NEWSニュース

2019.3.25[アカデミー]

【U-18】イングランド遠征4日目

イングランド遠征4日目。

今日は、太陽が出ていて昨日より温かい一日のスタートでした。
4日目になりましたが、毎日おいしい食事があるおかげで体調不良の選手もなく、ここまで順調にきています。


今日はニューカッスル・ユナイテッドFCアカデミーの練習場にて、ニューカッスルU-18とハダースフィールドタウンU-20とのミニフェスティバルに参加しました。


ニューカッスルといえば、もちろん武藤嘉紀選手が所属するチームですが、武藤選手は都合が合わず、残念ながら今回の遠征では会えませんでした。

ですが、ニューカッスルの歴史の中で初めてのミニフェスティバルの開催、またニューカッスルの練習場に海外のチームが入ったのも我々が初めてだったようで、ニューカッスル関係者の方にとても歓迎していただきました。

ニューカッスルのアカデミー施設もサンダーランド同様、とても規模が大きく、天然芝7面、人工芝1面の素晴らしい環境でした。

試合前、中村監督からJ3藤枝戦に先発出場した3年生の岡哲平と金誠敏の話があり
「仲間が日本で頑張っているから俺たちも負けていられない。また、相手はみんなの先輩の武藤選手がいるチームのアカデミーだから、無様な試合をして武藤選手に恥をかかせるわけに

はいかない。『武藤の後輩たちすごいね』と言われるように絶対勝ちましょう!」という熱い言葉で選手たちをグランドに送り出しました。

立ち上がりから相手にしっかりプレスをかけ、良い形を作りましたが、5分と8分にミスから失点を喫してしまう苦しい展開。
しかし気持ちを切り替え、全員で連動しながらプレッシャーをかけ、奪ってからすぐ攻撃に繋げるという戦い方でチャンスを作り出します。



26分、右サイドでうまくパスが繋がり小林里駆が折り返したところを宮田和純がしっかりゴールへ流し込みまず1点。
しかしその2分後、サイドを崩され失点。そのまま1-3で前半を折り返します。
ハーフタイムは5分。
少しずつチャンスの数は増えましたが、ラストパスが弱かったりシュートの精度を欠き、なかなか得点が奪えない状況が続きます。


試合時間残り8分のところで、中盤でボールを奪いショートカウンター。最後は小林里駆が決めて1点差。
そこから勢いにのり、全員でプレッシャーをかけながら同点ゴールを目指すもゴールは奪えず、2-3で試合終了。

得点こそ1点差でしたが、4本のシュートで3点を決められ、対する東京は7,8本のシュートを放ち2点しか奪えないという結果でした。

1試合目が終わって次の試合が13分後と迫る中、中村監督からは「悔しい敗戦だけどもう次の試合が待っている。気持ちを切り替えてしっかり戦おう。」という話がありました。

2試合目の相手のハダースフィールドは20歳の選手も何人かいるチームで、平均身長の差が10cmほどある相手でした。


1試合目からスタメンを7名入れ替えキックオフ。
12分に相手ゴール前で得たフリーキックを新が鮮やかに決め先制点を奪います。しかし、その3分後ロングボールから一気にゴール前に運ばれ失点。
その後は両チームチャンスを作れないまま、このまま前半終了かと思われた29分にカウンターを受け失点。1-2で前半を折り返します。



ハーフタイム、中村監督から「攻撃に厚みを持たせること。DFラインはチャレンジ&カバーをしっかりして、一人一人が責任を持ったプレーを見せてしっかり勝ちにいこう」と指示がありました。

中村監督の指示通り攻撃の厚みは増すものの、ちょっとしたパスのズレが目立ち、なかなかボールをゴール前に運べません。
後半途中から少しずつテンポが上がり、シュートまで持ち込みますが枠を捉えることができません。

終了間際に久保征一郎がヘディングシュートを放つもゴールは奪えず、そのまま試合終了。
2連敗でミニフェスティバルを終えました。

その後、ニューカッスルとハダースフィールドの試合を観戦。
チャンスを必ずゴールに結びつける決定力の高さや球際のぶつかりあいは同じ年代とは思えないほどのレベルの高さでした。
全ての試合後、3チームが集まって簡単なセレモニーへ。
そこでニューカッスルのアカデミーマネージャーのジョーさんから参加に対するお礼の言葉をいただきました。



その後はクラブハウス内にあるレストルームでニューカッスルが用意してくれた軽食をいただき、最後にアカデミーマネージャーのジョーさんにお礼の挨拶。
キャプテンの小林里駆から「このような機会を与えていただきありがとうございます。試合では力の差を痛感させられました。これから日本に帰って成長して、次に試合する時は絶対に勝てるよう頑張ります」と伝えると、ジョーさんから「こちらこそ遠くまで来てくれてありがとう。試合を見たけれど、本当に良いチームで個人スキルが高い選手ばかりですごく可能性を感じた。ただ、日本に帰ってからではなく、こちら(イングランド)でまだ試合があると思うので、そこから頑張ってください。君たちならできる。これからの成長を楽しみにしてます。今後来たときは武藤も一緒に会いましょう!」と言っていただきました。



明日はサンダーランドを離れ、次の拠点となるバーンリーへ移動します。
いろんな刺激を受けて成長へ繋げていきたいと思います!