NEWSニュース

2023.7.06[クラブからのお知らせ]

京王電鉄株式会社との包括連携協定締結に関する記者会見を実施

FC東京(東京フットボールクラブ株式会社)は、5月9日(火)に京王電鉄株式会社と包括連携協定ならびにスポンサー契約を締結いたしました。

7月1日(土)には、味の素スタジアムでのホームゲームの際に、包括連携協定の方針に関する記者会見を実施。報道関係者のみなさまに向けて、両社で連携して進んでいく施策について、より具体的な内容を発表いたしました。




□都村智史 京王電鉄株式会社 代表取締役社長 社長執行役員 コメント

「FC東京様のフランチャイズである味の素スタジアムは、京王線のちょうど真ん中に位置しております。スポーツイベントを中心に、沿線から多くの人が集まってきていただける京王線にとっては非常に重要なコンテンツが集積している場所でもあります。当社視点で申し上げますと、従来は新宿や渋谷に郊外から毎日通勤されていた方が、コロナ禍を経験してライフスタイルが変化しているなか、生活圏内でみなさんが楽しみを求めて移動の需要を創出することは、我々にとっても非常に大きなテーマになっている状況です。そのなかでもスポーツというのは非常に強力なコンテンツで、京王線の真ん中に拠点があり、地域の方々がみんなで盛り上がって生活圏内で大きく回遊していくということには意義があると思います。従来からFC東京様は、地域を元気にするパートナーと考えてきましたが、あらためて協定を結ぶことでより一層強力に同じビジョンを共有し、長期的にタッグを組んで、お互いのリソースを活用することで地域が元気になるために貢献したいと思っております。最初の取り組みとして、8月12日(土)にFC東京が京都サンガF.C.との試合を味の素スタジアムで行いますが、当日を「京王電鉄 Day」として開催していただきます。沿線地域のみなさまを招待したり、ハンドウィズハンド(子どもたちが選手と手をつないで入場するイベント)も京王線沿線の子どもたちから募集したりすることで、スポーツを身近に感じていただきたいと思っております」



□大金直樹 東京フットボールクラブ株式会社 取締役会長 コメント

「味の素スタジアムが2001年に建設され、私たちはホームスタジアムとして活動してきました。それから地域貢献活動がスタートし、どうやってファン・サポーターを獲得していくか、地域をどう元気づけられるのかを考えて活動してきました。そのなかで、一番大きな転換点となったのは、調布駅にFC東京のポスターを貼っていただいたことでした。当時は、認知度もありませんでしたし、応援する人も多くなかったなかで、調布駅の構内でポスターを貼っていただいたのが、京王電鉄様との連携のスタートだったと理解しています。その後は、駅のラックにチラシを置いていただいたり、大型ポスターを駅のホームに貼っていただいたり、車両に中吊り広告を貼っていただいて、FC東京を応援していただきました。私たちは京王線の各駅でチラシ配りをしてきましたが、各駅の駅長さんから快諾いただいて駅構内でのチラシ配りを許可していただいたのが、地域に浸透していくのに非常に大きな弾みになりました。街づくりは駅を中心になされていきます。私たちのファン・サポーターは、京王線沿線に多いのが現状です。それも過去から一緒に積み上げてきた結果だと思います。今回の包括連携協定締結は、新たなスタートというより、これまでに築いてきた関係をより一層深めていく、地域に何ができるのかをより一層寄り添って一緒に考えていく関係になることだと思っています。特に子どもたちに向けて、未来に向けて、夢や希望を持ってもらうような取り組みを実施していきたいと思います」



□川岸滋也 東京フットボールクラブ株式会社 代表取締役社長 コメント

「京王線沿線でもさまざまなスポーツのイベントがありますが、協定の締結により、FC東京が京王電鉄様にとっても重要な存在としてお認めいただけたのかなと思っております。京王線沿線の魅力を高めていくお手伝いができればと思いますし、特に沿線の子ども世代、子育て世代のみなさまに向けて取り組みを強化し、スポーツに触れる機会を一層増やしていきたいと思います。両社で協力してウォーキングイベントやサッカー教室を実施するなど、具体的な施策の準備を進めております。京王電鉄様には『京王キッズおしごと隊』という取り組みがあると聞いていますが、FC東京の仕事を体験できるような機会を作るなど、今後の取り組みにもさまざまな可能性があると考えております。8月12日(土)には「京王電鉄 Day」を開催しますが、特に子どもにフォーカスした施策をやろうということで、多くの子どもたちに良い体験をしていただき、喜んでいただけるような仕掛けを準備しています。また調整が必要なことではありますが、味の素スタジアムに足を運んでいただくには、この京王線沿線にスポーツがある、サッカーがある、FC東京があるということをより一層知っていただく必要があります。そのために、京王電鉄様のお力をお借りして、沿線地域の青赤化を進めていきたいと考えております。海外からのインバウンドも増えてきました。その方々を味の素スタジアムに足を運んでいただくような取り組みも京王グループさんと一緒に取り組んでいければと思います」




□目的

本協定は、FC東京と京王電鉄株式会社が連携を強化し、スポーツを通じて沿線の活性化を図るとともに、子どもたちの心身の健全な発達・育成に寄与し、豊かで魅力的な「まちづくり」を推進することを目的に締結いたしました。



□子どもたちに向けた施策への賛同

子どもたちの心身の健全な発達・育成を支えていただくために、ホームゲーム開催時に選手と子どもたちが手をつないで入場するハンドウィズハンドの理念に賛同と協賛をいただき、入場する子どもたちのウェアに京王電鉄株式会社のロゴを掲出させていただきます。



□連携事項
(1)沿線地域の振興、活性化に関すること。
(2)スポーツを通じて、特に子どもたちの心身の健全な育成に関すること。
(3)スタジアム来訪促進に関すること。
(4)両者のファン獲得に関すること。
(5)魅力的なまちづくり推進に関すること。