GAME RESULT試合結果

第20節 2006/8/26(土)
観衆 16,177人 
天候 曇、弱 気温 26.8度 湿度 58% 
主審:扇谷 健司 副審:武田 進/下村 昌昭 四審:野田 祐樹

J1 第20節

日本平

HOME

清水エスパルス

2-0

試合終了

前半1-0

後半1-0

AWAY

FC東京

清水エスパルス FC東京
44' チョ ジェジン
77' チョ ジェジン
得点者
79' マルキーニョス → 久保山 由清
83' チョ ジェジン → 矢島 卓郎
89' 藤本 淳吾 → 高木 純平
選手交代 45' 赤嶺 真吾 → 伊野波 雅彦
75' 川口 信男 → 宮沢 正史
81' 茂庭 照幸 → 増嶋 竜也
23 シュート 9
6 CK 5
19 FK 16
19' マルキーニョス
61' 伊東 輝悦
警告 12' 徳永 悠平
44' 徳永 悠平
退場 44' 徳永 悠平
清水エスパルス先発
GK 21 西部 洋平
DF 25 市川 大祐
DF 26 青山 直晃
DF 4 高木 和道
DF 3 山西 尊裕
MF 10 藤本 淳吾
MF 16 枝村 匠馬
MF 7 伊東 輝悦
MF 13 兵働 昭弘
FW 17 マルキーニョス
FW 18 チョ ジェジン
清水エスパルス控え
GK 1 掛川 誠
DF 11 森岡 隆三
DF 24 平岡 康裕
MF 6 杉山 浩太
MF 14 高木 純平
MF 15 久保山 由清
FW 9 矢島 卓郎
FC東京先発
GK 1 土肥 洋一
DF 25 徳永 悠平
DF 3 ジャーン
DF 2 茂庭 照幸
DF 8 藤山 竜仁
MF 7 浅利 悟
MF 23 梶山 陽平
MF 18 石川 直宏
MF 20 川口 信男
FW 24 赤嶺 真吾
FW 9 ルーカス
FC東京控え
GK 22 塩田 仁史
DF 5 増嶋 竜也
MF 19 伊野波 雅彦
MF 16 宮沢 正史
MF 14 馬場 憂太
MF 27 栗澤 僚一
FW 11 阿部 吉朗

【選手・監督コメント】

好調の清水を倒して3連勝を目指す


 J1リーグ第20節はアウェーで清水エスパルスとの対戦。前節福岡戦は、途中、相手が退場者を出して、数的優位の状況ではあったが、前線からの守備をベースに、ボールを奪ってからの速い攻撃が機能して、セットプレーからの得点も含め、5-1で福岡を圧倒した。その前の千葉戦もあわせて、チーム全員が勢いのある、気持ちの入った戦いを見せている。

 清水は現在、11勝2分け6敗で4位につけている。前節大分戦では3対3のドローに終わり、5連勝は果たせなかったが、終盤に同点に追いついたことで精神的なダメージは少ないはず。特にホームゲームでは、ここまで7勝2敗、第7節大分戦以降は全勝と圧倒的な強さを発揮している。倉又監督は、「清水は得点力もあるが、実は失点が少なく守備の良いチーム。我々は自分たちのリズムを崩して自滅しないように、疲れが出てくる時間に勝負をかけたい」と狙いを話す。

 東京は、メンバーは前節と変わらず。中2日での連戦のため、練習ではコンディションの調整に努めていた。「疲れがないといえばウソになるが、調子をひどくを落としている選手はいない」と倉又監督は全く不安はない。清水の堅守に対しては、DFとMFの間のスペースを突いて、ルーカス、赤嶺が前線で起点となり、サイドから繰り返しチャレンジすれば、チャンスは作れるはず。また、前節同様にセットプレーからの得点も狙っていきたいところだ。

 過去、3連勝は2002年2ndステージまでさかのぼらなければならないが、今の勢いを大事にして、チーム一丸となって集中を切らさず戦うことで、好調・清水に対して十分勝機はある。試合は心地よい風が吹く日本平スタジアム、7:04pmに東京のキックオフで開始された。

終了間際にPKを与え、1点ビハインドで前半を折り返す


前半開始からホームの後押しを受け、清水が優位に試合を進める。3分に、FWチョ ジェジンが、左サイドからのロングパスに抜け出し、ジャーンを背負いながらも反転してシュート、バーの上に外れる。東京は6分に、ルーカスのインターセプトから赤嶺→梶山→石川とつなぎ、最後は徳永を使って右CKを奪う。梶山のキックに赤嶺がヘッドで合わせるが、ゴールまでに距離があり、相手DFクリア。前線から厳しいマークで何とか清水の攻撃を凌ぎ、チャンスをうかがうも、清水の攻勢は続く。

 10分、スローインから左MF藤本のクロスに、ゴール前まで詰めていたMF兵働がフリーでヘディングシュート。右にきれる。12分には、MF藤本の突破を徳永がエリア内で倒したとの判定、清水にPKを与えるも、FWマルキーニョスのキックは大きくバーの上にはずれる。この絶対的なピンチを防ぐと徐々に東京ペースとなる。

15分には、梶山を起点に赤嶺が相手陣内で、DFに倒されながらも粘ってつなぎ、川口が前線に持ち込む。中央へのパスに梶山が走りこみ、シュートを放つが、惜しくもゴール左に。16分は、右サイドからパスを受けた赤嶺。ポストプレーから、自らゴールに振り向きシュートを放つが、GKキャッチ。18分には、石川が左サイドに流れ、クロスを上げるとエリア内でルーカスがヘッドでつなぎ、赤嶺が右エリアからダイレクトでシュートするが、大きく上に。

 しかし、清水は中盤から前線にかけて、自由にポジションチェンジを繰り返し、ボールの支配率で東京を上回ると、21分には、ゴール正面からFWマルキーニョスに。26分は、ボランチ枝村が至近距離からシュート。29分には、くさびのパスを受けたFWマルキーニョスが、ゴールに向き直ってシュート。決定的な場面であったが、ゴールは割らせず。

 その後、清水が主導権を握り攻撃を仕掛け、東京は集中した守備からカウンター、そしてセットプレーで少ないチャンスを活かす展開で、前半はお互い無得点のまま終了と思われたロスタイム、予想もしないところから失点を許す。清水の右CKから、ゴール前の競り合いで徳永が2度目の警告を受けて退場に。清水に今日2度目のPKが与えられる。これをFWチョ ジェジンに決められ、直後にタイムアップとなった。

最後まであきらめずに攻めるも、得点を奪えず敗戦


 東京は後半から赤嶺に代えて伊野波を投入。ルーカスを1トップに。数的不利ではあったが、まずは守備を安定させて、機をみてカウンターを仕掛け、さらに負けていた場合は、終盤勝負に出るプランに。開始から予想通り清水がボールを支配されるも、最終ラインでキッチリ守り、追加点を許さない。逆にカウンターから反撃に出る。

 51分、左サイドを突破した川口のグラウンダーのクロスから、右CKを奪う。梶山のキックにジャーンがヘディングで合わせるが、枠を捉えられず。58分には、ルーカスを起点にカウンター。川口が左サイドで倒され、FKに。梶山の鋭いキックにルーカスが飛び込むが、合わせられず。61分は、相手ボールを奪って攻撃に転じようとした石川が倒され、中央27~8mの位置からFKを得る。これを石川が直接狙ったが、大きくバーの上に。

 その後も状況は変わらず、お互い膠着状態のまま残り15分になって、東京が勝負に出る。川口に代えて宮沢を投入。石川を前線に上げて中盤を3人に。さぁこれからと思った矢先、アクシデントで追加点を許す。77分、伊野波が相手と接触して倒れている隙を突かれ、清水・FWチョ ジェジンが豪快に決めて、2点目を奪われる。

 中2日の連戦で、終盤疲れているにもかかわらず、選手全員が前からボールを追い回す。最後まであきらめずに攻撃を仕掛け、ルーカス、石川がシュートを放つも、ゴールをこじ開けることができず、試合終了。結局清水の勢いの前に、劣勢を挽回できず敗戦となった。

 【選手コメント】《宮沢》「1人少ない中でシステム変更して臨んだが、その分中盤にスペースができて、相手にボールを回されることが多くなった。監督からは『1点取るために、ナオを走らせるパスを!』と言われて入ったが、守備に追われることが多く、ボールも触ることができなかった。前半から清水の守備は固く、つなぎながら崩すのは難しいなと思っていたが、ナオのところから突破できていたので、そこから点に絡めるプレーをしたかった。0対1だと、まだ勝敗はわからないが、2点目を決められて厳しくなった。みんな身体を張って頑張っていたが、あの2点目の場面では、笛が鳴るまで声をかけ合って守らなければいけなかった。自分の投入は、点を取るための交代。勝利に結びつかなければ意味がない。自分としてはショックが大きい。本当に勝ちたかった」《増嶋》「いつ出てもいいように準備はしていた。とにかく失点しないように考えていたが、負けてしまったので残念。ただ、1人少ない中でも、攻めに出る気持ちもあったし、今までとは内容が違うと思う。自分としては結果が出せていないが、考え込まず、前向きにいきたい」

 【倉又監督の会見要旨】「序盤から、清水ディフェンスの背後をついて攻撃を仕掛けたかったが、なかなかうまくいかなかった。逆にトップに早めに入れられ、そのこぼれを2列目に拾われて、危ない場面をかなりつくられた。それに対し、中盤をある程度、中に絞らせて対抗していたが、アクシデントで1人退場となり、全体的にゲームプランが変わってしまった。後半の終盤には、2トップで勝負を仕掛けようとしたが、その直後にファールで選手の足が止まってしまった時に、もう1点入れられてしまった(後半から石川を前にあげたが?)2トップにし、中盤を4枚から3枚に変えて勝負した。ルーカスの1トップだと、マークが厳しくなり、キープができない状況だったので、勝負をかけて2枚にした。だが、変えた瞬間に失点してしまい、裏目に出た」

 【清水・長谷川監督の会見要旨】「今日はディフェンス陣を本当に褒めてあげたい。よくゼロで完封してくれた。それが今日の勝因。立ち上がりから、PKやチャンスがありながらも決められない重苦しい雰囲気だった。FWチョがPKを決めたものの、後半立ち上がりにもビッグチャンスがありながら決められなかった。FC東京はきっちりブロックを形成し、我々は何度か変な取られ方をしてカウンターを受けた。ヒヤッとした場面もあったが、最後の笛が鳴るまでディフェンス陣が身体を張って、東京の攻撃を防いでくれた。これが最大の勝因だと思う。今日のような試合は、1点取ってもひっくり返されて負けてしまう、そんな悪い流れかなとも感じたが、全員がよく最後まで集中した。引き分けた後のゲームから、よく勝ちにつなげてくれた。悪い流れの時も、我慢して選手たちを信じて辛抱強く戦った。20分過ぎくらいから自分たちのペースでボールが回るようになり、それからは安心して見ていられた。良い雰囲気の中でサッカーができている。移動で疲れている中でのゲームであったが、選手は、ホームの多くのサポーターの前で熱いゲームをしようと思っており、前へ前へという推進力が強くなっている。これが勝てている要因」