GAME RESULT試合結果
第18節 2013/7/31(水)
観衆 10,781人
天候 晴、弱 気温 27.3度 湿度 80%
主審:吉田 寿光 副審:大塚 晴弘/間島 宗一 四審:山村 将弘
J1 第18節
アイスタ
0-0
試合終了
前半0-0
後半0-0
清水エスパルス | FC東京 | |
---|---|---|
得点者 | ||
75' 六平 光成 → 高木 俊幸 75' 竹内 涼 → 村田 和哉 87' 伊藤 翔 → 瀬沼 優司 |
選手交代 |
67' ルーカス → 石川 直宏 75' 渡邉 千真 → 平山 相太 88' 東 慶悟 → ネマニャ ヴチチェヴィッチ |
5 | シュート | 5 |
6 | CK | 2 |
22 | FK | 16 |
63' イ キジェ 85' イ キジェ |
警告 |
71' 渡邉 千真 90'+2 米本 拓司 |
85' イ キジェ |
退場 |
GK | 21 | 櫛引 政敏 |
DF | 3 | 平岡 康裕 |
DF | 4 | カルフィン ヨン ア ピン |
DF | 2 | イ キジェ |
MF | 8 | 石毛 秀樹 |
MF | 20 | 竹内 涼 |
MF | 38 | 本田 拓也 |
MF | 5 | 村松 大輔 |
FW | 10 | 河井 陽介 |
FW | 16 | 六平 光成 |
FW | 14 | 伊藤 翔 |
GK | 1 | 林 彰洋 |
DF | 29 | 三浦 弦太 |
MF | 22 | 内田 健太 |
FW | 11 | 瀬沼 優司 |
FW | 13 | 高木 俊幸 |
FW | 23 | 白崎 凌兵 |
FW | 35 | 村田 和哉 |
GK | 20 | 権田 修一 |
DF | 2 | 徳永 悠平 |
DF | 3 | 森重 真人 |
DF | 30 | チャン ヒョンス |
DF | 6 | 太田 宏介 |
MF | 4 | 高橋 秀人 |
MF | 7 | 米本 拓司 |
MF | 8 | 長谷川 アーリアジャスール |
MF | 38 | 東 慶悟 |
MF | 49 | ルーカス |
FW | 9 | 渡邉 千真 |
GK | 1 | 塩田 仁史 |
DF | 16 | 丸山 祐市 |
MF | 17 | 河野 広貴 |
MF | 18 | 石川 直宏 |
MF | 32 | ネマニャ ヴチチェヴィッチ |
MF | 36 | 三田 啓貴 |
FW | 13 | 平山 相太 |
【選手・監督コメント】
リーグ3連勝をめざして、アウェイで勝ち点3をつかみ取る
リーグ第18節は、アウェイにて清水エスパルスと対戦。代表の活動のため一時中断していたが、その間チームは7/23CEサバデルとのフレンドリーマッチを開催。清水戦に向けてコンディション調整も問題ない。東アジアカップに参加していた徳永、森重、高橋、権田、そしてチャン ヒョンスも元気に合流。ポポヴィッチ監督も「彼らがモチベーションを高くもって帰ってきてくれたことは喜ばしい。ただ今後も定着していくことが大事。そのためには、東京でのプレーがおろそかになってはいけない」と、チームでの活躍の先に代表があることを強調した。
対する清水は、現在勝ち点22で11位に。この中断期間に、FWバレーがチームを離れる一方、MF本田が加入。また今節は、MF杉山とDF吉田が出場停止に。第12節の戦いでは、味スタで東京が勝利したが、その後、清水はメンバー変更もあり、前回とは違うチームだともいえるだろう。特にスピードと技術力のあるFW伊藤には警戒が必要。ボランチのMF村松、本田らにはキープ力、守備力とともに、思い切った攻め上がりもある。堅守からペースを握られ、MF六平、MF河井らのショートパスとDFのあいだを突く動きからリズムを作られると、難しい展開に持ち込まれてしまう。
東京は、加賀が足の状態を考えてメンバー外。センターバックは森重とチャン ヒョンスが入る。渡邉は「先制点を取れればラクになるはずだが、アウェイでもし先に失点をしたとしても、慌てずに戦いたい。試合は90分をとおして決まるもの。そのなかで自分らしさをアピールして、勝利につながる得点を取りたい」と話す。またこう着した展開になれば、セットプレーもカギになる。太田は「もう2年も経つので、すでに古巣という気持ちはないが、東京の勝利のためにチャンスがあれば狙っていきたいし、セットプレー以外でも積極的に戦いたい」と意気込みをみせる。
粘り強さとアグレッシブさをもって勝負にこだわり、アウェイながら勝ち点3をつかみ取りたい。試合はIHIスタジアム日本平にて19時05分に東京のキックオフで開始された。
互いにスピーディな展開が続くも、無得点で前半を折り返す
東京は前半開始から良い試合の入りを見せた。4分には徳永のロングパスに、ルーカスが抜け出し、右CKを奪う。東がショートでつなぎ、フォローした米本が右エリア縦深くに進入するが、中へのボールは清水がクリア。9分は左サイドからのロングパスを、右前線でルーカスが受け、中からフォローした渡邉に渡ると、身体の向きを変え、エリア外からファーストシュートを放つもGK正面に。ともにコンパクトな布陣でプレスを掛けあい、締まった展開に。
17分、渡邉が相手陣内やや左寄りでくさびを受け、すぐさま左サイドに展開。太田が左前線に抜け出し、中央にグラウンダー。これをエリア中央で受けた東がフリーに近い形でシュートを放つが、GK正面に。東京はDFラインでボールを回し、縦パスから攻撃のスイッチを入れようとするも、清水の守備も厳しく、エリア内に進入して決定機を作るまでには至らず。またセットプレーでも先に相手にクリアされ、好機を掴めず。
すると38分、相手陣内中央で清水のパスを東がカット。すぐさま前線にパスを出し、抜け出した渡邉がGKと1対1になるが、後ろから清水DFに詰められ、スライディングでカットされ、そのままボールはGKに。前半初めての決定機であったが活かせず。ともにラインを上げてプレスを掛け合い、スピーディな展開が最後まで続いたが、互いにシュートまで持ち込むことはできず。無得点で前半を折り返した。
リーグ戦では初のスコアレスドローに終わる
後半になると清水がペースを握る。49分には右スローインから、中央のMF河井が攻め上がりミドル。右下を捉えたシュートは、権田がセーブしてCKに。50分は左FKをMF石毛に直接狙われたが、権田がキャッチ。逆に55分には、カウンターからルーカスのスルーパスに合わせ、東が前線に抜け出しエリア手前で清水DFに倒されたかに見えたがファールはなし。東京はパスをつなげず苦しい時間帯が続く。清水がボールを支配し勢いのある攻撃を仕掛けてくる。
67分には流れを変えるため、ルーカスに代えて石川を投入。すると69分、左エリアでのパス交換から、こぼれたボールに中央の渡邉が反応。ダイレクトで抑えたシュートを放つが、GKのセーブに阻まれる。72分には相手のパスが長谷川のもとに。そのままドリブルで持ち上がりDF裏にスルーパス。これに渡邉が反応するも、ボールに追いつく寸前でGKがブロック。75分には渡邉に代えて平山を投入。
80分、平山がエリア内に走った石川をおとりに、左前線のスペースにパス。高橋が走り込み、ラインギリギリのところからクロスを上げる。ボールは逆サイドに流れ、長谷川の折り返しから、右エリアの平山がループ気味のシュートを放ったが、バーの上に。85分には清水・DFイ キジェが2度目の警告を受けて退場に。88分には東に代えてネマニャ ヴチチェヴィッチを投入。
すると90分、右サイドを上がった徳永が中央へマイナスクロス。エリア手前で合わせたヴチチェヴィッチのシュートは、左ポスト角に当たりゴールならず。結局10人となった清水の粘り強い守備の前に、最後まで崩すことはできず。リーグ戦では初のスコアレスドローに終わり、勝ち点1を得るに留まった。
【選手コメント】
《徳永》
「清水がくさびや縦パスを狙ってきていて、なかなかシュートを打てるチャンスがなかったし、打とうという決断も足りなかったかもしれない。よい守備をしても攻撃につなげられなければ意味がない。ただ少ないながらも点を取れるチャンスはあった。そこで1点でも取れていれば、また違った展開になったと思うが」
《渡邉》
「前線から守備をして、前半は自分たちのペースも作れていた。カウンターも狙っていたし、チャンスのときに決めなければいけない。そこに反省が残る。ただし前半もボールを支配はしていたが、清水の守備ブロックに対して、付け入る隙があまりなかった気がする。縦パスを狙われて奪われ、シュートまで持ち込めなかった。サイドからえぐったり、ドリブルで仕掛けてエリアに運ぶような工夫が必要だった。ただ負けなかったことを良しとして、次は勝てるように、そのためのゴールを取れるように頑張りたい」
【ポポヴィッチ監督の会見要旨】
「ゴールが足りなかったという試合だった。前半から主導権を握ってコントロールできていましたが、最後の精度やゴールに向かう姿勢、決定力の部分でも今日は足りなかったと思います。ただ試合の流れの中で、相手も体を張ってファールギリギリのプレーで止めてきた。その中で何回かカードが出るようなプレーがありましたので、そこでしっかりとしたジャッジあれば、相手もファールで止めることができなくなったと思います。
なかなかうまくいかず相手に主導権を握られた時間帯もありましたが、そのあともしっかりと取り戻すことはできました。清水も非常にタフで、オーガナイズされている素晴らしいチームだと思います。こういった試合で私たちも自分たちの力を見せることができたと思っていますが、ゴールが足りなかった。次の試合ではその部分を改善・修正していきたいと思います」
【清水・アフシン ゴトビ監督の会見要旨】
「後半の我々の取り組み方やサッカー自体は良かったと思います。もちろんキープレイヤーがいない中での戦いなので、難しくなると思っていました。そしてMF本田は今日が初めての試合でした。私が求めていた前線でのキレが、まだ足りなかったと思います。最後は10人になるなど、難しい状況でも選手たちはよくやれていたと思います。もちろん勝ち点3は欲しかったですが、勝ち点1を獲ることができました。これから取り戻せるようにしたいと思います」