GAME RESULT試合結果
第16節 2016/6/18(土)
観衆 24,793人
天候 晴、弱 気温 26.2度 湿度 59%
主審:荒木 友輔 副審:金井 清一/蒲澤 淳一 四審:野田 祐樹
J1 1st 第16節
味スタ
1-1
試合終了
前半0-1
後半1-0
FC東京 | アルビレックス新潟 | |
---|---|---|
54' 平山 相太 |
得点者 |
23' 成岡 翔 |
46' 東 慶悟 → ネイサン バーンズ 69' ムリキ → 中島 翔哉 75' 平山 相太 → 前田 遼一 |
選手交代 |
18' 舞行龍ジェームズ → 増田 繁人 57' 成岡 翔 → 指宿 洋史 79' 端山 豪 → 鈴木 武蔵 |
14 | シュート | 2 |
6 | CK | 2 |
17 | FK | 12 |
警告 |
30' レオ シルバ 39' 松原 健 73' 指宿 洋史 |
|
退場 |
GK | 47 | 秋元 陽太 |
DF | 2 | 徳永 悠平 |
DF | 3 | 森重 真人 |
DF | 5 | 丸山 祐市 |
DF | 25 | 小川 諒也 |
MF | 7 | 米本 拓司 |
MF | 37 | 橋本 拳人 |
MF | 27 | 田邉 草民 |
MF | 38 | 東 慶悟 |
FW | 9 | 平山 相太 |
FW | 11 | ムリキ |
GK | 31 | 圍 謙太朗 |
MF | 4 | 高橋 秀人 |
MF | 14 | ハ デソン |
MF | 39 | 中島 翔哉 |
MF | 48 | 水沼 宏太 |
FW | 16 | ネイサン バーンズ |
FW | 20 | 前田 遼一 |
GK | 21 | 守田 達弥 |
DF | 27 | 松原 健 |
DF | 4 | 舞行龍ジェームズ |
DF | 2 | 大野 和成 |
DF | 7 | コルテース |
MF | 6 | 小林 裕紀 |
MF | 8 | レオ シルバ |
MF | 13 | 加藤 大 |
MF | 18 | 成岡 翔 |
FW | 26 | 端山 豪 |
FW | 9 | 山崎 亮平 |
GK | 1 | 黒河 貴矢 |
DF | 3 | 増田 繁人 |
MF | 17 | 伊藤 優汰 |
MF | 25 | 小泉 慶 |
MF | 37 | 野津田 岳人 |
FW | 11 | 指宿 洋史 |
FW | 19 | 鈴木 武蔵 |
【選手・監督コメント】
1stステージ・ホーム最終戦を迎えて
広島戦に続いてホームゲームとして開催される1stステージ第16節。味スタにてアルビレックス新潟との対戦を迎える。
ここ2試合は引き分けに終わったが、5月8日湘南戦から5試合にわたってリーグ戦では負けなしに。それをチームのプラスとして、積み重ねてきたものを表して勝点3の奪取を求めたい一戦だ。
今節は河野が警告累積による出場停止。また広島戦からはメンバーを入れ替え、平山が先発に。スタメンとしては4月29日福岡戦以来、出場は5月13日鳥栖戦以来となり、ムリキと2トップを組む。ダブルボランチには米本と橋本。右サイドに田邉、左に東。右サイドバックには徳永が復帰し、小川が左を務める4-4-2で臨む。またケガから復帰した中島が第1節大宮戦以来のメンバー入りをし、ベンチに控える。
対する新潟は、今季から吉田監督が指揮を執り、現在勝点14で16位。今節はFWラファエル シルバが負傷のため欠場となったが、全員のハードワークをベースとし、MFレオ シルバを中心とした攻撃は鋭い。FW山崎の突破力、両サイドバックを起点とした攻撃を抑え、良い守備から良い攻撃につなげていきたい。
1stステージのホーム最終戦ともなる今節、スタンドの声援も力にして勝利を掴みたい。
日中は30度を超えたが、夕方になり幾分暑さも和らぐ中、19時3分に新潟のキックオフでスタートした。
思わぬ形で新潟の先制を許して…
序盤から、守備意識の高さを見せて新潟にはチャンスらしいチャンスを作らせなかった。そこから攻撃につなげ、ゴールに向かう強い姿勢を表した。
15分過ぎ:新潟にアクシデントが起こる。それ以前のプレーで頭を打っていた新潟DF舞行龍が交代を余儀なくされ、18分にDF増田がイン。直後に東京は東のパスから、ムリキが左前線を抜け出し、マイナスのクロス。ゴール前に詰めた田邉に渡る直前に相手がクリアし、左CKを獲得。小川のキックは相手にクリアされ、こぼれ球を橋本がボレーを狙ったが、前線にいた東に当たりゴールならず。
23分:新潟・左前線から中に持ち込んだFW山崎にシュートを狙われるが、東京がブロックし、ボールは秋元がキャッチする。だが、ここから秋元がフィールドに送ろうと準備をしていたが、ボールを保持する時間が長過ぎると判定され、これにより東京のエリア内で新潟に間接FKを与える。これを新潟FW山崎が素早くリスタート。右エリアから中央に間接FKを送り、MF成岡に東京ゴールに流し込まれ…。新潟の1本目のシュートで、先制を許してしまい0-1。
その後は激しいプレーの応酬に度々試合が止まり、流れを掴み切ることができなかった。
32分:テンポの良いパス回しから、ムリキが左エリアに突破を図るが、新潟DFの間で倒れ、フィニッシュには持ち込めず。
34分:左エリアの東が落とし、内側のムリキがダイレクトで右に振る。ファーの田邉が反応し、相手DFの間を抜ける抑えたシュートを放ったが、相手GKに阻まれる。
前半アディショナルタイム:左サイドの東→内側から上がった小川がドリブルで前に運び、再びサイドの東へ。東はそこから、ニアのムリキにパスを送り、角度のないところからシュートを狙ったが、これもGKのセーブに阻まれた。1点のビハインドを負ったまま、前半を終了した。
ムリキを起点に平山が同点弾! しかし2点目が遠く…
後半から東京は東に代えてネイサン バーンズを左MFとして投入、勢いをもって新潟ゴールに迫った。
54分:ネイサン バーンズが左前線の裏を突き、ここから小川がクロスを入れた。これはファーに流れたが徳永がフォロー。しかし新潟DFコルテースに詰められ、一度は新潟にボールを奪われる。だがサイドで新潟MF成岡が攻め上がろうとしたところに米本がプレスをかけ、そこからのバックパスをさらに田邉が追いかけた。こぼれたボールが右エリアのムリキにつながると、ムリキは足裏を引いてボールをコントロールして反転。周りをよく見極めて、中央へラストパス。受けた平山は相手DFと対面しながらも、落ち着いて右下に流し込んでゴール。1-1の同点に追いつく。
61分:左エリアすぐの平山が相手DFを背負いながら、パスを足元でコントロール。ヒールで後ろに送り、左エリアに抜け出したムリキが新潟GKを1対1となるが…角度がなく、シュートは阻まれた。
69分:ムリキに代えて中島を投入。直後に新潟陣内でルーズになったボールに中島が反応。ドリブルで仕掛け、エリア手前でトラップから豪快なシュートを放ったが、枠を越える…。
75分:平山に代えて前田を投入。その後も東京が早いテンポで前に運び、新潟ゴールに迫ったが、セットプレーのチャンスも活かしきれず、徐々にカウンターの応酬となった。それでも新潟にはフィニッシュに持ち込ませなかった。
81分:小川のアーリークロスに合わせ、ゴール正面に中島が飛び出したが、伸ばした足がわずかに届かず…。
83分:バーンズが送ったクロスが、相手DFに当たり、右エリアの前田の元へ。前田はニアの田邉に落としたが、田邉はDFにブロックされ、前に出られず。ボールはそのまま相手DFとGKの間を抜けて、ゴールに向かう…だがわずかに左に外れる。
アディショナルタイム:ペナルティアーク内でのFKを獲得。森重が狙ったキックは右上を捉えたが、GKの好セーブに阻まれ…。
最後まで勝ち越しを狙ったが、追加点を奪うことはできずにタイムアップ。後半のシュート数は新潟0本。東京は10本を放ったが1ゴールにとどまり、3試合連続の引き分けに終わった。
【選手コメント】
《平山》
「自分の良さを発揮して、クロスに飛び込んでいくことやゴールに繋がるプレーを意識していた。
(得点について)
相手のミスからだったが、ムリキが巧く反転してくれて、良いボールを送ってくれた。落ち着いて、シュートコースを見極めて打った。前半はチームとしてリスクを負わない場面が多かったが、それでもムリキや、左サイドからボールを繋げていた。中盤からもパスが出てきたが、前線でもう少し自分が起点になれればよかったと思う」
《中島》
「自分が途中出場するということは、点を取りに行くため。そう考えて、ゴールに向かうことを忘れず、積極的に自分の力を出して得点のためにプレーしようとした。身体自体は動けたし、足に痛みもなかった。ただ、結果としてゴールは奪えなかった。チームに足りないものをもたらしたいと考えていたが、もっと何かできたはずだとも思う。そこに反省が残る」
【城福 浩監督の会見要旨】
「勝たなければいけないゲームだった。中2日で選手たちは良く準備してくれた。それを勝点3に繋げたかったが、選手の頑張りと勝点が一致しなかった。その悔しさでいっぱい。新潟の先制を許したが、難しい状況にもかかわらず、選手たちはバラバラにならずに、その後の失点を許さなかった。さらに後半はシュートを0本に抑えて、勝点を獲りに行く姿勢が強く見られた。オープンな試合展開のなか、シュートを打たせないというところに、今まで我々が積み上げてきた幹の部分を確信できたし、選手たちの心情を考えると、どうしても勝点3を獲りたかったが…」
【新潟・吉田 達磨監督の会見要旨】
「ここまで一緒に戦ってきた早川が重い病気になり、戦列を離れるという発表があった。今日も新潟のサポーターがたくさん駆けつけてくれて、東京にも心温まる募金活動をしていただいた。まずは両チームのファン・サポーターに感謝したい。少し感情的になるような雰囲気で試合がスタートしたが、我々に得点が入り、そこからさらにゲームが感情的になり、両チームの選手たちが闘争心をむき出しにしてプレーすることになった。その影響で我々はそれまで保っていた組織を壊して、とにかく走る、戦うというプレーに終始した。ネガティブな言い方に聞こえるかもしれないが、私たちは走る、戦うという部分はベースとして持っているからこそ、それが可能だということ。失点は余計だったが、戦い抜いた彼らの頑張りは評価したい。試合としては不細工だったが、次は不細工でも勝ちに行って、さらに質を高めてゲームをコントロールしたい。今日の勝点1を大切に次に向けて修正したい」