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【前野陽生】分身ロボットOriHime(オリヒメ)で「社会科見学」2019.10.03

10月に入ってもまだまだ暑い日が続きそして、朝晩の寒暖差が少しづつ激しくなってきました。
みなさま、お体には十分、ご自愛ください。

私のスタッフ日記ですが約1年ぶりの掲載となります。
現在、地域コミュニティ統括部に在籍し、主にクラブの社会貢献、社会連携活動の仕事に携わっています。

先月下旬に小平グランドにて分身ロボットOriHimeを活用して、病院内学級の生徒たちの「遠隔社会科見学」を実施しました。

OriHimeといえば、2年前に別の病院で入院中の高校生の分身として、弟にそのOriHimeを抱えてもらって一緒に味の素スタジアムでFC東京の試合観戦を体験してもらいました。
病室にはスタジアムの臨場感や弟からの声が、手元の操作タブレットに届き、またスタジアムの側でも(病室の兄が操作している)OriHimeの仕草や対話から、両者がそれぞれに一緒に観戦している感覚になれたものでした。

今回は、病気で外出が難しい生徒たちの分身として、先生にそのOriHimeを抱えて「小平グランド」に行ってもらい、Jリーグのプロサッカークラブの練習場を見学して学んでもらうことを企画しました。

遠隔社会科見学の概要ですが、独立行政法人国立成育医療研究センター内に東京都立光明学園「そよ風分教室」という学校があります。
今回は教室に来られた約10名の小学生・中学生・高校生に、施設やトレーニングを見学してもらい、グランドの芝生についてグランドキーパーより説明を受けたり、さらに選手たちともお話してもらうことができました。
OriHimeからの映像を通して会話を中心とした遠隔社会科見学を楽しんでもらいました。

OriHimeは教室内で操作ができ、首(左右)と両手が動きます。両手では「嬉しい」「拍手」などのいくつかの表現ができます。
外出できない、自分自身の体を思うように動かすことのできない方々にとって、外とのコミュニケーションを取るには非常に素晴らしいロボットです。

まさに自分の分身です!

橋本選手とは「拳人ポーズ」、オ ジェソク選手、ナ サンホ選手とは通訳を介しての会話や今韓国で流行っている指を使ったハートマークの披露もあり、生徒たちもそれぞれ真似をして喜んでくれたようです。




それだけではなく、上記3選手をはじめ、内田選手、石川クラブコミュニケーターも、サッカーというスポーツを通した経験をいかして生徒たちへ答えてくれていました。


クラブ創設21年目。創設以来、地域を大切に・地域のみなさまを大事に、そして地道で頑なに、FC東京はホームタウン活動を行ってまいりました。

これからも、クラブと地域社会とのつながりを大事にし、このような活動を相手の立場に立って1つひとつ丁寧に、寄り添いながら行っていきたいと思っております。

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