GAME RESULT試合結果

第13節 2016/9/25(日)
観衆 30,141人 
天候 曇、無 気温 28.9度 湿度 60% 
主審:福島 孝一郎 副審:相樂 亨/武部 陽介 四審:馬場 規

J1 2nd 第13節

吹田S

HOME

ガンバ大阪

3-3

試合終了

前半2-2

後半1-1

AWAY

FC東京

ガンバ大阪 FC東京
15' 大森 晃太郎
18' 長沢 駿
90'+1 藤春 廣輝
得点者 13' 田邉 草民
22' 河野 広貴
90' 平山 相太
46' 今野 泰幸 → 遠藤 保仁
74' 大森 晃太郎 → 藤本 淳吾
81' アデミウソン → 呉屋 大翔
選手交代 74' 河野 広貴 → 橋本 拳人
81' 梶山 陽平 → 羽生 直剛
86' 前田 遼一 → 平山 相太
9 シュート 15
1 CK 5
16 FK 16
60' 金 正也
警告 38' 田邉 草民
退場
ガンバ大阪先発
GK 1 東口 順昭
DF 14 米倉 恒貴
DF 5 丹羽 大輝
DF 6 金 正也
DF 4 藤春 廣輝
MF 21 井手口 陽介
MF 15 今野 泰幸
MF 19 大森 晃太郎
MF 11 倉田 秋
MF 9 アデミウソン
FW 20 長沢 駿
ガンバ大阪控え
GK 18 藤ヶ谷 陽介
DF 3 西野 貴治
DF 35 初瀬 亮
MF 7 遠藤 保仁
MF 25 藤本 淳吾
FW 23 呉屋 大翔
FW 29 パトリック
FC東京先発
GK 47 秋元 陽太
DF 6 室屋 成
DF 3 森重 真人
DF 5 丸山 祐市
DF 2 徳永 悠平
MF 10 梶山 陽平
MF 27 田邉 草民
MF 17 河野 広貴
MF 38 東 慶悟
MF 39 中島 翔哉
FW 20 前田 遼一
FC東京控え
GK 31 圍 謙太朗
DF 29 吉本 一謙
MF 4 高橋 秀人
MF 22 羽生 直剛
MF 37 橋本 拳人
FW 9 平山 相太
FW 16 ネイサン バーンズ

【選手・監督コメント】

初の吹田スタジアムでの戦い、躍動感のあるサッカーで勝利をめざす


2ndステージ第13節を迎え、アウェイでG大阪と対戦。初の吹田スタジアムでの戦いに臨む。
前節浦和戦では無念の逆転負けを喫した。だが、森重は「90分をとおした戦い方に課題が残り、反省点もあったが、浦和を相手に手応えを感じた部分もあった。だからこそ悔しさも相当だが、チームとしてまとまり、思い切ったチャレンジをして、相手を圧倒できた時間帯もある。それを大きな自信として、今節も攻守に於いて積極的なプレーを心掛けたい」と前を向く。

また、前節は年間勝点39に留まったが、他カードの結果により、来季もJ1の舞台で戦うことが確定した。
それについて篠田監督は「ずるずると沈むことなく、残留を決めたのはみんなの努力の成果。とはいえ、今後も日々の練習や試合に臨む姿勢は変わらない。継続性を重視し、躍動感のあるサッカーで勝利をめざす」と話し、一戦一戦を大切に積み上げ、目前の試合に勝つために全力で挑んでいく。

今節は、東京は田邉が累積警告による出場停止から復帰。センターバックは森重と丸山のコンビが、強力なG大阪の攻撃陣と相対する。

対するG大阪の2ndステージは現在、3連勝中で2位につけている。宇佐美貴史の移籍や、FWパトリックの不在の影響を感じさせない戦いぶりで振り巻き返しを図っていると言えるだろう。特にFW長沢が好調で、「ターゲットとしてやっかいな存在。それだけではなく周りをフォローするMFアデミウソンや、サイドのMF倉田、MF大森らも個で打開できる選手。
前線のタレントは揃っている」と篠田監督。

上位のG大阪に対しても、堂々と自分たちのスタイルを貫いて立ち向かい、闘う姿勢を見せて勝利につなげたい。
秋晴れの吹田スタジアムは、多くのファン・サポーターがゴール裏を青赤に染め、16時に東京のキックオフでスタートした。

めまぐるしくスコアが動き、2-2で折り返し


3分:G大阪・エリア内のFW長沢へ浮き球のパス。オフサイドギリギリで抜け出し、あわやGKと1対1のシーンという場面を、徳永が身体を張ってクリア。

12分:エリア手前でパスを受けた中島。相手DFを交わして、反転しながらゴール右上隅を狙うが、わずかに枠上。
13分:相手陣内でパスカットした田邉が、エリア右にドリブルで進入。右足を振り抜いたシュートが、ゴール右下に決まりゴール。東京が先制点を奪う。
15分:G大阪・MF大森が、ゴールまで約20メートルの位置から右足でシュート。グラウンダーのシュートがゴール左下に決まり、試合は1-1に。
その後、東京がボールを握る展開。2列目の東、中島、河野が積極的に仕掛ける。

18分:G大阪・一気のカウンターで左サイドを駆け上がるDF藤春。スルーパスを飛び出して処理しようとした秋元を交わすパスが、FW長沢に通り、無人のゴールにシュート。逆転を許し1-2。
22分:エリア右でパスを受けた河野が左足を一閃。ボールは見事な放物線を描いてゴール左に決まり。同点に追いつく。これで2-2。

34分:ピッチ中央の東からDFラインと駆け引きする前田へスルーパス。前田はエリア右に進入して右足を振り抜くが、相手GK東口にキャッチされ、ゴールならず。
40分:秋元のロングフィードを前田が競り合い、頭でそらしたボールが東の下へ。東はゴールへ走り込むスピードを緩めることなくボールをコントロールし、エリア手前で左足のシュート。これは相手GK東口にセーブされ得点ならず。
めまぐるしくスコアが動く展開の前半は、2-2で後半に折り返す。

終了間際に同点とされ3-3で引き分け


後半開始:G大阪は1枚目の交代。MF今野に代わり、MF遠藤が入る。
後半は序盤から両チーム主導権を握るべく、中盤でボールを奪い合う。
51分:G大阪・MF大森が左サイドを駆け上がりクロス。さらにこぼれ球を拾われ、MF倉田が右サイドからクロスでゴールに迫るが、味方に合わず事なきを得る。
53分:右サイドをMFアデミウソンにフリーで突破され、マイナスのクロスでゴールを狙うが、東京のDFが粘り強くクリア。

57分:立て続けにエリア内から中島がシュートを放つが、GK東口に防がれる。
62分:梶山→河野とつなぎ、エリア外中央から左足のミドルシュート。これはゴール右に外れる。
63分:さらに攻勢を強める東京。中島と東で左サイドを攻略。自陣から上がってきた徳永にボールが渡り、ゴール前にクロスを送るが、相手GK東口にキャッチされる。
68分:MF遠藤がブロックしたボールを奪い、MFアデミウソンが自陣からドリブル。エリア内左に進入を許すが、秋元と丸山がプレッシャーをかけてセーブ。身体を張ったプレーでゴールを許さない。

72分:東→前田→中島とつなぎ、エリア内で中島が右足シュートを放つが、相手DFがブロック。
74分:G大阪は2枚目の交代。MF大森に代わり、MF藤本が入る。
74分:東京は1枚目の交代。河野に代わり橋本が投入される。
76分:相手のパスミスを奪った梶山からエリア手前の東へパス。東が落としたところを中島が右足に持ちかえてシュート。これは相手GK東口にはじき出される。

79分:MF藤本が中央でボールを収め、ゴールに向かって走り込むFW長沢へスルーパス。長沢は秋元と1対1になるが、秋元がこれをファインセーブ!
81分:G大阪は最後の交代。MFアデミウソンに代わり、FW呉屋が入る。
81分:東京は2枚目の交代。梶山に代わり羽生が投入される。
羽生は右サイド、橋本は右サイドからボランチの位置に移る。

86分:東京も最後の交代。前田に代わり平山を投入。
90分:徳永がエリア左にドリブル。縦に持ち込み、クロスに詰めたのは平山。平山のゴールで東京が逆転に成功。
90分+1:G大阪・右サイドを攻め上がり、ゴール前の混戦を詰めたDF米倉がゴール。試合は再び同点に。これで3-3。
互いに点を奪い合ったシーソーゲームは3-3の引き分けで終了となった。

【選手コメント】
《東》
「勝てた試合だった。内容的には良い試合だったし、勝ち切れない部分は次の試合への課題になった。しっかり整理しないといけないし、失点には必ず原因がある。個人の部分だったり、チームとして修正しなければいけないこともあるので、しっかり次に向けて準備をしたいと思う。攻撃陣は3点取ったが、それも全員の力だし、守備に関してもしっかりと全員で守らなければいけない。今日、このスタジアムで初めてプレーをして、すごく良い雰囲気を感じたし、こういうスタジアムでJリーグの試合をすれば、もっと盛り上がるのかなと思った」

《田邉》
「相手のミスもあってボールが自分のところに転がってきた。前にスペースがあったので、シュートを狙った。僕たちがボールをキープしている時間が多かったし、思い通りの展開で進めることができたと思う。僕と梶山選手は、相手の2トップをはがすことを意識して、2列目の選手たちは足元で受けたい選手が多いので、彼らがやりやすいようにパスを出していた。相手はカウンターが強みなので、僕たちの強みと相手の強みが両方出た試合だったと思う」

《平山》
「練習からGKとDFラインの間に入る動きを意識してやっていたので、あのシーンでは徳永選手が縦に仕掛けていくことを信じて飛び込んだ。あの時間帯に縦に突破してくれたことが、ゴールの決め手になったと思う」

【篠田 善之監督の会見要旨】
「非常に悔しいゲームをしてしまったと反省をしている。とても良いゲームだったし、我々がやりたいことは見せることができたと思う。ゲームの入りは良かったが、得点直後に失点をしてしまうということは、あってはならないことなので、反省しなければいけない。チームとして、どのようにこのゲームを勝ちにいけるかというところがまだまだ未熟なので、もう一度しっかりと映像を見て整理し、トレーニングをしていきたいと思う。攻撃では、ボールの握り方だったり、良い崩しを何度か見せることができた。ゴールも奪えたが、G大阪相手にもっと崩すチャレンジをしたり、高いクオリティを見せないと、このようなゲームになってしまう。ただ、このサッカーを継続して、しっかり次に向けて準備したい」

【G大阪・長谷川 健太監督の会見要旨】
「しんどい試合だったが、この勝点1をポジティブに捉えて戦っていきたい。多くのファン・サポーターが本当に熱い応援をしてくれて、なんとか勝って終われれば、最高に気持ちの良い試合だった。先制される中、後半の立ち上がりは少し押し込まれる時間帯もあったが、その中で何回かビックチャンスもあり、3点目がこちらに先に入ってもおかしくないような状況もあった。ただ、決めきれずに残り時間が短くなった中で、あのような形で3点目を先に取られて、苦しい展開になってしまった。最後は本当に気持ちを出して引き分けに持ち込んでくれたと思っている。あと4試合あるのでしっかりと戦って、良い形で終われるようにまた1週間を過ごしたい。いつもの1週間より準備する時間は短いが、しっかりと頭とフィジカルをリカバーして浦和戦に向けて準備していきたい」