを投入。2トップで勝負を賭ける。55分にはササが左エリアに突進、きれいなフォームからシュートを放つが、GKに阻まれる。その直後、今度は左に流れたササがファールで倒され、エリア左外からのFKを得る。栗澤のキックは、ファーで待ち構えた今野のもとへ。今野は判断よくヘッドで折り返す。このボールに、右から左に回りこみ、再び中へ現れたが戸田がボレーで蹴り込み先制! 7月23日神戸戦以来の出場となった戸田の、復帰後初ゴールで均衡を破った。

 先制を機に奪っては攻めに転じる東京。63分にはFKからササがシュート。66分にもFKの相手GKのこぼれを拾って加地がミドルシュートを放つが、バーを越えた。74分には栗澤のCKを相手GKがクリア。これを拾った藤山のクロスに、ジャーンが高いヘッドで飛び込むが、惜しくもGKの正面を突く。攻めきりたい東京であったが、清水も60分には右MF佐藤に代えてMFチェ テウクを、69分にFW久保山に代えてMF澤登を投入。徐々にリズムをつかみ、右サイドのチェを起点に反撃に出る。75分過ぎには東京のクリアが甘くなり、波状攻撃を受けるが、DF陣が奮闘して凌ぎきる。78分には栗澤→阿部を投入しサイドの主導権を引き戻そうとするが清水ペースは変わらず。

 82分には清水DFラインのロングフィードからMFチェが右エリアに抜け出し、東京DFを2人、3人と切り返し中央へ進入してシュート。決定的なシーンであったが、藤山の粘り強いDFでカット! 84分にはMFチェ→右前線に上がったDF市川がフリーでクロス。中央に途中出場のMF澤登が飛び込むチャンスをつくられる。86分にもチェを起点に猛攻を仕掛けられるが、身体を張って防ぎきった。85分には戸田に代えて馬場を投入、最後まで攻めの姿勢を崩さず。一方でDF陣は集中を欠かさずゴールを死守。気持ちの入った戦いで戸田のゴールを守りきり、7月13日横浜FM戦以来、6試合ぶりとなる勝利を挙げた。

 【選手コメント】《戸田》「(得点シーンは)今ちゃんが確実に折り返してくれるだろうと信じていた。決められてホッとしている。練習でやった形だった。今日の試合の出場は、ケガをしていた間に支えてくれた多くの人たちに、感謝の気持ちを表すことだと考えていた。ただ試合をとおしては、楽しいというより苦しかった。試合勘が戻っていないこともあるし、ササとは公式戦で初めてプレーした。タイミングが合わないこともあったし、自分もパスミスをして、その都度反省しながらプレーしていた。自分のプレーを出すことだけに必死だったので、それが結果につながって良かった。修正するべき点がいろいろ出てきたが、今後につなげてしっかり勝点3を獲る戦い方が出来るように、満足せずに上を目指していきたい」《藤山》「久しぶりの公式戦で本当に疲れました。出場にあたっては、とにかくカバーリングを重視し、そのあとにサイドのボールを奪いにいこうと考えていた。サイドバックでのプレーで自分でも精一杯だったが、前の選手や、横の茂庭、ジャーンらには『カバーがいるから大丈夫だ』と意識してもらいたかった。みんな身体を張っていた。そこが柏戦とは違うし、うまく守れたと思う。チェテウクには2対1の関係をつくられ、その点は課題」

 【原監督の会見要旨】「前節柏戦では、集中を欠いて4失点してしまったが、今週は選手たちとそのようなことが絶対に無いように、もっと集中力のある気持ちのこもったプレーをしないとどのチームにも勝てないと話し合い、内容の濃い練習ができていた。ただ、試合が始まってみると硬くなって、うまくボールが運べないところがあった。だが守備に関しては良く集中してやれた。前節の内容が悪かったが、戸田が骨折から復帰したので、彼を入れてチームの停滞している動きを引き出そうとした。日本代表選手は木曜からしか練習に合流できなかったし、疲れもあり、加地はかなり足が張っていた。石川にも一昨日アクシデントがあり、本人は直前まで出たがっていたが、ドクターとも相談して最終的に諦めた。そういったことを含め、鈴木規を前で使うかどうか…などを考え、サイドバックには最終的に藤山を使った。藤山はコンディションも戻ってきて気持ちも入っていた。ベテランの彼が茂庭、ジャーンをコントロールして、守備を落ち着かせてくれたと思う。なかなか勝てなかったが、その中でもサポーターが応援してくれた。この勝ちで喜んでいる場合ではないので、今日の試合をベースにしながら、もっともっと良いサッカーをやっていきたい。(先制したあと、攻撃の選手を投入したが?)控えには、守備的な選手は三浦しかいなかった。引いて守ろうとするとやられてしまうので、攻めることを考えた。戸田も足がけいれんしていたので三浦に代えようかと思ったが、馬場を入れて攻めの姿勢を貫いていくべきだと思った。その気持ちが、我々のチームに今、必要なこと」

 【清水・長谷川監督の会見要旨】「なかなか連勝できず、今日も前半立ち上がりから何回か惜しい場面があったが、そこを決めることが出来なかった。セットプレーは警戒しており、セカンドボールのこともハーフタイムに話をしていたが、折り返されたボールに一瞬早く反応されて押し込まれてしまった。全体的にはバランスよく守ったと思うが、一瞬の隙に対応できず、勝ち点0という非常に残念な結果に終わった。選手たちも国立でやるということと、これまで順位が下の相手に勝ち星が上げられなかったことに対し、気持ちを込めて臨んだはずだが、良い形で終われなかった。ただ、内容的には非常に良かった。次の新潟戦に向けて1週間しっかり準備をして、ホームで連勝できる形に持っていきたい。(具体的にいい内容とは?)FWチョ ジェジンが出場停止だったが、ロングボールは少なく、中盤をつないでサイドに展開できていた。良いクロスが上がっていたし、MFチェテウクもサイドを破っていたが、最後の詰めが甘かった。FC東京と比べてもロングボールは少なく、川崎、東京戦と良い試合をしている。アウェーだったがカウンターは意識はしていない。我々の方がボールをつなげていたと思うし、東京の方がルーカスへのロングボールは多かった。展開的にも、相手は先制して引いたということもあるが、前半から清水のほうが質の高いサッカーが出来ていた。ただ、勝負に負けては何もならない。ハーフタイムには、伊東、杉山の両ボランチの絡みから良いサッカーが出来ていたので、後半も続けようと話した。サイドは破っていたので、クロスの質と中の選手がしっかり決めるように気をつけようと。森岡の不在は敗因ではない。チェテウクは今週気持ちを入れてトレーニングをしており、コンディションも上がっていたのでどこかで使おうと思っていた。期待にこたえて再三サイドを破ってくれた。今後につながるプレーだった」


Toda Puts TOKYO Ahead 

Suzuki and Toda changed sides for the second half as TOKYO began in a more aggressive mood. Suzuki powered down the left in the 47th. minute and struck a powerful cross that evaded the onrushing Kurisawa by inches. The game ebbed and flowed but TOKYO held the initiative. 
Sasa replaced Suzuki in the 53rd. minute as TOKYO switched to a twin striker formation. Sasa burst into the area on the left in the 55th. minute, cut inside and shaped to curl the ball inside the far post; Nishibe made another good save. Sasa was again in the thick of the action soon after, winning a free kick a yard equidistant from the byline and the penalty area on the left. Kurisawa stroked the ball over the crowd in the goalmouth to Konno on the right; Konno skillfully guided a header back over the crowd and Toda gleefully volleyed home inside the left post to give TOKYO the lead. On his first appearance since July 23rd. Toda had scored a priceless goal. 
Bouyed by taking the lead, TOKYO tore into S-Pulse. Sasa hammered a free kick wide in the 63rd. minute and Kaji flashed a shot over the bar in the 66th. Fujiyama curled a tempting cross back into the danger area after Nishibe had cleared a corner in the 74th. minute. Jean outjumped the S-Pulse defence but directed his header straight at the keeper. S-Pulse had responded by replacing Sato with Choi Tae Uk and striker Kuboyama with midfielder Sawanobori. The changes proved effective with Choi making headway down the right as S-Pulse slowly refound their rhythm. The TOKYO backline struggled with Choi's pace and the introduction of Abe for Kurisawa failed to stem the tide; it was backs to the wall as S-Pulse roared forward in search of an equaliser. 
In the 82nd. minute Choi beat three TOKYO players and fired in a low shot that seemed destined for the net until Fujiyama's sterling block averted the danger. Choi buzzed around the TOKYO area probing for an opening but the home defenders flung themselves manfully to plug the gaps. Baba replaced Toda in the 85th. minute in an attempt to relieve the pressure on the defence. TOKYO successfully ran down the clock and held out for a vital win: the first in six games since July 13th. 


Players' comments 
Toda 
"It was something we had worked on in training and I had faith that Konno would get the ball back into the centre. I'm very relieved to score. I'd really like to thank everyone who supported me while I was injured. That was a tough game today, though. I haven't got my game sense back completely and it's the first time I played with Sasa. I haven't got my timing right and I played a few poor passes so I've got plenty to work on. I'm going to work as hard as I can to get my game back to it's usual level and contribute to the team". 

Fujiyama 
"That was my first game for a while and I'm really tired. I was concentrating foremost on covering and then winning the ball down the wing. I wanted the players in front of me and alongside to feel confident that the cover was there all the time. We stuck to our tasks very well today. It was two against one when Choi Tae Uk came on and that's something I have to work on". 


TOKYO manager Hara 
"After we lost concentration and conceded four against Reysol last week we worked very hard in training but still looked stiff and didn't move the ball around at all well early on. But the defence concentrated well today. The team has become rather sluggish and we thought Toda's return would liven things up. The national team members came back on Thursday so we didn't have much time together and they had some tiredness of course, but Kaji in particular worked very hard today. Ishikawa was desperate to play but the doctor advised against it. We were unsure where to play Suzuki and eventually selected Fujiyama as left back. He's in good condition at the moment and was really up for the game today. He's very experienced and his prescence allowed Moniwa and Jean to defend more comfortably. We haven't been able to win recently but the fans have supported us through this lean spell. We have to use this win as a springboard to better performances and more victories. Miura was the only defensive player we had on the bench so we had to send on attack minded players as substitutes; we didn't want to become defensive and start playing too deeply. Toda picked up a knock and we thought about replacing him with Miura but that would have given the wrong message so we sent on Baba instead to maintain an attacking stance. That's what we should be doing as a team". 

S-Pulse manager Hasegawa 
"We just don't seem to be able to string wins together at the moment. We had some good chances in the first half but couldn't put them away. I spoke to the team about set plays at half time but we were a fraction slow reacting to the ball played back from the free kick and were punished for it. Our balance was good and we defended well but one momentary lapse cost us the game today. It's disappointing as we played well overall. We have a week to prepare for the game against Albirex and we'll be aiming for consecutive home wins. Cho Jae Jin was suspended and we didn't play the long ball, instead we built attacks from midfield and used the flanks. We put in some good crosses and Choi Tae Uk performed well on the right wing. We didn't make the most of our opportunities, though. We played fewer long balls than TOKYO who hit a lot up to Lucas. We weren't playing a counter attacking game; we tried to pass our way forward. We definitely played the better football today, but you don't get anything if you lose. Ito and Sugiyama both had good games and that allowed us to play our football. Choi Tae Uk worked hard in training this week and it showed in his performance. We're looking for more from him in the future".