FC東京(東京フットボールクラブ株式会社)は、ホームタウンである東京都と包括連携協定「ワイドコラボ協定」を締結いたしましたので、お知らせいたします。
本協定はスポーツ分野に限らず、東京都が複数の政策分野にまたがって包括的・横断的な連携・協力を行うことにより地域社会の発展と都民サービスの更なる向上を図るためのもので、FC東京は全体では13例目、スポーツチームとしては初の締結となります。
FC東京ではクラブ理念に基づいて、これまでもスポーツに限らず人権啓発や文化振興、福祉関連での啓発事業など、さまざまな分野においてホームタウン・東京都と連携・協力した施策を推進してまいりました。今回の協定締結をきっかけに、FC東京の4つのバリュー「最前線」「クリエイティビティ」「多様性」「可能性」を活かして、首都・東京のさらなる発展と都民サービスの向上に協力してまいります。
□連携項目
(1)文化及びスポーツ振興に関すること
(2)青少年の健全育成に関すること
(3)健康増進に関すること
(4)障がい者支援に関すること
(5)子育ておよび高齢者支援に関すること
(6)防災・減災に関すること
(7)環境に関すること
(8)その他、地域社会の活性化及び都 民サービス向上等に関すること
□協定締結日
2023年3月27日
□小池百合子 東京都知事 コメント
「まずは昨日の試合での勝利おめでとうございます。このたびFC東京とワイドコラボ協定を結ばせていただきました。これまでさまざまな企業と締結をしてきた協定ですが、プロスポーツチームとの締結は初めてとなります。FC東京は都民のための地域密着型のJリーグクラブとして、子どもの健全な育成や地域社会の活性化に大きく貢献されておられます。またブラインドサッカーの体験を通じたパラスポーツの普及やHTTのメッセージ動画の発信など、東京都の様々な分野の施策にもご協力いただいておりまして、あらためて感謝を申し上げます。社会の構造や人々の価値観はいま大きく変化をしております。都民目線に立った政策の転換が欠かせません。その意味でも、多彩な地域社会の担い手との連携が不可欠となっております。今回は、防災・減災の普及啓発、介護・フレイル予防に向けた体操教室の開催などのご提案もいただいております。素晴らしいご提案ですし、FC東京のみなさまとともに、高齢者の方々が身体を動かす様子がイメージされるところでございますし、色々な意味でプラスの効果をもたらすことでしょう。まさにワイドコラボレーションということで、広い分野での協力を心強く思っております。これからも都が有している様々な力、FC東京が持つスポーツを通じて伝えられる多くのメッセージと、それを実践につなげていくワイドコラボ協定を締結させていただいたことで、色々な活動をともにさせていただければと存じます。これを機にさらに、ともによろしくお願いいたします」
□川岸滋也 東京フットボールクラブ株式会社代表取締役社長 コメント
「東京は日本の首都であり、世界においても大きな都市でもありますし、私たちFC東京にとってはホームタウンでもありますので、今回このような形でワイドコラボ協定を締結させていただいたことを大変うれしく思っております。小池都知事をはじめ、今回の締結にかかわっていただきました各担当部局のみなさまにあらためて御礼申し上げます。Jリーグは理念として地域密着を掲げており、FC東京もその理念に基づき『都民のためのクラブ』ということを掲げて歩みを進めてまいりまして、今年で25周年目を迎えました。東京都との連携は多岐にわたっており、昨年は20項目以上の取り組みで連携させていただくなかで、首都・東京のさまざまな社会課題やニーズの変化に対応しながら、さまざまな取り組みを進めてまいりました。今回ワイドコラボ協定を締結できたことで、さらに幅広い領域において都との取り組みを深化できることをうれしく思います。スポーツの持つ力はとても大きいと感じております。FC東京としましても、スポーツの力によって都民の生活に潤いをもたらしたいと思っておりますし、それが我々の使命だと思っております。今回のワイドコラボ協定の締結を機に、より東京都との関係を深化して、様々な取り組みを重ねてまいります。今後ともよろしくお願いいたします」
□森重真人 2023シーズンFC東京キャプテン コメント
「まずはこの協定締結にご協力くださったみなさまに感謝申し上げたいと思います。FC東京としてこれまで多くのホームタウン活動を続けてきました。僕たち選手も実際に小学校に行って、子どもたちといっしょにサッカーをしたり給食を食べたり、スポーツを通して学んだことを子どもたちに伝えたり、地域での活動を行ってきました。そうしたさまざまな活動が、今回の協定締結につながっているということを大変うれしく思います。昨年のワールドカップや直近ではWBCなど、スポーツの素晴らしさをあらためて自分自身も感じているところです。ワールドカップでは長友佑都選手が活躍しましたし、現在はバングーナガンデ佳史扶選手が日本代表として戦っていますが、FC東京の選手が活躍することによって地域のみなさんにも喜んでもらえると思います。ここからまた東京のプロスポーツチームとして、都民のみなさんのためにもさまざまな面で協力して、そしてさらに活躍できるように頑張っていきたいと思います」
◇東京都「ワイドコラボ協定」についての詳細はこちら