GAME RESULT試合結果

第17節 2006/8/12(土)
観衆 50,195人 
天候 晴、弱 気温 24.1度 湿度 88% 
主審:奥谷 彰男 副審:手塚 洋/小椋 剛 四審:犬飼 一郎

J1 第17節

埼玉

HOME

浦和レッズ

4-0

試合終了

前半1-0

後半3-0

AWAY

FC東京

浦和レッズ FC東京
05' 小野 伸二
55' 三都主 アレサンドロ
71' 三都主 アレサンドロ
88' 田中 達也
得点者
65' 永井 雄一郎 → 山田 暢久
75' 三都主 アレサンドロ → 相馬 崇人
78' 小野 伸二 → 岡野 雅行
選手交代 70' 梶山 陽平 → 川口 信男
70' ワシントン → 阿部 吉朗
83' 馬場 憂太 → 宮沢 正史
14 シュート 5
6 CK 5
28 FK 17
45' 永井 雄一郎
77' 相馬 崇人
警告 31' 伊野波 雅彦
38' 馬場 憂太
49' ルーカス
54' 伊野波 雅彦
退場 54' 伊野波 雅彦
浦和レッズ先発
GK 1 山岸 範宏
DF 20 堀之内 聖
DF 4 田中 マルクス闘莉王
DF 2 坪井 慶介
MF 14 平川 忠亮
MF 13 鈴木 啓太
MF 17 長谷部 誠
MF 8 三都主 アレサンドロ
MF 18 小野 伸二
FW 9 永井 雄一郎
FW 11 田中 達也
浦和レッズ控え
GK 28 加藤 順大
DF 19 内舘 秀樹
MF 6 山田 暢久
MF 7 酒井 友之
MF 16 相馬 崇人
FW 12 黒部 光昭
FW 30 岡野 雅行
FC東京先発
GK 1 土肥 洋一
DF 3 ジャーン
DF 2 茂庭 照幸
DF 5 増嶋 竜也
MF 23 梶山 陽平
MF 7 浅利 悟
MF 18 石川 直宏
MF 19 伊野波 雅彦
MF 9 ルーカス
MF 14 馬場 憂太
FW 29 ワシントン
FC東京控え
GK 22 塩田 仁史
DF 8 藤山 竜仁
DF 38 中澤 聡太
MF 16 宮沢 正史
MF 27 栗澤 僚一
MF 20 川口 信男
FW 11 阿部 吉朗

【選手・監督コメント】

一丸となって、苦しいメンバー構成を乗り越えたい


 第16節から2週間のインターバルを経て、第17節は浦和レッズと対戦。シーズンの折り返しを迎える今節、アウェーゲームながら一丸となって勝利をめざす。この中断期間には、韓国でFCソウルとのプレシーズンマッチに臨んだほか、今野が日本代表に招集。増嶋、伊野波、梶山はU-21代表として中国遠征に臨むなど、それぞれが多忙ながらも充実した時間を過ごしていたようだ。しかし今野が左ひざ、三浦が右足を負傷し、チームを離脱。昨日は茂庭が腰痛のため別メニューで調整を続けていた。加えて今節は徳永が出場停止となり、メンバー構成は苦しい状況。

 一方でFWワシントンが新加入。合流した期間は短いが、新たな期待をもって挑む。ワシントン自身も「日本で初めての戦いとなるが、意気込みは強い。自分はヘディングも得意。勢いよくエリアに入って激しいサッカーをみせたい」と戸惑いはない様子だ。

 浦和は現在2位につけ、首位奪回のためにも、今日はホームで必ず勝ち点3を狙ってくるだろう。日本代表に7名もの選手が選出され、9日のトリニダード・トバゴ戦に出場。連戦でのコンディション不良が懸念されるが、モチベーションを高くもち、東京にとっては厳しい戦いが予想される。

 先発は、ワシントンを1トップに、2列目にルーカス、馬場。左右のMFは伊野波、石川。今季初先発の浅利と梶山がダブルボランチを組み、3バックは、増嶋、茂庭、ジャーンの布陣。浦和の攻撃的な選手たちに対して、茂庭を3バックの中央の置き、増嶋、ジャーンがストッパーとして相手に当たる対策を取る。厳しい守備からリズムをつくり、ボールの支配率を高めていく狙いだ。その上で伊野波、石川がサイドで主導権を握り、ワシントンにボールを集めて攻撃の活路を見出したい。

立ち上がりに先制点を許し、浦和が勢いづく


 昼間の豪雨も上がり、晴れ間のみえる埼玉スタジアム2002。試合は19時4分、東京のキックオフでスタートした。しかし立ち上がりの5分、浦和右MF平川のクロスを、中央のFW田中達がヘッドで競り、ファーにはMF小野が攻め上がる。このMF小野に東京のマークが付ききれず、左足でシュートを決められ、失点。またしても早い時間に先制を許し、浦和にリズムをつかまれることとなった。

 攻守にスピーディなプレーを展開する浦和に苦しめられ、10分にはFW永井がシュート。14分にはFW田中達にゴール前に抜け出され、難しい体勢ながらもシュートを打たれる。これに対して東京は、ルーカス、梶山を起点に反撃。ワシントンも前線で身体を張り、リズムをつくろうとした。15分には、伊野波が左サイドを駆け上がり、送ったクロスにワシントンが頭から飛び込む。相手GKと交錯し、ともに傷むが、大事には至らず。

 24分には浦和の右→左のサイドチェンジから、MF小野がクロス。ゴール前にFW永井、田中達が飛び込むが、これは東京DFがきっちり抑えた。26分には浦和の攻撃を防ぎ、攻めに転じようとした隙を突かれ、エリアにフリーで残っていたMF長谷部にパスをとおされる。決定的なシュートを打たれるが、バーの上に。失点後は守備からリズムをつくり、攻めに転じる東京だが、なかなかシュートまで持ち込めず。

 40分には梶山が強烈なミドルシュートを放ち、相手GK山岸がこぼすが、すぐにキャッチされる。44分には再び梶山が、ミドルシュートのモーションから、中央寄りのルーカスへパス。ルーカスがエリア手前から放ったシュートは浮いてしまったが、後半の反撃に望みをつなぎ、1点ビハインドで後半へと折り返した。

伊野波の退場直後に2点目を失い、10人で反撃するも完敗


 後半も立ち上がりは攻勢に出たが、54分、浦和のカウンターを受け、伊野波がボールのないところで相手をファールで阻止。今日2度目の警告を受け退場に。だが、このプレーで与えたFKの瞬間に東京は集中を切らし、浦和MF三都主の左から中央へと流れるドリブルを許し、エリア手前からゴールを右上隅に決められてしまう。この失点が結果的にその後に大きく響くこととなった。

 10人になった東京は、阿部、川口と攻撃的な選手を投入。茂庭を左に、石川を右サイドバックに配する4-3-2の布陣で1点を取り返しにいった。だが、71分には、浦和MF山田の右クロスをファーでFW田中達が落とし、低い位置のボールをMF三都主に頭で押し込まれ、3点目を許した。

 74分には、自陣で浦和に奪い返され、ゴール前にフリーで抜け出したMF三都主にボールがわたる。決定的な場面だったが、石川が猛ダッシュで戻り、渾身のスライディングでCKに逃れる。83分には馬場に代えて宮沢を投入。最後まで攻めることを諦めなかったが、逆に88分には、縦パスを受けた浦和MF長谷部にゴール前に抜け出される。長谷部は東京DFを引きつけ、左にラストパス。これをFW田中達がゴールにきっちり流し込み、4点目…。

 勢いづく浦和に対して防戦一方の展開となった。ジャーンをはじめとするDF陣、中盤の浅利、石川も死力を尽くして奮闘したが、浦和の攻撃を止めることができず。相手にまったくフリーでボールを回され、完敗。あらゆるプレーが後手に回り、4失点を喫して敗れた。

 【選手コメント】《土肥》「1人少なくなったことには関係なく、目の前の相手をつかまえなければいけない。10人になってからも、ポジショニングというよりも集中力や気持ちの問題。もうちょっと戦う気持ちをみせていかなければ…。1人ひとりがもうちょっと考えなければいけない。明日の練習から立て直していきたい」《浅利》「中盤で厳しくいけと指示されていたが、ルーズになってしまった。コンパクトにできず、浦和にあれだけ回されることになった。試合の入り方が問題。前から取りに行くのか、強く当たっていくのかが中途半端で、早い時間帯にやられた。FCソウル戦でもそうだった。ただ、1失点で抑えていればよかったが、2点目を取られたことが大きかった。FKのワンプレーで、一度切ってから(10人での戦いのことを)考えればよかったのだが。(今季初先発で90分間出場したが?)結果がすべて。もう一度やり直していく」

 【ガーロ監督の会見要旨】「前回の広島戦に続き、非常に悪い試合になってしまった。今週1週間、立て直しを図って練習をしてきたが、残念ながらできなかった。前半に関しては非常に自分たちの出来が悪かったと思う。後半のはじめに少し良くなったが、そこで伊野波が退場になり、そこから立て続けに失点してしまった。ただ、伊野波の退場がなかったとしても、前半・後半ともに悪い内容だった。負けていたので、ただ負けるだけではダメだと思い、攻めて勝点を取りにいった。点を取りにいこうとして、茂庭を左におき4バックと2ボランチにして攻めに転じ、スピードのあるFW2人に託して得点を狙った。だが、逆に浦和にやられてしまった。前半早い時間帯に失点してしまったのが大きかった。ダメージが大きく、みんなが下を向いてしまった。若い選手が多く、メンタル面を立て直せなかった。ワシントンはブラジル時代にポルトゲーザやパルメイラスで見ていたので、特長も含めてよく知っている。加入後、紅白戦1試合だけしかやっておらず、コンビネーションがよくないのは分かっていた。しかしそれも踏まえた上で使った」

 【浦和・ブッフバルト監督の会見要旨】「この試合のスケジュールは非常にやりづらかった。W杯の中断後いきなり4連戦で、また14日間リーグ戦がなかった。その間に代表選手が多く選ばれることは嬉しいし、名誉なことだが、半分近くの選手がいなかったため、練習がやりづらかった。代表に選ばれた選手たちが、どのような状態で戻ってくるか不安だったが、木・金曜の練習で、このFC東京戦に向けてモチベーション高く取り組んだ。今日の試合の入り方もよかった。チャンスも多く作れたし、先取点を早く取れたことが一番の決め手だった。コンビネーションもよかったが、2点目がなかなか取れなかった。15~20分もするとFC東京がだんだん攻勢に出てくるようになった。理由としては我々がサイドを使わずに、クサビのパスや裏を狙いすぎてしまい、そこをカットされ反撃を食らった。前半の守備に関しては満足しているが、攻撃に関してはもう少し工夫が必要だったと思う。後半、特に相手選手が1人退場になってから、本当にいいサッカーが出来た。数的有利になったときに陥りがちなミスもなく、しっかりボールをつなぎ、緩急を付けたいい攻撃が出来た。そんな中で三都主が決めてくれた。相手にもチャンスらしいチャンスを与えなかった。選手たちは『自分たちはトップグループのチームの一員だ』と証明してくれた。今日はプレーした選手全員をほめてやりたい」