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2016.3.28[アカデミー]

【U-15】中国・広州遠征レポート3日目

遠征3日目の今日は、いよいよ大会初日。待ちに待った国際大会が始まります。
午前中はスタンドもあるメインコートでの開会式。鼓笛隊の演出もあり
スタンドも恒大足球学校の生徒で埋め尽くされました。

      開会式会場で集合写真

1回戦はその地元恒大足球学校チーム。ただしファーストチームはスペイン遠征中
とのこので、相手はサードチーム。負けるわけにはいきません。

  試合前のミーティングは入念に行われた いよいよ初戦のピッチへ

試合は技術の差が明らかな相手に対して圧倒的にボールを支配して進めるも、初戦の緊張からかチーム全体に硬さが見られる。
またグランドの悪さも気になったのか必要以上にセーフティーな試合運びとなり、横パスやバックバスが多く決定的な形が作れない。
そうこうしているうちに相手にFKからワンチャンスを直接決められてしまう。


「このチームの課題」と奥原監督が遠征初日から指摘していたのが「失点された直後」の試合運び。
そこからの立て直しができずにここまで関東リーグでも良い結果が出せていない、とのこと。
さあ、ここから盛り返すことができるのか、と不安になったがこの日はすぐにCKから同点に追いつく。
一つ課題が克服されたか?
その後もFC東京が攻め続けるも、恒大も球際の激しさとゴール前の体を張った守備で得点を許さず、1対1の同点で前半終了となった。


ハーフタイムで一度落ち着きを取り戻したFC東京に対し、前半終了付近から足が止まり始めた恒大。
後半開始からはFC東京の一方的な展開となり、後半9分、ゴール前の粘りから小林選手がゴール!
ついに勝ち越しに成功すると23分、またも小林選手が、今度は前半恒大に決められたのと同じような場所からのFKを直接決め3対1とする。
その後も白石選手が得点を重ね5対1で終了。
恒大は多くの選手が足を攣ってしまったこともあり、後半はまったくチャンスを作れず終えた。
FC東京としては、今後の得失点差も考えるとあと2,3点はとっておきたい後半であった。


5対1で終わった試合は、このチームの良いところと悪いところが如実に現れた試合であった。
特に攻撃陣は能力的にはとても高いものを持っているので、もっと自分で責任を持って積極的に攻めてほしいしもっとできるはず、と期待してしまうような試合でした。

サイドでの1対1の攻防 試合後、選手同士でコミュニケーションをとる

この大会は8チームが2グループに分かれ上位2チームが決勝トーナメントに進出する形式。明日の相手は山東魯能足球学校。
これまでに中国A代表に30人以上、世代別も合わせると140名以上の代表選手を輩出し、全国大会優勝回数も50回近い育成の名門。
今日の相手よりもかなりレベルが高いと思われるが、今日の課題・手応えをしっかりと整理してグループ突破のためにもなんとしても勝ちたい。