このたび、FC東京選手会活動のひとつとして、2022年11月9日(水)に福島県双葉郡富岡町立富岡小学校・中学校を訪問いたしました。
富岡小学校・中学校への訪問は2019年以来2回目(2020年、2021年はオンラインでの交流や激励の手紙のやりとりのみ)となり、約60名の子どもたちといっしょにボールを蹴ってふれあいました。
同日の午後は、実際に震災および津波、原発事故の影響があった地域を視察し、復興の現状を現地で見ることで、訪問した選手たちは被害の大きさを改めて知る機会となりました。
FC東京選手会として、自分たちはもちろん広くみなさまに知っていただくことで風化させず、少しでも復興支援に協力したいという思いから、今後もこうした活動を続けてまいります。
□参加選手
森重真人、三田啓貴、東慶悟、波多野豪、品田愛斗、山下敬大、林彰洋、塚川孝輝、梶浦勇輝、松木玖生、安田虎士朗、バングーナガンデ佳史扶
計12名
□参加選手コメント(抜粋)
・品田愛斗選手(選手会長)
「まずはこのような機会をいただき、関係したみなさまに感謝しております。ありがとうございます。復興支援ということで初めて、被災された地域の学校に来ましたが、子どもたちの元気な姿を見ることができ、自分も元気や勇気がもらえて、とても充実した時間を過ごせました。またこういう機会を増やしていきたいです」
・東慶悟選手(2019年に続き2回目の訪問)
「僕が3年前来たときよりも子どもたちの人数が増えていて、今後も徐々に戻ってきてくれたら良いなと思いますし、改めて大変な思いをしていると感じました。また、一緒にサッカーなどの活動を通して元気な姿を見られたのは良かったです。その後に、多くの町に見学に行き、復興はまだまだ進んでいない部分もあることがわかりましたし、少しずつ戻ってきている場所もあると教えていただきました。機会があればぜひまた来たいと思います」
・波多野豪選手(2019年に続き2回目の訪問)
「今回も参加させていただき、子どもたちの元気な姿が見られましたし、少しでも楽しんでもらえるように意識して取り組むことができました。こうした活動を継続して少しでも復興の役に立つことができれば良いと思います」
・林彰洋選手(2019年に続き2回目の訪問)
「3年ぶりの復興支援活動でしたが、子どもたちとふれあったときに少しでも笑顔にできればと思っていました。子どもたちは震災を直接経験していなくても大きな影響を受けていると思いますし、自分たちはその中でも思い出に残る時間をつくってあげられたのであればうれしく思います。震災を風化させてはいけないと思うので、今回、訪問することのできたさまざまな被災時の話や復興の現状も自分の肝に命じて、これからも発信をしていきたいと思います」
・森重真人選手
「子どもたちが元気にサッカーをしてくれましたし、FC東京や自分たちのことも認識してもらえました。子どもの人数も年々増えてきていると聞いたので、今後も少しずつ増えていってほしいと願っています。帰還困難区域などの被災地をまわってみて、改めて福島は復興に時間がかかるのだと知りました。こうした活動を継続して、少しでも多くの方に知ってもらいたいと思います」
・三田啓貴選手
「小中学校では子どもたちも先生方もみんな元気いっぱいでサッカーを楽しんでくれましたし、一緒にプレーできて良かったです。地域によって復興が進んでいる場所と、まだまだ時間がかかるところがあると教えていただきましたが、普通の生活に戻ってきている部分もあると感じることができて嬉しかったです」
・山下敬大選手
「初めてこういった復興支援の活動をしましたが、テレビやニュースで見るよりも自分自身が現地に行って見ることでいろいろと感じるものがありました。現地の子どもたちとふれあって喜んでもらえましたし、僕たちもこういう機会が少なくなっていたので楽しかったです。震災から年月は経っていますが、まだすべてが戻っているわけではないですし、まだまだかかりそうだという印象を受けました。来年もまた来たいですし、良い活動になったと思います」
・塚川孝輝選手
「今回の活動を通し、一歩一歩復興に向けて進んでいることが分かりましたし、何かできることがあれば今後も福島のための力になれたらと思います。子どもたちもすごく楽しそうに遊んでくれましたし、子どもたちの笑顔がまた更に復興を手助けすると思います」
・梶浦勇輝選手
「今回、復興支援活動を通して子どもたちの笑顔や元気な姿を見ることができて良かったです。来年以降もこのような活動を続けていきながら、FC東京としてよりよい貢献ができればと思います」
・松木玖生選手
「僕は福島県での支援活動は初めてでした。バスで実際に被災したいろいろな場所を見に行くと、まだ復旧が進んでいないところも多くありました。その中でも、子どもたちが笑顔で生活が送れていることはすごく良いことだと思いましたし、自分たちも何らかの形で継続して支援していきたいと思います」
・安田虎士朗選手
「今回この活動に参加してみて、富岡小中学校の子どもたちは元気で明るくて、選手たちも元気を貰えたと思いますし、前回訪問した時より被災地の地域の住民が少しずつ増えてきていると言っていたので、そういう部分ではいろいろな所に行き活動することは大事だと感じました」
・バングーナガンデ佳史扶選手
「今回初めて福島県に来てみて、普段はあまり意識をしていなかった被災地を案内してもらい、日ごろ普通に生活が出来るありがたさを感じることができ、すごく良い機会になりました。いろいろな方の協力があってできている活動だと思うので、みなさんに感謝したいです。子どもたちがすごい笑顔で交流してくれたのでパワーを貰え、僕にとってもすごく良い経験になりましたし、少しは子どもたちに楽しんでもらうこともできたと思います」
今回の活動にご協力いただいたみなさま、DREAM福島のみなさま、Jヴィレッジのみなさま、本当にありがとうございました。
2022.11.10[クラブからのお知らせ]