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2024.12.15[アカデミー]

【U-15深川】ベトナム遠征2・3日目

ー2日目ー

いよいよ今日から「第6回ベトナム日本国際ユースカップU-13大会」の試合が始まります。

昨夜は21:30には就寝し充分な睡眠をとり、今朝はホテルのビュッフェで美味しい朝食をしっかりといただき初戦に備えました。


グループリーグ初戦の相手は同じく日本から参戦している清水エスパルス三島です。
試合前のミーティングでは、山口広野コーチから大会のレギュレーションや遠征の目的、テーマの確認と「“東京が熱狂”見ている人たちを熱狂させられるプレーをしよう。そのためにもサッカーの本質、ゴールに向かうことを大事に戦おう」という話がありました。



前半は初戦の緊張からか、ボールは保持するものの、山口コーチの話にもあったゴールへ向かうダイナミックなプレーが少なく無得点で折り返すと、後半3分に、相手のCK崩れてしまい、一度はしのいだものの2次攻撃で押し込まれ失点してしまいます。しかし、その直後の後半4分に、青島叶翔選手からのパスを受けた原陸斗選手が豪快なミドルシュートを突き刺し、すぐさま同点に追いつきます。その後はゴールに向かう積極的なプレーも増え、試合の主導権をつかみ、幾度か決定機も作りましが決めきれずドローで試合終了。ベンチのメンバーも含めて、自分たちのやるべきことや持てる力を出し切れなかった悔しさが残りましたが、気持ちを切り替えて午後からの2試合目に備えます。


グループリーグ第2戦は地元ベトナムのアンザンFCとの対戦。


初戦の反省を活かして、序盤からゴール方向への積極的でダイナミックな仕掛けで相手ゴールに迫ります。ベンチメンバーもピッチと一体となりベンチから大声を張り上げ後押しするなか、前半10分に内田桜助選手が技ありのフリックシュートで先制すると、直後の11分には村上鷹選手がゴール。さらに15分に村上選手が連続ゴールを決め、その後失点するも、22分には安達一平選手が待望の今大会初ゴールを挙げ、前半を4-1のリードで折り返します。後半も攻撃の手を緩めることなく相手ゴールに襲い掛かり、渡邉悠太選手、原陸斗選手、佐渡陸選手と得点を重ね7-1で勝利。上位トーナメント進出へ向けて大きな勝点3を得ることができました。


明日の第1試合はグループリーグ最終戦、ベトナムのナビフーニュン ホーチミン市FCとの対戦となります。この試合同様にメンバー全員が一丸となって勝利に向かって躍動し、自分たちも見ている人も熱狂できる試合をして上位トーナメント進出を勝ち取りたいと思います。


夜には出場全チームによる大変華やかな交流パーティーが開かれ、選手たちは積極的に他国選手たちとのコミュニケーションにチャレンジしていました。





ー3日目ー


大会も3日目、グループリーグの最終戦は地元ベトナムのナビフーニュン ホーチミン市FCとの対戦です。

試合前のミーティングでは現在のチーム状況(この試合に勝つことが上位トーナメント進出には必須であること)を確認。



この大会のチームのテーマでもある「サッカーの本質」、「一体感」の大切さを再確認しました。 そろそろ遠征の疲れが見え始めるころですが、ウォーミングアップではいつも通り深川伝統の気合の雄叫びをあげ、全員でテンションを上げていきます。 



 立ち上がりから相手はあまり前には出てこず、ゴール前中央をしっかりとブロックしてきましたが、8分に村上鷹選手がドリブルでボックス内に仕掛けPKを得ると、自らキックも一旦は相手GKに弾かれますが、安達一平選手が素早く反応し押し込み、先制に成功します。16分にも安達選手が追加点を加え2-0で前半を折り返します。



ハーフタイムに山口コーチからは「みんな自分がやりたいプレーだけになっている。個人でもチームとしもやるべきことをしっかりやること。味方、相手をしっかり見てプレーすること。切り替え早く相手のカウンターを許さないこと」という話がありました。しっかり気持ちを入れなおした選手たちは、途中交代で入った選手たちも含めて、さらにギアを上げ4得点(内田桜助選手、小野京太郎選手、原陸斗選手、平井夢星選手)を奪い、トータル6-0で勝利しました。 


 この結果によりグループリーグ2勝1分けの勝ち点7で1位が確定し、午後からの上位4チームによる決勝トーナメントへの進出が決定しました。



 準決勝の相手はベトナムのハノイFC。グループリーグで日本から参戦のベガルタ仙台、横浜FC鶴見を破り全勝で通過してきた強敵です。 山口コーチから「これまでの相手とはレベルが違う。テクニカルでシステマティックなチームで、前からプレッシャーに行って全員がハードワークしないと勝つことはできない」とミーティングで話をされていた通り、序盤から五分五分の一進一退の攻防が続きます。

前半12分に安達一平選手が右サイドを抜け出て、狭い角度ながらもゴール左隅に冷静に流し込み先制し、1-0で前半を折り返します。後半も同様の展開が続く中、19分に途中出場の原陸斗選手が追加点を奪いますが、直後の20分に失点を許し、その後は相手の迫力あるパワープレーに防戦を強いられるも、最後まで集中力を切らさず2-1で勝ち切り、決勝戦進出を果たしました。


決勝は明日、今大会のホストチームでもあるベガミックスビンズンFCとの対戦となります。完全アウェイの雰囲気での戦いとなることが予想されますが、これまで通り「サッカーの本質」と「一体感」を大事にチーム一丸となって優勝を目指して元気一杯戦います。