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2019.3.24[アカデミー]

【U-18】イングランド遠征3日目

イングランド遠征3日目。

この日は、朝7:00からホテルの目の前の海岸沿いを散歩しました。
気温が低く風も冷たい気候です。現地の方によるとこれがいつもの天気だそう。


散歩の後は朝食。
食事会場では、自分たちの直近の試合映像を流しました。
今日の試合に向けて自分たちのプレーの良い部分と悪い部分の確認を行ないました。

ほぼ全員が食べ終わったころ、中村監督から「次に良いプレーが流れたら食事を終わります」という一言が。

ただ、そこから5分ほど良いプレーが見られず、試合の後半に流れが悪くなるというチームの課題を痛感した瞬間でした。

その後、少し休憩を挟み、近くの広場で30分ほど軽く身体を動かしました。
広場でスパイクを履いてボール回しをするという状況に、選手たちも「ここでやっていいんですか?」と一言。



改めて日本とイングランドの環境の違いを考える瞬間でした。

そしていよいよイングランド遠征最初の試合となるサンダーランドAFC戦へ。
クラブハウス内の壁には、クラブの歴史を伝える写真や歴代のアカデミーからTOPチームに昇格した選手たちの写真が飾られており、イングランド代表のジョーダン・ヘンダーソン選手のアカデミー時代の写真もありました。


試合前のミーティングでは、中村監督から三浦知良選手の新聞記事の紹介があり「どんな環境もに対応できなければ一流の選手にはなれない」という話がありました。時差ボケや食べ慣れない食事、芝の質感など日本とは全く違う環境だけれど、そこで結果を出さないと本当に強い選手にはなれないという話をし、全員の士気を高めながらグランドへ向かいました。

対戦相手のサンダーランドのチームはU-19の選手が中心で体格差は歴然でした。
試合時間は45分ハーフ。


開始早々、前線からの素早いアプローチで相手にプレッシャーをかけると、3分に小林里駆が相手GKのミスを逃さず先制ゴール。その後もシンプルに繋ぎながら自分たちのペースで試合を進めていきます。しかし、25分過ぎからプレーや判断の遅れが見られる嫌な展開に。
33分にコーナーキックから失点。前半を1-1で折り返します。
ハーフタイムに中村監督から「相手に合せて少し緩めてしまうのがこのチームの課題。そこをしっかり考えて、最後までやり切れるようにしよう」という指示があり後半へ。


メンバーとシステムを変更し後半がキックオフ。
立ち上がりから細かいパスでリズムをつくると、54分に小林里駆がうまく抜け出したところをファウルで止められPKを獲得。これを確実に決めて2-1。
しかしその2分後、アプローチが遅れた一瞬の隙をつかれ失点。
その後は交代で全ての選手を起用しながら一進一退の攻防を繰り広げるも80分にまたもコーナーキックから失点し2-3で試合終了。
自分たちの強みと弱みがはっきりした試合でした。


試合後にサンダーランドの施設を見学させていただき、改めてスケールの違いを感じさせられました。その後ホテルに戻り遅め昼食をとり、サンダーランド市街を散策。




ホテルに戻った後は、フリータイム。
ホテル内にあるジムで筋力トレ―ニングをしたり、プールやジャグジーでリラックスしたりと、選手たちはそれぞれの時間を過ごしました。

夕食後には、試合の振り返りへ。
失点場面を見ながら中村監督からは「映像に映っていない場面も含めていろんなミスが失点に繋がっている。誰のミスというわけではなく、全員が責任を感じながらプレーしてほしい」という話がありました。

明日は、ニューカッスルとハダースフィールドとの試合。
また色々なものを吸収して成長に繋げていきたいと思います!