GAME RESULT試合結果
第30節 2005/11/12(土)
観衆 19,521人
天候 晴、弱 気温 15.0度 湿度 40%
主審:太田 潔 副審:伊藤 力喜雄/蒲澤 淳一 四審:恩氏 孝夫
J1 第30節
カシマ
1-1
試合終了
前半1-1
後半0-0
鹿島アントラーズ | FC東京 | |
---|---|---|
17' 岩政 大樹 |
得点者 |
42' 今野 泰幸 |
68' 青木 剛 → 名良橋 晃 70' 深井 正樹 → 野沢 拓也 81' リカルジーニョ → 鈴木 隆行 |
選手交代 |
64' 茂庭 照幸 → 三浦 文丈 72' 馬場 憂太 → 栗澤 僚一 78' 梶山 陽平 → 浅利 悟 |
22 | シュート | 7 |
11 | CK | 4 |
27 | FK | 11 |
65' リカルジーニョ |
警告 |
41' 鈴木 規郎 72' 三浦 文丈 |
退場 |
GK | 21 | 曽ヶ端 準 |
DF | 24 | 青木 剛 |
DF | 15 | 岩政 大樹 |
DF | 4 | 大岩 剛 |
DF | 7 | 新井場 徹 |
MF | 5 | リカルジーニョ |
MF | 16 | フェルナンド |
MF | 8 | 小笠原 満男 |
MF | 11 | 深井 正樹 |
FW | 10 | 本山 雅志 |
FW | 9 | アレックス ミネイロ |
GK | 29 | 杉山 哲 |
DF | 2 | 名良橋 晃 |
MF | 25 | 野沢 拓也 |
MF | 26 | 増田 誓志 |
FW | 30 | 鈴木 隆行 |
GK | 1 | 土肥 洋一 |
DF | 20 | 加地 亮 |
DF | 3 | ジャーン |
DF | 2 | 茂庭 照幸 |
DF | 8 | 藤山 竜仁 |
MF | 23 | 梶山 陽平 |
MF | 6 | 今野 泰幸 |
MF | 15 | 鈴木 規郎 |
MF | 14 | 馬場 憂太 |
FW | 11 | 阿部 吉朗 |
FW | 9 | ルーカス |
GK | 21 | 遠藤 大志 |
MF | 7 | 浅利 悟 |
MF | 10 | 三浦 文丈 |
MF | 27 | 栗澤 僚一 |
FW | 32 | 近藤 祐介 |
【選手・監督コメント】
好調さをそのままに リーグ3連勝を目指す!
J1リーグ第30節はアウェーで鹿島アントラーズとの対戦。直近のリーグ戦対東京V、G大阪戦を逆転勝利、天皇杯4回戦の福岡戦も危なげない勝利で、現在はチームに勢いと粘り強さが出てきている。特に首位G大阪戦では早い時間に先制点を許すものの、まったく慌てることなく終始試合の主導権を握り逆転勝利、G大阪を圧倒した。
鹿島は現在首位G大阪との勝ち点差1の2位で、今日の試合に賭ける意気込みは相当なものである。故障のため別メニューでの調整が続いていたMFリカルジーニョ、小笠原も先発に。原監督は「MF小笠原やFW本山は多少調子が悪くても、ボールを持つことができる。そこに気を取られていると、左MF深井が飛び出してくる。今鹿島で1番調子のいい深井の鋭い切れ味は一番警戒しなくてはいけない」と。
対する東京は、ササがパラグアイ代表活動のため不在、戸田、金沢が怪我で離脱したのは痛いが、右サイドには加地が第26節大宮戦以来の先発復帰。特長でもあるダイナミックなサイド攻撃に期待したいところである。また、「今野と梶山のダブルボランチに馬場が絡んで勢いが出ている。それがいまのチームの一番の武器」と原監督。彼らを起点に、好調の阿部吉、鈴木規らスピードのある選手でサイドから勝負を仕掛けていく。特に鹿島のセンターバックは高さがあり前には強いが、その裏のスペースには弱く、またサイドバックが高い位置を取るため、攻守の切り替えを早くして後方のスペースを突けば、必ずチャンスをつくれるはずだ。
第10節のホームでの対戦では「ケガの選手が多く、一番苦しい時期だったが、どこかおっかなびっくりで逃げていた」と原監督は省みる。今日は「アグレッシブに、どこが相手でも我々のよさをぶつけて、堂々と向かっていく」と話すように、真っ向勝負を仕掛け、苦手とするカシマでのアウェー試合と不利な状況ではあるが、勝ち点3をもぎとり、今季初のリーグ3連勝をめざす。試合は4:03pmに鹿島のキックオフで開始された。
TOKYO Aim For Hat Trick
F.C.TOKYO made the trip to the Pacific coast to take on Kashima Antlers in the 30th. round of the season. TOKYO had managed to come from behind and win the previous two league games, showing admirable tenacity; after conceding in the 2nd. minute in the win over league leaders Gamba Osaka the side had entirely dominated the game.
Opponents Antlers lay in 2nd. place behind Gamba at kick off and a win was vital for their title challenge. Midfielders Ricardinho and Ogasawara started after training seperately from the rest of the squad during the week. "Even if they aren't at their best Ogasawara and Motoyama can carry possession. If we allow ourselves to be distracted then Fukai, the left sided midfielder, can take advantage. He's very sharp and is probably their in-form player right now," commented TOKYO manager Hara.
TOKYO were without Sasa, on international duty with Paraguay, and the injured Toda and Kanazawa. Kaji returned to the starting line up for the first time since the Omiya Ardija game on October 3rd. His explosive attacking ability along the right flank had been missed. "The double midfield partnership of Konno and Kajiyama, with Baba in front of them, is probably our major weapon at the moment". TOKYO based their game on that solid triangle and the pace of Abe and Suzuki down the flanks. The Antlers centre backs have height and strength but can be turned; if TOKYO could get in behind the defence then chances would appear.
TOKYO had played Antlers at home in the 10th. game of the season. "That was the low point of the year for us," commented manager Hara, "we had so many injuries then. Today we're going to be aggressive and take the game to them. We don't care who we're playing, we just want to perform to the best of our ability". Antlers have traditionally proved difficult opponents for TOKYO and the side has earned little at Kashima Stadium over the years. The game kicked off shortly after 4pm. on a sunny afternoon.
先制を許すも今野のゴールで同点に
試合前に原監督から「絶対に怖がらずに前から積極的に行こう」という指示どおり、試合開始から相手のボールに対して、激しいプッレシングをかけ、攻撃を仕掛けた。3分に鈴木規が左サイドを深くえぐりクロス。中央のルーカスにはうまく合わすことができず。9分、鹿島のボールを奪い、阿部吉が思い切ったミドルシュートを放つが、枠をはずれる。11分にはハーフウェイラインあたりで鹿島ボールを奪い、鈴木規がゴールに向かってドリブル突破。DFに囲まれ、エリアに入ったところで奪い返されるが、思い通りの戦いでペースを握った。
しかし、試合巧者の鹿島は、劣勢にもかかわらず先制点を奪う。17分に右中盤からのFKをMFフェルナンドが左足でゴールに向かう速いボールを入れると、走り込んだDF岩政に合わされて、あっさり先制を許すことに。すると一転して徐々にボールを鹿島に支配されるようになる。25分、鹿島MF深井がミドルシュートはバーの上に。30分には東京ボールを奪って鋭い速攻から攻め込まれ、最後はMFフェルナンドが走りこみシュートするがゴール右外に。決定的な場面であったが追加点は奪われず。東京はボールを奪って攻撃に転じても、鹿島の厳しいプレスにボールを奪われる悪循環で、なかなかリズムをつくることができない。
東京は原監督の指示で中央でのパス回しを避け、左右のサイドで徹底的に勝負するようになると、ようやく攻撃のリズムが出てきた。32分、右サイドから阿部吉が中央へドリブル、梶山にパスを渡すとこれをダイレクトで左エリア内にいた馬場へ。狙いすましてシュートを放つが、力弱く右外にはずれる。36分には東京のFK。ゴール左寄り23~4mの距離から鈴木規が直接狙うがバーの上。41分にルーカスが左エリアで勝負を仕掛けシュート。こぼれ球に鈴木規が突進、相手DFと交錯し倒れされたかに見えたが、ファールの判定で警告を受けることに。しかし勢いは完全に東京に傾きはじめる。
すると42分の左CK。ショートコーナーで梶山からリターンを受けた馬場が思い切ってシュート。これはDFに阻まれるが、逆サイドにこぼれてきたボールを今野が拾いワントラップして左足シュート!相手DFの間を抜け、ネットに突き刺さり同点となる。その後は押し気味に試合を進めるも前半は1-1のまま終了。
TOKYO Concede; Konno Ties It
Before kick off Hiromi Hara urged his players not to be afraid and go forward positively; the team responded well, harrying Antlers right across the field and dominated the opening few minutes. In the 3rd. minute Suzuki launched a cross from deep on the left that just evaded Lucas. In the 9th. minute TOKYO won the ball in midfield and Abe ran on to shoot wide from distance. TOKYO again won the ball on the halfway line in the 11th. minute and this time Suzuki raced forward before losing, then regaining, possession. It was a bright start from the visitors.
As they so frequently do though, Antlers took the lead without having seriously threatened. In the 17th. minute Fernando struck a free kick from the right of midfield low and hard towards the near post; Iwamasa flicked the ball past Doi to give his side the lead. Kashima then began to slowly wrestle possession away from TOKYO and the balance of the game shifted. Fukai blazed over the bar from mid-range in the 25th. minute and Fernando fired a low drive wide in the 30th. minute following a rapid counter attack after TOKYO had lost the ball in midfield. Antlers created chances but couldn't find a decisive finish while TOKYO struggled to retain posession in the face of some fierce pressure.
Manager Hara urged his players to avoid passing the ball around in midfield and use the wings; the team responded and slowly began to make headway along the flanks. Abe raced down the right in the 32nd. minute, cut inside and slipped the ball to Kajiyama on the edge of the area. Kajiyama played the ball first time to Baba inside the area on the left but his shot lacked power and dribbled wide of the post. Suzuki hammered a free kick over the bar in the 36th. minute, Lucas shot high in the 41st. and then Suzuki not only had a decent appeal for a penalty turned down but was booked for simulation. The balance had swung back in the visitors' favour once more.
TOKYO won a corner in the 42nd. minute. Kajiyama took it short, passing to Baba who let fly from a tight angle. The low effort clipped a couple of defenders and reached Konno at the far post. Konno deftly trapped the ball, turned and drove the ball inside the post for the equaliser. TOKYO looked to press their advantage as the Antlers wobbled but the home side survived some anxious moments and the score remained 1-1 at half time.
お互い激しい攻防となるもドローで終了
後半開始から一進一退の攻防が続く。49分、東京は左サイドの鈴木規からのクロスを最後は梶山にわたるがシュートを打てず。53分には左サイド馬場のゴール前への鋭い浮き球のパスに合わせ、どんぴしゃのタイミングで上がった阿部吉がヘッド! GKの好セーブに阻まれCKに。今度は鹿島が55分に右FKをMFフェルナンドが鋭いボールをゴール前に入れるがDFがクリア。59分には左サイドのDF新井場が、ドリブルからそのままシュートするもバーの上に。お互いDFラインを上げ、コンパクトな布陣でチャンスをうかがう。
ところが東京にハプニングが起きる。64分に負傷した茂庭に代わり三浦を投入。DFラインには今野が入る布陣となった。68分にはカウンターから梶山→左サイドのルーカスへ。ドリブルで中央に切り込みシュートを放つも、相手DFがブロック。逆に鹿島もカウンターからFW本山がドリブルで中央突破、左サイドにいたFWアレックス ミネイロにパスを送り、これをダイレクトでシュート。わずかにゴール右にはずすも決定的な場面であった。
鹿島がDF青木→DF名良橋、MF深井→MF野沢と交代、東京もMF馬場→MF栗澤に交代してお互いペースを引き込もうとするも、徐々に中盤での互角の勝負が、今野がいなくなったことで鹿島に傾きはじめる。73分にはMF野沢が、75分には波状攻撃から最後はDF新井場がシュートを放つも枠の外に。76分は左エリアからMF小笠原が決定的なシュートを放つも土肥がセーブしてCKに逃れる。
78分に疲れのみえた梶山に代わって、第13節C大阪戦以来の出場となる浅利を投入、まずはしっかりとした守備からのカウンター狙いで、ペースを引き込もうとするも、今度は鹿島が81分にMFリカルジーニョに代えてFW鈴木を投入し、勝負に出てきた。鹿島がより攻撃的となり、防戦一方となるも、土肥を中心に全員が集中を切らすことなく追加点を許さず。
逆に終盤になって東京も最後の力をふり絞って攻撃に出る。88分には速攻から鈴木規→ルーカスのラストパスを、ゴール正面に抜け出した阿部吉が受けるも鹿島DFに阻まれシュートは打てず。89分には左サイドで鈴木規がキープして、やや戻し気味にクロスを上げると、走り込んできた浅利がエリア外からダイレクトボレー、しっかり枠をとらえるも相手GKの正面に。結局、試合はこのまま終了。アウェーで貴重な勝ち点1を奪った!
【選手コメント】《今野》「厳しい試合だった。自分たちのリズムの時に失点してしまったが、落ち着いていた。いままでどおりに前から仕掛けていけば勝てると思っていた。ゴールのシーンは、誰かに当たるかな…と思ったけれど、落ち着いて左足で打てた。ああいう場面でシュートまでいくことが大事だと思っている。モニさんがケガをして、そこからリズムが崩れそうになったが、みんな集中していて、守りきることができた」《土肥》「失点した時間が早かったが、その後もいい感じで自分たちのサッカーができていたと思う。相手が前に蹴ってきていたので、ルーカスが前に残っていると、DFラインが間延びしてしまう。そこでハーフタイムには、押し上げるのか、全体的に下がるか…という点を修正した。ただ茂庭がケガをして、DFラインが変わり、どうしてもバランスが崩れて鹿島に押し込まれた。MF小笠原やFWアレックス ミネイロにキープされ、そこにFW本山らが飛び出してきて、苦しかったが、DF陣がよく抑えてくれた。(自身のファインプレーについても)DFがコースを切ってくれていたから。こういう戦いで負けなかったことは自信になる。いままでの積み重ねで、選手個人個人に自信がついてきている。それが今の(負けなしの)結果につながっていると思う」
【原監督の会見要旨】「鹿島は2位で優勝を争っているチーム。そして我々はカシマサッカースタジアムではナビスコカップでしか勝ったことがない。だから今日こそ勝ち点3を取りたかった。ここ(アウェー)でやる時は、どうしても鹿島にボールを持たれて後手後手になりがちだったが、怖がらず積極的に前からいこうと話をして試合に臨んだ。何度かいい形はあったが、一番注意していたリスタートから失点してしまった。これで嫌な感じがしたが、全員集中が切れることなく、我々の狙いであるしっかりとした守備ができた。そこからルーカスやサイドの鈴木規、阿部吉を使いたかったのだが。ボールを奪うまではよかったが、近くの選手へつなぐと鹿島の中盤からの激しいプレスで奪い返され、ピンチになったシーンが何度かあった。そこでハーフタイムには、もう少し奪った後サイドへちらし、相手の背後を突いていこうと指示をして、修正しようとした。ところが、後半いい形で入れるかなと思ったら、茂庭のケガというアクシデントがあり、彼が欠けてからはバタバタしてしまった。茂庭の穴をどう埋めるかは考えた。今野が中盤で効いていたことはわかっていたが、三浦の経験で他の選手をリードしてもらって凌ぎながら、またサイドを使っていこうという狙いで、今野を最終ラインに下げた。疲れが出てきた梶山、馬場のところに栗澤、浅利を入れ、しっかり守りながらカウンターを狙った。よい形も何回かあり、そこで決められていればよかったのだが。ただ、茂庭のアクシデントがあった中で、最後まで集中を途切らすことなく、よく戦ってくれた。勝ち点3が欲しかったが、いまは『1』も大事。鹿島も優勝を狙って、勝ち点3を取りに終盤は迫力ある攻撃を仕掛けてきたが、東京の選手も身体を張ってよく守り、勝ち点1を得ることができた」
【鹿島・セレーゾ監督の会見要旨】「総合的に見てチームの内容はよかったと思う。ただ、シュートの本数を見てもらえば分かるが、そこでしっかり決めなくてはいけない。特に前半の内容には満足しているのだが、試合を決められるような場面でしっかり決められなかったことが最後には響いてしまった。ただ前半も完璧とはいかなかった。特に失点した場面から、ビルドアップせずにDF岩政、あるいは大岩からロングボールを入れるだけになってしまった。そこは修正しなくてはいけない。落ち着いてやれば大丈夫だった。またMF深井の本来の出来が、開始15分ぐらい経ってからやっと発揮されるようになったのは問題だった。疲労が原因なのか、理由は分からないが、本人とまた相談する必要がある。FW本山をトップ下で使っており、彼があまりサイドに流れてしまうと、中央でFWアレックス ミネイロのサポートをする人間がいなくなってしまう。もう少しフォワード間の距離、パス交換、リズムというものが求められるのではないか。後半の立ち上がり15分は東京のペースだったが、その時間帯を過ぎたところで茂庭がケガをし、守備的な選手が投入され、引き分け狙いということで徹底してきた。鹿島は途中出場の選手が流れを変えたが、最後にしっかり詰めることができなかった。それが引き分けという結果になった。総合的に見てそれほど悪い内容ではなかったが、改善しなければいけないことは『ホームで勝ち切る』ということ。今シーズンは勝ち点を落とすことが多かった。途中から入った選手は流れを変え、チャンスを作ってくれたことには満足している。今日のMVPは東京GKの土肥だと思う。MF野沢の動き出しには満足している。ボールに絡んでほしいという要求によく応えてくれた。DF名良橋は、まだケガ上がりで慎重に使っている部分がある。シーズンをケガなく終えることを一番に考えているし、その中で少しずつ試合勘、リズムを取り戻していってほしい。FW鈴木隆も10分という短い時間で特色を出してくれたと思う。
Hard-Fought Battle Ends In Draw
The second half began finely balanced. Suzuki crossed to Kajiyama in the 49th. minute but the midfielder failed to muster a shot. In the 53rd. minute Baba curled a pin-point cross onto Abe's head but Sogahata produced a fine save to tip the powerful header over the bar. Kashima won a free kick in an identical position to the one they scored from but this time the TOKYO defence cleared the danger. Araiba dribbled forward into shooting range in the 59th. minute but fired wide. Both sides pushed their defence lines up the field into a compact formation and created chances.
A piece of ill-luck struck TOKYO in the 64th. minute as Moniwa sustained an injury and was replaced by Miura, with Konno moving back into defence. Kajiyama set up Lucas in the 68th. minute on a counter attack but the Antlers defence blocked his effort. The Antlers then countered through Motoyama who found Alex Mineiro unmarked on the edge of the area; Mineiro's curled shot clipped the outside of the post to the relief of the visitors.
A flurry of substitutions saw Kashima replace Aoki and Fukai with Narahashi and Nozawa while Kurisawa replaced Baba for TOKYO. Konno's absence from midfield began to tell and the balance shifted back to the home side. Nozawa shot wide in the 73rd. minute as did Araiba in the 75th. In the 76th. minute Doi palmed a powerful drive from Ogasawara round the post for a corner.
Asari replaced the tiring Kajiyama in the 78th. minute, making his first appearance since the 13th. game of the season, against Cerezo in July. TOKYO aimed to defend solidly and hit the Antlers on the break. The home side played their final card by sending on striker Suzuki in the 81st minute and throwing everything into attack. The TOKYO defence, marshalled superbly by the dominant Doi, refused to crack, repelling the Antlers and launching counter attacks. Only some desperate last ditch defending foiled Abe in the 88th. minute after Suzuki and Lucas had split the home defence. Asari struck a volley from outside the area straight at Sogahata in the last minute of regulation time. Neither side was able to conjure the game-winning effort and the match ended all square. TOKYO had earned a hard-fought away point.
Players' comments
Konno
"That was a really hard game. We were playing well and conceded but we kept calm as we knew we could turn the game around. For the goal I felt I had a chance, tried to keep cool and just hit the ball. Chances like that are very important. Moniwa was injured and it looked like we might lose our rhythm but we kept our concentration and defended well".
Doi
"We conceded early but after that were able to play our own football, I felt. The defence line became slow and was playing too deeply but we fixed it at half time. After Moniwa was injured we had to make changes then lost our balance and that allowed Kashima to push us back. Ogasawara and Alex Mineiro were able to get on the ball and pick out Motoyama's runs; it was difficult but the defence did very well. Not losing a game like that will give us greater confidence and contribute to our unbeaten run".
TOKYO manager Hara
"Antlers are second in the table and pushing for the title while we have never won here except in the Nabisco Cup, so we really wanted the three points today. Whenever we play here we always seem to be chasing the ball so I told the players to go out and be positive, not to be afraid. We put several good moves together but then went and conceded from a set play. That left a bad taste but we maintained our concentration and defended well. We had wanted to use Abe and Suzuki on the wings to bring Lucas into the game but when we tried to pass the ball around in midfield the Kashima pressure was too strong and we ended up losing possession and leaving ourselves open. At half time we focused on getting the ball out to the wings and then using the space behind the Antlers' defence. We looked much better in the second half but then lost Moniwa and started to flap. Replacing him was a worry and although Konno was having a good game in midfield we pulled him back into defence and used Miura's experience and leadership in midfield. Kajiyama and Baba were tiring so we sent on Kurisawa and Asari to stregthen the defence and attempt to strike on the counter attack. We created some chances and obviously would have liked to have scored but considering Moniwa's injury the team kept its concentration and fought well to the end. We wanted the three points but even one is important right now. Kashima are chasing the title and desperately wanted three points but our players were able to deal with everything they threw at us and earn a point".
Antlers manager Cerezo
"Overall it was a good performance today. Considering the number of shots we had though, we should have scored more particularly in the first half where we could have decided the game but didn't and that came back to hurt us. The first half wasn't perfect though; we conceded after Iwamasa and Oiwa played long balls without trying to build up the play. That's something we have to put right. If we can be composed we'll be fine. Also, Fukai was largely invisible for the first 15 minutes and that's a problem. I don't know if he's tired or what but I'll have to talk to him about it. We played Motoyama behind the striker but if he drifts out to the flanks then there's nobody to support Alex Mineiro. We have to work on the forwards' positioning, exchanging passes and their rhythm. TOKYO were on top for the first 15 minutes of the second half but after Moniwa was injured they sent on defensive players and played for a draw. Our substitutes make a difference but were unable to create or finish a decisive move. That's why the game was a draw. Overall we didn't play badly but we have to win at home. We've dropped too many points this season. I'm satisfied with the way the substitutes played and the chances they created. I was pleased with the movement Nozawa showed today. Doi was man of the match, I think. Narahashi is only just returning from injury and we felt it wise to use him sparingly; it's much better for a player to finish a season without an injury. We want him to regain his perception and rhythm. Suzuki only had 10 minutes on the pitch but played to his strengths".